働き盛りの男たちが恋愛を第一優先できない背景とは

7月は、夏の新ドラマが各局で一斉にスタートする月です。あなたが今期、注目しているドラマはどれですか? えっ、ドラマは観ない? 今期に限らず、もうしばらくドラマは観ていない? それはもったいないです! なぜならドラマには、恋愛ヒントが隠されているんですよ。

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ドラマに登場する「働く男たち」


ひと昔前までのドラマは、恋愛に特化した作品が多かったように見受けられます。対して最近は、「職業」に重きを置いたドラマが増えてきました。たとえば、『HEAT』(フジテレビ系・火曜22時)の主人公・タツヤ(AKIRA/EXILE)は、大都市開発プロジェクトに携わる大手不動産会社勤務のエリートビジネスマン。主人公ではありませんが、『エイジハラスメント』(テレビ朝日・木曜21時)に登場する保科晶彦(小泉孝太郎)は、5年先輩の女性上司を追い抜いて、花形部署の課長職に抜擢される役どころ。ほか、挙げていけばキリがないくらい、昨今のドラマには「働く男」の姿が、非常にわかりやすく描かれています。

働き盛りの男性は忙しい!


ドラマに登場する「働く男たち」を見ているうちに、自然と気付けるはずです。働き盛りの男性は忙しい……という、ごく当たり前の事実に。そりゃ、「私の彼氏は、ドラマに出てくるような華々しい企業に勤めているわけではない!」と思うかもしれません。確かに、華々しさには欠けるかもしれませんが、忙しいことに変わりはないはず。いや、むしろドラマの登場人物よりも、現実社会を生きる男たちのほうが、うんと忙しかったりするものです。ドラマを観ることで、「『忙しい』を理由に、会う時間を作ってくれない男性」への不満は軽減されるでしょう。むしろ、「これだけ仕事への比重が大きけりゃ、女にLINEなんぞ打っている暇はないよなぁ」とか、「休みの日くらいは家で寝ていたいだろうなぁ」とか、良い意味で諦めの気持ちがつくでしょう。

会えない夜はドラマ鑑賞を楽しむべし


「働く男たちが恋愛を第一優先できない背景」を実感するだけでなく、ドラマ視聴にはもう一つメリットがあります。ドラマを観ている時間帯は、おのずとストーリーに集中するため、「連絡がなかなか来ない」とか「来たけど内容がそっけない」など、ネガティブな感情を、一時的ではありますが、忘れられるのです。相手男性のことばかり考えて悶々と過ごすよりも、よっぽど健康的! また、「今日も会えないのか……。でも今日は、○時から『△△』を観たいから、まぁいいか」という気持ちにもなれます。ドラマにハマると、録画ではなく、その時間帯に視聴したくなるものですよ。

初回を見逃していたとしても、いまならどのドラマも2~3話目ですから、まだ間に合います。ドラマを観て、働く男たちへの理解ある女性を目指したいものですね。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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