おしゃれ? サエない? 眼鏡女子のかわいさを分ける境界線とは

ここ数年、「眼鏡」が大流行していますが、いざ自分がかけようと思うと、意外と難しいですよね。似合うはずの眼鏡を買ったのに、「おしゃれ眼鏡女子」を目指しているのに、トータルで見るとなんだか根暗に見えたり、「サエない眼鏡女子」になったりしてしまう……。その理由はどこにあるのか? 眼鏡をかけこなすポイントを、おしゃれ女子たちに取材してみました。

目次

1)流行っていても、似合わない形なら無理しない


まず一番に挙がったのは、「どんなに流行っていても、自分の顔型に合わない形のものはかけない」というアドバイス。基本的に、自分と顔型と同じ形の眼鏡はNG、と言われますよね。丸顔の人が丸眼鏡を、四角顔の人がスクエア眼鏡をかけると似合いにくい、ということになります。ただし、そういった場合でも、フレームの素材や色、太さなどを工夫すれば、うまく自分に似合うものが見つかることもあります。似合わない形のものをかけたいときは、特に念入りに選ぶべし。店員さんやおしゃれな友達に相談するとよさそうです。

2)「とぼけた感じ」「適度な野暮ったさ」+「清潔感」を意識して


続いては、洋服とのバランス。全体で一つの方向性にキメすぎてしまうと、どうしても「女教師?」「図書委員?」「女優気取り?」なんて感じに仕上がってもしまいがち。おしゃれ眼鏡女子たちは、「一カ所は力を抜いて、とぼけた感じを出す」「昔のウディ・アレンやダイアン・キートンのような感じを参考にしています。適度な野暮ったさと清潔感が大事かな」「眼鏡のときは、服はシンプルにして、靴や靴下など小物に力を入れる」といったポイントを教えてくれました。だらしなくならない程度に、襟の開け具合を調整したり、肩や腰のシルエットを落としたりするのもよさそうです。

3)「メイクの度合」も眼鏡によって変える


眼鏡をかけるときは、メイクの差し引きも重要。「アイラインを細めに、マスカラはレンズに当たらない程度にさらっと」「アイシャドウ、チーク、リップのうち色を使うのは1箇所だけにする」といったアドバイスのほか、「ゴツい眼鏡のときは、肌と眉だけ整える。フルメイクだとゴテゴテになりすぎるので」という人、「チークの場所を、眼鏡をかけてから考える」といった人もいました。顔に「眼鏡」というアイテムを1点プラスした分、メイクはどこか「引き算」する、という意識を持っておくとよさそうです。

4)前髪は「ナシ」か「パッツン」が最適!?


続いては髪型。ショートでもロングでも、顔立ちによって似合うものはそれぞれあるでしょうが、共通して大事なのは前髪。眼鏡のときの前髪は、「ナシ」か「パッツン」がオシャレに見えやすい、という意見が多数寄せられました。「ランダムに梳いた前髪」や「ギザギザ前髪」はちょっとオタクっぽい感じになる、といった意見も。このあたりは個人の主観にもよりますが、自分の目指す感じによって変えてみるとよさそうです。「眼鏡にストレートだと生真面目なキツい感じになってしまうので、ふわふわルーズにして可愛さを出す」といった意見もありました。

5)かけこなすには「自信」も必要。ギャップに使うのも◎


また、「その眼鏡が似合っている、という気持ちも大事!(笑)」なんて意見もありました。ファッション全般に共通することですが、自信なさげに身につけていると、どんなものも素敵に見えにくいですよね。また、「眼鏡は飛び道具、ギャップを見せたいときに使う」という人もいました。曰く、「普段はかけないで、2度目くらいのデートに眼鏡で行くと、可愛いね!と言ってもらえることが多い」とのこと(笑)。たしかにいつもいつも眼鏡だと、“眼鏡キャラ”の印象になってギャップには使えないですよね。「自分にだけ、その顔を見せてくれる」という感じも、男性は嬉しいのでしょう。TPOに合わせて「かける・かけない」を使い分けるのも、大事なポイントと言えそうです。

おしゃれは一朝一夕にはならず。「眼鏡」もかけこなせるようになるまでは色々と試行錯誤が必要だと思いますが、服や髪型、メイクなど色々と楽しく工夫しながら、似合うスタイルを身につけていきたいものですね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

関連記事