男女の脳は全然違う! 互いに「は!?なんで?」と感じる、よくあるすれ違い3選

男性と女性は、本当に別々の生き物のようです。あなたが良かれと思ってしたことは、彼には全く意味不明。むしろ<あなた>の行動の意味がわかりません。そこであなたも応戦するように「こんな人とは合わない!」と即決してしまうのは大間違い。男と女はこんなにも感覚が違うのです。

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男性はシングルタスク型、女性はマルチタスク型


これは脳科学の話でもあるのですが、男性は基本的にひとつのことしかできません。それに比べて女性は複数の作業を同時にこなせます。だから彼がマンガを読んでいる時に話しかけても、そのマンガを読む手を一旦止めないかぎり、話はほとんど聞こえていないのです。でもあなたは料理をしながら話しかけることもできるはず。ここですれ違いが生まれます。

あなたは話したつもりになっているから、彼は当然聞いていると思っています。でも聞いていないわけですから、「ちょっと! 聞いてるの?」と生半可な返事に苛立ってしまう。さらには、言った言わないで口論になったり、あなたが前に説明したつもりのことを彼は「そんなの聞いてない!」と怒り出したり。本当に聞いて欲しい話があるときは、彼が何もしていない時を狙いましょう。テレビがついているだけでも、意識はすぐにそちらを向いてしまうので、話す前に消しておいたほうが無難です。

悩んでいる時、話して解決するのが女性、放っておいて欲しいのが男性


これはすれ違いの大きな原因となる部分です。女性は悩みを話すだけでも、心が楽になりますよね。具体的な解決は二の次。ですが男性は、悩みを話したがりません。自分の悩みは自分で解決してこそ。相談なんてカッコ悪いことはできません。それくらい自尊心が高く、自分の弱点は見せたくないのです。

でもあなたは、自分が悩んでいるならその悩みを相談したいと思うように、彼が悩んでいるならその話を聞いてあげようと思います。なかなか話さない彼に「最近どうかしたの?」と声をかけるでしょう。これが男性にはウザいわけです。
逆にあなたは悩んでいるのを伝えているのに、彼は「どうしたの?」と言ってくれません。「私に関心がないんだわ」と思い込むはず。これも男性は良かれと思って、そっとしておいているだけなのです。ここに大きな相違がありますね。

自分はそうでも相手はそうではない。女はそうでも男はそうではない。話を聞いてもらいたいなら率直に、「ちょっと聞いて欲しいんだけど」と言った方が耳を傾けてくれます。そして彼が悩んでいるようなら、無理に聞き出さずそっとしておくのが一番。

時間間隔が短い女性と長い男性


「大人の時間はなぜ短いのか」の作者・一川誠氏が行った実験によると、「マットに寝ころんだ状態から3分経ったらボタンを押してください」という指示を出したところ、女性の方が経過時間を短く評価したのだそう。もしかしたら女性の方が、せっかちと言えるかもしれません。女性は限られた時間をハッキリ認識しています。子どもが埋めるのは何歳まで? 結婚できるのは? 仕事で現役としていられるのは? 日々、鏡を見ながら肌の衰えを感じ、友人たちはどんどん結婚していく、男性は若い女性にばかり目が行くのを実感しています。多分本能的に焦りがある。

「いつになったら○○してくれるの?」というフレーズを無意識に使っていませんか? でも男性はあなたを待たせているという認識が薄いんですね。「なぜそんなに急かすのだろう?」と思いながらも、この言葉に対して、あいまいな返事しかしてきません。「この仕事が終わったら、考えればいいかな」くらい。その間も女性は頭を抱えて、刻々と時間が磨り減っていくのを感じています。

実際に花の命は短いのですから、男性の悠長な時間感覚に付き合って、一番いい時期を台無しにするのは考えもの。本当に先の約束を実行してくれないようなら、キッパリ見切るのもひとつの手だと思います。

だからどっちが正しいとか、優れているという話ではありません。あくまでも、違いを知ることが大事だということ。何も考えなくても、合う人が見つかればラッキーですが、そんなことはなかなかありません。だからこそ、「男性とはこういうもの」「男と女は違う生き物」と知っておくだけで、すれ違いがストレスにならずに済むような気がします。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。

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