目指せ、引きずらない女! 失恋を「ポジティブ変換」する5つのヒント

失恋した相手をいつまでも想い続けるのは、一途さゆえの“美徳”でしょうか。そうした意見もあるでしょう。でももしかしたら、過ぎ去ったことを延々クヨクヨと悔いているのは、現実を受け止められない自分の弱さの表れなのかも……!? 限りある人生、ひとしきり悲しんだら現実をちゃんと受け止めて、気持ちを前に切り替えていきたいですよね。そこで本日は、失恋を“ポジティブ”に変換して、前向きになるためのアイデアをいくつかご紹介します。

目次

(1)「ひとつ山を登って、降りてきただけ」と考える


まずは、「私はひとつの山(=彼との恋)に登って、降りてきただけ。また同じ高さの平地に戻ってきただけだ」とイメージしてみる方法です。登山の疲れや筋肉痛はまだ残っているけど、それもそのうち必ず消える。頂上で見た素晴らしい景色は忘れなくてもいいし、新たな力を蓄えたら、また次の山を目指そう――。そんな風に考えてみてください。

最大のポイントは、「出会う前の自分に戻っただけ」という点。彼を知る前の自分だって元気に楽しく生きていたし、彼が現れて、いなくなったこと以外は何も変わってない。だったら、大丈夫じゃない!? そんな風に思えるようになると、前向きな力も湧いてきやすいでしょう。

(2)「遊園地からは帰らなくちゃ」と考える


続いて、こちらも一種のイメージ法。とても刺激的で盛り上がる恋だったという方は、「遊園地」を思い浮かべてみるといいかもしれません。彼との恋愛はまるでアトラクションみたいに楽しかった。でも乗ったが最後、あっという間に終わってしまった。どんなに楽しくても、夢の国にずっとはいられないし、日常に帰らなくちゃ。次は、もっと日常に近い、落ち着いた恋をしよう――。そんな教訓を得るのもいいでしょう。

(3)「これからは好きな事が思う存分できる!」と考える


「恋が終わった今、何をするのも自由だ!」。そう考えてみるのも一案です。恋愛の最中は、相手に気に入られたい、関係をうまくいかせたいという思いから、少なからず、生活や言動で譲歩や制限、我慢をしていた部分もあったはず。でもこれからは、彼の嫌いなファッションや髪型をしても、夜遊びや合コンをしても、趣味に24時間没頭しても、だらだらと家でジャージを着て過ごしても(笑)、誰にも文句は言われません。

以前、同棲相手に「なるべく家にいて欲しい」と言われていた知人女性は、別れた後、堰を切ったように飲み会や海外旅行に出かけまくっていました。「失恋によって手にした自由を謳歌してやる!」と、とことん楽しんでみるのもおすすめです。

(4)「また別のステキな人と恋ができる!」と考える


自由といえば、これからは新たな恋をするのも自由です。「彼のことは残念だったけど、異性は世界に30億人以上もいるんだ。また別のステキな人を好きになる自由を手にした、無限の可能性を得たんだ!」と思えば、悲しくも、ちょっぴりワクワクしてくるかも!? 滅多に恋に落ちないタイプだという人は、「今回の恋ができたこと」をプラスに捉えてみて下さい。諦めていたけど、私はちゃんと誰かを真剣に好きになれた。またきっとそう思える人がいるはず。心をオープンにしていよう……。結果はどうあれ、“恋ができた自分”を喜び、好きでいてあげましょう。

(5)「愛すべき平穏が戻ってきた」と考える


恋愛中は気分が上下しやすいため、恋が終わると、「疲れた、しばらくもういいわ」というモードになる人もいるでしょう。そういう人は、失恋によって、「愛すべき平穏が戻ってきた」と考えるのもおすすめです。これからはもう彼のことで、不安になったり悲しんだりしなくていい。これは大きな利点ですよね。「ああ楽になった、肩の荷が降りた」とゆっくりお茶を飲んで、静かで穏やかな日常を楽しんでみるのもおすすめです。しばらく静かな生活を楽しみ、ちょっぴり飽きてきた頃には、また恋がしたくなるかもしれません。

「何かを失えば、何かを得る」のが物事の道理。失恋は悲しいことだけど、角度を変えて見れば、きっと何かプラスになっていることもあるはず。ひとしきり悲しんだら、それ以上は“引きずらない女”になるべし。ポジティブに変換して、前を向いていきましょう!
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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