いちいちウザい! 恩着せがましい男の理由と上手な扱い方
「こうしてやった」「ああしてやった」と、いちいち恩を着せてくる人っていますよね? しかもそれが男性だった場合、あなたは恋愛対象から外すはずです。交際して毎日こんなことを言われたのでは、デートも楽しくありません。でも恩を着せるには理由があるのです。その気持ちもちょっと考えてみませんか?
恩を着せてくる理由は、その人が自分に存在感を覚えないからです。自分がそこにいる理由が見いだせず、例えば職場で必要とされている気がしない。家族内でも友人間でも、同じ感覚がつきまとっているのかもしれません。「あなたがいなくちゃ始まらない」「あなたがいてくれてよかった」と、言われた経験が少ないのです。だから「私のおかげであなたは助かったんだよ」と、わざわざ言わなければならないんですね。感謝されることで、自分の存在を確認しようとする。でも明日にはまた、自分が忘れられているかもしれません。だからまた「~をしてやる」ことを探して、それをしてあげるのです。
でもあなたとしては恩を着せられて、何とも楽しくありません。むしろ鬱陶しいだけ。だからこの人とはあんまり関わりたくないと思うでしょう。そして距離を取り始めます。するとその人はますます「自分の存在が忘れられてしまう!」と恐怖に陥れられるでしょう。「これだけのことをしてやったのに」「こんなにしてあげているんだから」と、態度は恩着せがましく、傲慢な親切の押し売りです。でも心は「離れないで!!」と哀願状態。本当は必死ですがっているのです。
たくさん何かしてもらうと、「そこまでしてくれると、なんだか申し訳ない」という気持ちになると思います。すると、その人のわがままを少し聞いてあげようと思ったり、頼み事を引き受けてあげようと思うはず。冷たくできなくなり、気が付くとその人の言いなりになってしまうこともあるでしょう。恩を着せることで、相手をコントロールし手中に収めたいわけです。
ところがあなたが思い通りにならない。すると「これだけしてやっているのに」というアピールで、あなたがお返しをせざるを得ない心境を作り出そうとするのです。いずれにしても、その人には「全く自分に自信がない」というのがわかるはず。単純に貸し借り程度の話なら、それもひとつのコミュニケーションなのですが、恩着せアピールからの自己顕示となれば、さすがに鬱陶しいですよね。
基本的にはその人の心を汲み取って「自分の存在感を知らしめる場所がないのだ」と、好きなようにさせてあげるのが、平和的な解決方法です。その人はあなたになら、理解してもらえると思って必死になっているのですから。
「してやっている」というのなら、こっちも「させてやっている」と思うのもいいかもしれません。させてやっているのだから、お返しをする必要はありません。でも時折、本当に助かることもあるので、その場合は素直に「ありがとう」という言葉やお返しをすると良いでしょう。
少しへりくだった形で「あんまりされても、お返しできないから困ります」「時間や手間を取らせて悪いので、これ以上はもうしなくていいです」とやんわりお断り。それでもしてくるのなら、お返しをできない旨は伝えてあるので、そのまま放っておきましょう。
相手への対応を決める前に考えて欲しいのは、あなた自身が「してもらって当たり前」という態度を取っていないかということ。恩着せがましくするつもりはなかったけれど、あなたの態度に腹が立って、ついそんな態度に出てしまっているかもしれません。
また、反面教師として、あなた自身が誰かに恩着せがましい行動を取っていないか確認してみましょう。良かれと思ってしたことが、相手には迷惑な場合もあるのだと、このタイプの人は教えてくれています。
(鈴木ナナ)
自分の存在が風化しそうで怖い
恩を着せてくる理由は、その人が自分に存在感を覚えないからです。自分がそこにいる理由が見いだせず、例えば職場で必要とされている気がしない。家族内でも友人間でも、同じ感覚がつきまとっているのかもしれません。「あなたがいなくちゃ始まらない」「あなたがいてくれてよかった」と、言われた経験が少ないのです。だから「私のおかげであなたは助かったんだよ」と、わざわざ言わなければならないんですね。感謝されることで、自分の存在を確認しようとする。でも明日にはまた、自分が忘れられているかもしれません。だからまた「~をしてやる」ことを探して、それをしてあげるのです。
ところが悪循環を生む
でもあなたとしては恩を着せられて、何とも楽しくありません。むしろ鬱陶しいだけ。だからこの人とはあんまり関わりたくないと思うでしょう。そして距離を取り始めます。するとその人はますます「自分の存在が忘れられてしまう!」と恐怖に陥れられるでしょう。「これだけのことをしてやったのに」「こんなにしてあげているんだから」と、態度は恩着せがましく、傲慢な親切の押し売りです。でも心は「離れないで!!」と哀願状態。本当は必死ですがっているのです。
罪悪感まで起こさせようとする心理(返報性の法則)
たくさん何かしてもらうと、「そこまでしてくれると、なんだか申し訳ない」という気持ちになると思います。すると、その人のわがままを少し聞いてあげようと思ったり、頼み事を引き受けてあげようと思うはず。冷たくできなくなり、気が付くとその人の言いなりになってしまうこともあるでしょう。恩を着せることで、相手をコントロールし手中に収めたいわけです。
ところがあなたが思い通りにならない。すると「これだけしてやっているのに」というアピールで、あなたがお返しをせざるを得ない心境を作り出そうとするのです。いずれにしても、その人には「全く自分に自信がない」というのがわかるはず。単純に貸し借り程度の話なら、それもひとつのコミュニケーションなのですが、恩着せアピールからの自己顕示となれば、さすがに鬱陶しいですよね。
どう対応するのがいいのか
基本的にはその人の心を汲み取って「自分の存在感を知らしめる場所がないのだ」と、好きなようにさせてあげるのが、平和的な解決方法です。その人はあなたになら、理解してもらえると思って必死になっているのですから。
「してやっている」というのなら、こっちも「させてやっている」と思うのもいいかもしれません。させてやっているのだから、お返しをする必要はありません。でも時折、本当に助かることもあるので、その場合は素直に「ありがとう」という言葉やお返しをすると良いでしょう。
少しへりくだった形で「あんまりされても、お返しできないから困ります」「時間や手間を取らせて悪いので、これ以上はもうしなくていいです」とやんわりお断り。それでもしてくるのなら、お返しをできない旨は伝えてあるので、そのまま放っておきましょう。
相手への対応を決める前に考えて欲しいのは、あなた自身が「してもらって当たり前」という態度を取っていないかということ。恩着せがましくするつもりはなかったけれど、あなたの態度に腹が立って、ついそんな態度に出てしまっているかもしれません。
また、反面教師として、あなた自身が誰かに恩着せがましい行動を取っていないか確認してみましょう。良かれと思ってしたことが、相手には迷惑な場合もあるのだと、このタイプの人は教えてくれています。
(鈴木ナナ)
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この記事を書いたライター
鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。