「コンプレックスがあってもモテる人」の4つの特徴

恋愛では色濃く出てくる心理のひとつ、コンプレックス。容姿、能力、性格など、その部分が原因で「モテない、恋愛がうまくいかない、異性と接するのが苦手」などと感じることもあるかと思います。コンプレックスを完全になくすのはなかなか難しいものですが、世の中にはコンプレックスを持ちつつも、異性のハートを掴んでいる人もいる様子。そうした人たちの特徴を探ってみました。

目次

(1)「コンプレックス」を隠さず、素直に口にする


まずはこの点。コンプレックスがあっても恋愛機会がある人は、それを「隠さない」人が多いように思います。コンプレックスを素直に開示すると、「人はそこに触れていいんだな」と思えるので「壁」を感じにくく、相手に心を開いている印象を与えるからでしょう。

一方、「自分のコンプレックスには触れて欲しくない」という思いが強いと、どうしても周りは「壁」を感じてしまいがち。「自分が気にしている部分に触れてほしくない」と思うのは至極当然のことではありますが、自ら「そういう自分」としてさらすことで、逆にそれが魅力となることもあります。たとえば、卑屈な性格がコンプレックスだとして、それを自ら「卑屈キャラ」と自覚して振る舞ってしまえば、周りはそれを“愛すべき特徴”として受け止めることもある。自らを“さらす”ことで愛されるのは、芸人さんなども見ても明らかですよね。

人は誰しも完璧ではないし、他人にも“完璧”を求めているというわけではないはずです。心を許せそうな相手ならば、たまにはコンプレックスも思い切って口にしてみるといいかも。「それも含めて、受け止めてもらえるんだな」という経験ができると大きな自信になりますし、その先に、恋愛のチャンスも待っているかも(!?)しれません。

(2)「人と過ごす時間」が好き、大事にしている


また、コンプレックスが多くても恋愛機会がある人は、「人と過ごす時間」が好きな特徴もあります。「コンプレックスのせいで、誰にも好かれない」といった思い込みはなく、「こんな自分でも人といるのが好きだから、人付き合いは大事にする」というタイプが多いように思います。自分から人を好きになっていける人は、必ず好いてくれる人が現れますので、「友人」には恵まれやすいですよね。そしてその延長で、恋愛対象として好きになってくれる「異性」も現れてくるようです。

(3)頑張っていることがある、趣味や特技がある


さらに、コンプレックスがあっても恋愛機会がある人は、コンプレックスがあるからと言って、「人生そのものに後ろ向きではない」のも特徴のように思います。コンプレックスのある自分に自信をつける努力をしていたり、別の分野で頑張っていたり……。そのような懸命な姿は、同性異性の心をつかむことも少なくないようです。「コンプレックスだらけだし、どうせ自分はダメだ」と、人生に後ろ向きになっている人は、まずは何かをちょっぴり頑張ることから始めてみるといいかもしれません。恋愛はその後に、自然とついてくるかも!?

(4)「好かれること」を素直に喜べる


また、コンプレックスがあっても恋愛が成就する人は、「こういう自分を好きになってくれるなんて嬉しいな!」と喜べる人が多いように思います。コンプレックス意識が強い人のなかには、自分を好きだと言ってくる異性がいても、「こんなダメな自分を好きなんておかしい」と相手の好意を否定し、拒んでしまう人も少なくありません。さらに、コンプレックスがあるからこそ理想を下げられない場合もあるようで、例えば光浦靖子さんは、「自分に自信がなく、恋愛にも渇望しているからこそ、皆に好かれるような素敵な男性を望んでしまう。空腹すぎるからこそ、高級ステーキが食べたいんだ!(笑)」などと番組で熱弁していました。

「不完全な自分」を許せないでいるのは誰よりも自分自身で、だからこそ、自分を好いてくれる異性も好きになれない。この場合、自信をつける努力をすることも大事ですが、何よりも、「コンプレックスも含めて自分なんだ」と認めてあげることが、恋愛の幸せを手繰り寄せるポイントと言えるかもしれません。今のままの自分を「不完全だけど、よし!」としてあげれば、素直に自己開示もできるし、人の好意も前向きに受け取りやすくなるはず。「コンプレックス意識が強くて恋愛がうまくいかない」という方は、時間をかけながら、少しずつその境地を目指してみるといいかもしれません。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。