束縛彼女は要注意。報連相が苦手な彼との付き合い方

今回のテーマはホウレンソウです。ホウレンソウといっても、「ホウレンソウのキッシュで彼氏のハートを鷲掴み!」とか「美容のために、鉄分豊富なホウレンソウを積極的に摂取しよう」などの話ではありません。ましてやポパイの話でもありません。「報告・連絡・相談」のホウレンソウです。

目次

報連相から解放されたい男心


お勤めの経験がある人は皆、ご存知でしょう。報連相は、社会人の基本です! 働き盛りの男性にとっては、あらゆるビジネスシーンにおいて意識しなければならない言葉でしょう。だからこそ! 仕事を離れたプライベートにおいては、報連相から解き放たれたいのが、働く男性たちの切なる願い! あなたは、愛する男性の貴重なプライベートタイムに、報連相を求め、疲労させていませんか?

おっと、失礼。まずは、一体どういった行為が報連相に該当するのか、僭越ながら解説いたします。

ホウ(報告)


「報告書はまだかね?」
「プレゼンの結果を報告したまえ!」
働く男性は日々、上司への報告を求められています。あなたは彼の上司ではないですよね? 彼を愛するイチ女性ですよね。それならば、「今夜の飲み会に女の子は来るの?」とか「昨日のオナニーのオカズは何だったの?」など、逐一報告を求めるのは慎みましょう。

報告を求めた瞬間から、彼の目線に映るあなたは、ハゲ散らかした上司のオッサンにしか見えなくなってしまいますよ。報告不要の姿勢で、「あなたを信用しています」という気持ちを前面に出したほうが、よっぽど好印象です。

レン(連絡)


「大阪支社に到着したらとりあえず連絡を一本いれたまえ!」
「何度も携帯電話を慣らしているのに、連絡がとれないとはどういうことかね?」
これまた、会社への連絡案件も日常茶飯事です。「新幹線の時間は伝えてあるのだから、大阪支社に着く時間くらい、だいたい見当がつくだろ!」と言いたい本音をぐっと堪えるのがビジネスマンですから。「取引先との打ち合わせが長引いただけで、何度もコールしてくるんじゃねえよ!」なんて、口が裂けても言えないでしょう。

せめてプライベートくらいは、日常的な「おはようLINE」だの「おやすみLINE」だの、俗に言う「こまめな連絡」から解放させてあげましょう。男性にとって「こまめな連絡」は、仕事そのものなのです。どうしても「こまめな連絡」が欲しいのなら、仕事として労働対価を支払いましょう。

ソウ(相談)


「最近、営業成績が悪いな。相談に乗るぞ」
「最終判断はワシが下すから、キミは自己判断せず相談したまえ!」
上司という生き物は、やたら「相談されること」を好みます。相談される自分がカッコイイと思っているわけではなく、部下の管理は上司の義務だからなのでしょう。あなたの愛する男性も、しょっちゅう上司に「相談」させられているはず。

だからこそ、プライベートくらいは、一人きり自分と向き合いたいものなのです。女性の場合は、悩みを共有したがる傾向が強いですが、男性は違います。なんだかんだでプライドが高いので、「相談事をする=弱っちい俺」というイメージが気になってしまうのでしょう。「相談してよ」ではなく、そっと見守るほうが、彼の尊厳は保たれるのです。

あなたの愛する男性がニートならば話は別です。そうではなく、働き盛りのビジネスマンならば、ホウレンソウを求めないお付き合いこそ、真の愛情ではないでしょうか。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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