思い出はプライスレス! 「デートが苦手」な人におすすめのデート

「恋愛が面倒、苦手」というが増えている時代。話を聞いていると、「デートは気を遣いすぎて疲れる」「相手の気持ちを気にするのが面倒で、億劫になる」という理由を挙げる方も多く、そのために「ひとり行動、もしくは大勢で行動するほうがラク」といった心境になるようです。でも「デート」って、実際には「男女が日時を決めて会う」、それだけを指す言葉。多少なりとも一緒に楽しもうという姿勢や工夫は必要ですが、色んなデートがあっていいし、もっと気軽にどんどん出かけてみればいいのかも。今回はそんなお話です。

目次

どんなデートだって「思い出」にはなる!? デート推薦理由3つ


(1)「思いがけず楽しい」に出会うために行動を!


デートが疲れたり億劫になったりするのは、「嫌われたくない」「自分も相手も満足させたい」などと気負いすぎることが最大の原因。でも、よくよく考えてみれば、友達と出かけるときだって、「行く前から絶対に楽しいと100%保証されている機会」なんてないものですよね。友達とでもいまいち楽しめない日はあるし、逆に期待していなかったのにものすごく楽しかった、なんて機会もあるものです

そう考えれば、デートだって盛り上がらなかったり、楽しめなかったりする日があって当然。不調な機会が何度か続いただけで、「デートはつまらない、疲れる」と判断して嫌ってしまうのは早計かも。とりあえず出かけてみないことには、「思いがけず楽しい」にも絶対に出会えない。気持ちが渋るときには、そんなことを思い出してみるといいと思います。

(2) ふたり行動は、ひとり行動より「思い出」に残りやすい!?


それに、結果はどうあれ、気になる異性と出かけた街や場所はとても心に残るものです。若くしてパートナーを亡くした知人が以前、「ひとりになってから、思い出が作れなくなった」と語っていました。一緒に喋り、笑い、時には怒ったり喧嘩したりもしながら歩いた場所や機会は、すべて「思い出」として残っている。それに比べ、ひとりではどこに出かけても考え事をしながら歩いているだけで、心に残っていない……とのことでした。

誰かと一緒だからこそ、思い出に残る。これは何となく分かりますよね。ひとり行動でも出かけた先で知り合った人との思い出は作れますが、「異性との思い出」はやっぱりちょっと特別だし、きっと年齢を経てからも自分を支えてくれるはず。「どんなデートだって、老後の思い出にはなるはず」なんて思うもよし(笑)、若いうちは気になる異性と積極的に出かけておいたほうが、後々の人生も豊かになるかも(!?)しれません。

(3)「自分と合う相手」を探す過程だと思えば、気楽かも!?


気負いすぎてしまう人は、「デートは、好きなことや自分の歩きたい人生を一緒に楽しめる相手を探す“過程”なのだ」と考えるのもひとつ。楽しくないデートの日があったって、その相手に巡り会うまでの道途中なのだと思えば、“デート嫌い”にまではならなくて済むはず。その上で、「相手に愛されよう、気に入られよう」ではなく、「自分に合う人を探そう」という意識のほうを強く持つようにすると、気持ちの負担はさらに軽減することと思います。

「自分はどんなデートなら出かけたいか」を考えよう


デートが苦手という人は、具体的に「どんなデートなら出かけたいか」について考えてみるのも有効でしょう。「観光地やレジャーに行く」「一緒に買い物をする」「映画や美術館へ行く」といった、いわゆる“デート”らしいデートでなくても、「競馬やスポーツ観戦」「コミケ参戦」「アイドルのライブ」だっていいわけですし、「ただ街をぶらぶらする」「仕事の後、ご飯に行く」のだって、憎からず思っている異性とならば、それは“デート”と呼んでいいはず。「家でまったりする」のだって、ふたりが楽しければ、それは十分にデートですよね。

そして気になる異性に出会ったときは、「一般的なデート」や「成功プラン」を意識しすぎず、「こういうデートが楽しいだろうと私は思うんだけど、どうかな?」と自分からどんどん提案していきましょう。“自己開示”をしたほうが最終的にぴったり合う相手も見つけやすいし、無理しなければ合わない相手に固執する必要はない。そんなふうに考えてみるのがおすすめです。

夏も終わりに近づく季節。皆さんは今年、何回デートをしましたか? まだという人、最近ごぶさたという人は、ぜひ「思いがけず楽しい」機会を求めて、そしてプライスレスな「思い出」を求めて、気になる異性を誘って出かけてみてはいかがでしょうか。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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