男性とは基準が違う!? 女性がキュンと惚れる「素敵上司」の特徴

先日、最終回を迎えたドラマ『ようこそ、我が家へ』では、寺尾聡さん演じる謙虚ながら正義感の強い上司に、若い女性社員(山口紗弥加)が人として惚れ込み、職場で成長していく姿が描かれていました。このような描写からも分かるように、女性は仕事において「人」についていく傾向があり、「組織」や「仕事の内容、発展性」についていくことが多い男性とは、少し異なる上司の評価基準があるようです。

そこで今回は、女性が惚れる素敵な上司の特徴、そして逆に、女性が付いていきたくないと思う上司の特徴について、意見をまとめてみました。女性部下のいる職場でうまく仕事を回したいと思う男性も、ぜひご参考ください。

目次

やっぱり「言葉」が重要!? 女性が惚れる上司の特徴は?


(1)評価や期待をきちんと「言葉」にしてくれる
もっと多かったのが、「きちんと頑張りを言葉にして褒めてくれる」上司。「この人の指示や依頼だったら、特に頑張ろう!と思える人」という意見が多数でした。誰でも、自分への期待や評価をくれる人の存在は貴重ですが、特に女性は、これがモチベーションになる傾向が強いようです。

(2)いざというとき、かばってくれる
「責任は取るから、チャレンジしてみなさい」と責任を持ってくれたり、いざミスをしたとき、一緒に謝ったり庇ったりしてくれる上司も、女子人気が高いようです。冒頭でご紹介したドラマでも、自分と部下に散々嫌がらせをした相手に対して、部長は「謝ってください、彼女に!」と迫り、自分にではなく部下への謝罪を要求していたのが、印象的でした。こんな風に庇われたら、惚れちゃいますよね!(笑)

(3)誰に対しても平等で、家族思いである
また、上司の「人間性」や「普段の態度」を大いに評価するのも、女性に強い傾向かもしれません。目上の人にゴマスリをしてばかりだったり、掃除のおばちゃんへの態度が悪かったり、そして何より家族を大切にしていなかったり……なんてことがあると、どんなに仕事できる人でも、「人として信用できない」と嫌悪することも。そのぶん、いったん惚れ込み、憧れを持つと、盲信的にその上司のために頑張ろうとする、そんな傾向もあると言えそうです。

女性が付いていきたくないと思う、上司の特徴は?


では逆に、付いていきたくないと思う上司の特徴は? 以下のような意見が挙がりました。

(1)性別への偏見が強い上司
「セクハラ発言が多い上、思い通りにならないと、『女は扱いにくい』と吐き捨てる上司」「いつも男の部下だけを子分みたいに引き連れている上司。女性部下とはあきらかに扱いや待遇が違うので不満です」など。性別意識の偏りは、言葉や態度の端々にあらわれるもの。異性を扱うのが難しいのは誰でも同じですが、そんな中で、ちゃんと人として自分を見て接してくれているかどうか、女性部下は敏感に感じとっているようです。

(2)マウンティング心、嫉妬心が見える上司
女性上司に対する意見もありました。「自分が子持ちでバリバリのキャリアウーマンだからか、『あなた独身なんだから、もっとやれるでしょう?』という無言の圧力で迫ってくる。こちらも不出来で申し訳ないけど、憧れはしません」「たまに女子度をあげると、チクチク言ってくるお局上司がいます。生活指導の先生みたいでやりにくい!」など。同性は同性に厳しいと言いますが、女の世界ならではの無言の牽制は、立場に関係なくあるものなのかも……!?

(3)無責任で、自己保身ばかりの上司
「とにかく何でもかんでも“丸投げ”にしてくる上司。『担当者は君だから』と言いつつ、面倒に関わりたくない気持ちが透けて見える」「責任者のハンコだけ押せばいいと思っている上司。相談しても、まともな意見をくれない」など。部下を管理・マネジメントするのが上司の仕事とはいえ、いざといときにも頼れないと、信頼とは程遠い存在になる様子。これは男女問わずの意見かもしれませんね。

(4)自慢話の多い上司
「仕事の相談をすると、いつもなぜか過去の自慢話になって終わる上司」「ヨイショされて当然、みたいな雰囲気なので、飲みの席で隣に座りたくない」。自慢の態度はデートなどでも嫌われますが、女性部下を目の前にすると、つい必要以上に虚勢を張ってしまう、そんな上司もいるのでしょう。褒められようとするより、“褒める立場”であろうと意識している上司のほうが、部下の心をつかみそうですね。

「いざ自分が上司になってみて、大変さを知ったので、なんとも言えません(笑)」なんて意見もありましたが、影響力の大きい存在であることは間違いないもの。心から尊敬できる上司や、自分を認めてくれる上司に出会えるかどうかで、仕事人生も大きく変わってきますよね。皆さんが「人として惚れる!」と思う上司は、どんな人ですか?
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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