社内恋愛に悩んだときの処方箋

私の主宰する「恋と仕事のキャリアカフェ」には、社内恋愛に悩む方も多く相談にいらっしゃいます。

一つの目的に向かって濃密な時間を過ごし、隠れた人柄に触れることも多く、ふとした仕事の合間には目線の先にいつもいる……。社内の仲間と恋に落ちてしまうことは、ある意味とても自然な流れといえます。

ですが普通の悩み以上にいろんな要素が絡まり合ってしまい、普段冷静な人でも「どこからどう手をつけていいかわからない」と混乱してしまうことが多いのが特徴です。

以前、友人から受けた相談の場合、退職して以前からやりたかったことにトライしてみたいという思いがある一方、辞めてしまうと社内で気になっている人と距離ができてしまうことに悩んでいました。

カウンセリングの時もそうなのですが、こういうときは仕事の要素と恋愛の要素をなるべく切り分けるようにします。

もちろん「仕事は仕事、恋愛は恋愛」と割り切ることができないからこそこうして悩んでいるわけなのですが、このふたつを心臓外科医のチームの心境で慎重に切り分け、それぞれの今の状態について、これからの展望について考えていきます。

仕事のことを考えるときには、なるべく彼のことを考えないようにします。

彼のことを考えるときには、なるべく仕事のことを考えないようにします。

そうすると、今自分にとって大事なのはどちらかがわかってきて、まったく違った観点で悩みをとらえることができます。そうこうするうちに「どっちかを選んで、どっちかを捨てる」ではない、第3の道が見つかることもよくあるのです。

「社内恋愛はリスクが高いから絶対ナシ」と力むのではなく、進んでリスクを取りながらも、いつでも冷静な判断ができるよう、備えておきたいものですね。
(五百田達成)

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