浮気を繰り返す根本的な原因と浮気症を克服する方法

依存症とは……ある物事に依存し、それがないと身体的・精神的な平常を保てなくなる状態を指すのだそう。
浮気性は依存症の一種だと言われています。ということは、浮気をしていないといられないので、「二度としない!」と思ってもまた繰り返してしまうわけです。あなたの浮気症は、「あの人が素敵だから」とか、「恋人に不満があるから」ということではなく、もっと根本的な問題がきっかけになっているかもしれません。原因を知ってちょっと克服してみませんか?

目次

浮気に走るふたつの依存症

 

セックス依存症

 
その名の通り、まさにセックスをしていないと不安で不安でたまらないという病気です。これは実際に誰かとセックスをするというだけでなく、性的な内容のチャット、露出狂、自慰行為なども含まれるそう。またセックスに対して理性がコントロールできなくなり、誰とでもとにかく寝てしまう、避妊などお構いなしになることも。こうなると心だけでなく、あなたのカラダも、ボロボロになってしまいかねません。自分では浮気という感覚よりも、抑えきれない衝動なのでやめたくてもやめられない。結果、それが本命彼氏にバレて相手が離れていくことになるのです。

恋愛依存症

 
恋愛をしていないといられないとか、誰かを好きになるとその恋に執着し、自分の生活すら脅かされるようになる症状。恋人になれば異常なほど束縛し、愛を試すために恋人を傷つけることもします。浮気も恋人の気持ちを確かめるという意味合いと、愛されている感覚が味わえない飢餓感から、別の人で穴埋めしてもらうため。とにかく愛されていないと、愛を探しに出かけてしまうのです。

どちらにも起因する肉親からの愛情不足

 
親から愛された感覚がなかったり、虐待を受けていたり、放っておかれたり。さらには両親がケンカばかりだったとか、親が浮気をしていたなども原因になりやすいようです。子どもの頃、得られなかったぬくもりや愛情を、誰かに求めてしまうことから依存症に。

克服するには

 
薬物依存やアルコール依存などもそうですが、結局は、その依存対象を断つことが、一番の克服方法です。セックスを断つとか、恋を一旦お休みしてみるとかですね。でも依存症というのは、それがないといられない状態。したがって禁断症状が起こります。そこを乗り越えることが一番の課題ですし、それさえ超えればあなたの浮気性が改善されるはず。

自分ひとりでは大変でしょうから、周囲の協力を仰ぐのがおススメです。自分の浮気性を友人に話し、それが依存症であることも告げてください。禁断症状は暴れたり周りを傷つけてでも、依存行為へ戻ろうとしますから、そこを必死で止めてもらわないといけません。もちろん恋人が協力してくれるなら、それが一番です。恋人に自分の依存症を、カミングアウトするのもいいかもしれません。一緒に立ち直っていけば、それは大きな絆になりますよ。

浮気やセックスをする暇もないほど、没頭できる何かを見つけるのもいいですね。ボランティア活動などで、あなたが誰かに必要とされている状態を作ると、「愛されない」「愛されたい」という飢餓感が少しずつ埋まるかもしれません。

「浮気」というと、なんだか恋愛が器用でモテモテ、人気があって拒めないとか、軽やかに異性間を飛び回るようなイメージがあります。たった一度の過ちならば、依存症ではありませんから、気にしなくても大丈夫。でも必ず恋人がいても、誰かと関係を持ってしまうなら、あなたは愛に飢えた人。そこには深い闇が隠されているようです。本当に満たされる恋愛をするためには、浮気性を克服することが重要ですよ。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。

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