「連絡の頻度」だけで判断するのは勘違い? 男性の愛情のはかり方

普段は連絡無精でも、本命女性には多少マメに連絡をする、という男性は多いもの。コミュニケーション好きな女性にとって、「連絡のマメさ」は男性の愛情を量るひとつの指針となっていることでしょう。特に交際前や交際初期など、相手がまだよく理解できていない時期は、連絡が来ないだけでひどく不安になったり、逆に「こんなにマメに連絡をくれるってことは、好意を持たれているに違いない」「連絡してくるから大丈夫だろう」と思い込んだりもしがちですよね。しかし「連絡の頻度」だけを指針にしていると、読み違いをしてしまうケースもあるようです。

目次

「あんなにマメだったのに!」 勘違いエピソード集


「連絡はマメに来ていたものの、誠実な愛情以外の理由だった」というエピソードでは、以下のようなものを見聞きしたことがあります。

・失恋後で寂しくて、誰でもいいから女の子に構ってほしかった
・遊びたい時期で、できるだけ多くの女性の好意を引きつけておきたかった
・自分のしたい“マニアックな話”ができる友人が、他にいなかったから
・浮気をしていて、後ろめたい気持ちがあったから
・浮気がばれないよう、彼女の予定を細かく把握しておきたかったから
・仕事関係でむげにできない相手で、機嫌を取りたかっただけ

これを見る限り、「連絡がこんなに来るから、誠実に愛されているはず」「とりあえず連絡が来ているから順調だろう」なんて思っていると、痛い目に遭うことも!? 男性の思いを量りたいときは「言葉」よりも「行動」を見るべし、といった教訓はよく言われますが、「連絡」という少ない労力だけで、こちらの好意や関心を惹こうとしていると気づいたら要注意。単に「話し相手が欲しい」というケースも見られますし、連絡の頻度“だけ”で「誠実に愛されている」と判断してしまうと、あとで思わぬ誤算や落とし穴が待ち受けているケースもあるようです。

男性の「誠意の形」「愛情表現」はそれぞれ


一方で、「あんなに連絡無精だったのに、誠実に思われていた」という例もあります。女性Aさんは以前、メッセージが既読になるまでに基本2〜3日もかかるような連絡無精の男性にやきもきしていました。「微妙に言い寄られている気もするけど、好かれているのかよくわからない」とこぼしていましたが、彼は何度目かのデートで「結婚前提で付き合ってほしい」と真剣告白。すぐに親にも挨拶に来てくれ、無事に結婚に至りました。

また別の女性Tさんは、連絡無精な性格の旦那様が、自分が入院した際、毎日黙ってお見舞いに来てくれたことに感動したそうで、「連絡より、ちゃんと足を運んでくれる男性を選んだほうがいいよ!」「結婚してしまえば、連絡無精なことはそれほど気にならなくなるよ。毎日会えるから(笑)」といったアドバイスを熱弁していました。

相手の気持ちが不確かで不安な時期は、つい「連絡」を頼りにしてしまいがちですが、そのほかの態度や行動も含めてしっかり総合的に判断しないと、読み違いをしてしまうことも。最終的には「連絡を取らなくても心が繋がっている」と安心して思いあえる関係になることが、一番重要なのかもしれません。男性の誠意や愛情表現は千差万別。連絡の頻度だけで愛情を勘違いして失敗しないよう、注意したいものですね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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