ちゃんと考えてんの!? 年下彼氏に結婚を意識させるための3つのポイント

筆者の知り合いに、現在同棲中のカップルがいる。男性の方は今年で社会人2年目。女性の方は年上で、そろそろ結婚を考える年頃。彼女から話を持ち出してみているものの、保留にされてしまっていると言う。

「とりあえず2年、様子をみるか……」と、言う彼女だが、果たして2年で結論は出るのだろうか。結婚するには、機が熟すのを待つだけではなく何か必要なものがあるのではないか。
今回は、年下男子から「結婚」の言葉を引き出すために大切な3つの項目をお送りする。

目次

1.叱るよりも優しさを


男性が年上女性に求めるものは、包容力だ。仕事から疲れて帰ってきたときは「遅かったじゃない」と文句を言うのではなく「遅くまでお疲れさま」。何か失敗をしでかして元気がなさそうなときは「何をやってるの」ではなく、「気にしたらだめ」と慰めてやることが大切だ。

年上の恋人を持つ男性は特に、パートナーからの愛情を求めている。「いつも彼女に支えられて、頑張れるな」という思いを抱かせることができれば、結婚への道のりもグンと近づくだろう。

女性の側は、日々の疲れを男性に癒してもらってはダメかというと、もちろんそんなことはない。ただ、肩を揉んでもらったり、家事をやってもらったりしたときに、それを当然として受け取るのはよくない。「いつも助けてくれてありがとう」と言いながらパートナーを抱きしめるなど、やはり包容力で感謝を返すことが大切だ。

2.「この子は俺がいないとダメだな」と感じさせる


次に結婚に必要なものは、「か弱さ」である。先に包容力が大切と書いたが、母親並の大きすぎる包容力を発揮してしまうのも問題だ。

か弱さがないと、男性の方は「俺が一緒にいなくても、彼女は一人でやっていけそうだ」なんて思いがわいてくる。そのうち気になる年下の女性を見つけて破局、というパターンも決して少なくない。「この子は俺がいないとダメだな」と感じさせる部分も残しておく必要がある。

知り合いのカップルのケースでは、料理は彼氏の方が得意で、いつも作ってもらっているという話もあった。それはそれで悪くない。

包容力は大切だが、彼氏が得意な分野まで無理して女性の方で引き受けようとしなくていい。お互いがお互いの得意分野でカバーしあって、生活のバランスを取っていくことが重要である。

3.出産までのリミットを理解させる


最後は、どうしても時間の考慮が必要になってくる。女性の場合、妊娠できる年齢が限られているので仕方がない。だが、つい焦りが出て「まだ結婚してくれないのかな」と急かしてしまうと男性側も楽しくない。「やっぱりもっと若い子に……」と気持ちが揺れてしまうことにもなりえる。

今回のカップルの「2年様子をみる」は、英断ではある。ただ2年と決めたからには、それ以内で結果が出なかった後、ズルズル付き合い続けるのはよくない。筆者の姉も、将来のことを考え、結果の出なかったある男性との交際をパタッと辞めてしまった。そして30代半ばにして新しい男性と出会い、結婚。去年の末に無事子どもも生まれ、今は幸せな生活を送っている。

男性は、結婚に対して優柔不断な傾向にある。年下の場合はとくにそうだ。そんなときは、出産までのリミットがある女性の側がキッパリと決断をくだしてやることも必要かもしれない。

以上、年下男子に「結婚」を考えさせる3つの項目を挙げてみた。男性というものは、女性に対していろんな意味で甘えを求めている。男性が年下ならその傾向もますます強い。長く付き合っていると、「やっぱり頼れる年上の方がいい」と不満が出てしまうこともあるかもしれない。けれど女性の側はその甘えを受け入れながら、ときには突き放し、律してあげることが大事だと思う。
結婚を意識しない彼が少しでも、現実を考えてくれるように、まずできることからトライしてみてほしい。
(平原学)

この記事を書いたライター

平原学
1985年佐賀県生まれ。作家・ライター・小説家。妻から「私より女子力高い」と言われているのが悩みの種。著書に『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)がある。

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