NOと言えない優柔不断女子のベストな断り方とは【漫画】

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仕事上だけでなく友人や彼氏相手など、プライベートでもNOを言えない女子、けっこういますよね。なぜそんなに気を遣うのか? というくらい相手に合わせてしまう。日本で生活している以上、相手を慮ることはある意味礼儀だったりもしますが、必要な場面ではしっかりNOを言えないといろいろと支障が出てきてしまいます。

今でこそ、ハッキリとモノを言いすぎるために怖がられることの多い筆者ですが、かつてはNOと言えない優柔不断娘でした。それが原因で、痛い目にあうこともしばしば……。「ああ、ハッキリNOを言わないことは、こんなにも自分や相手に迷惑をかけるんだな」と気がついてからは、意識して思っていることを出すようにしてきました。

日本人がなぜNOと言えないのかといえば、ズバリそのような教育を受けていないせいでしょう。私たちは親や目上の人に刃向かうことなく、YESと言うようにしつけられてきました。また村社会の名残なのか、異をハッキリと唱えることにDNA的にまだまだ慣れていないようです。かといって、なんでもハイハイと機械のように受け入れる態度は、自分にも相手にも決して誠実とは言えません。NOを言わない態度の裏には、たいていは「波風が立つと面倒だから」とか「悪者になりたくないから」等の、ずるい心理が潜んでいるものです。

では、どうすればいいのでしょう?
そもそも、ハッキリと断ることはそんなに大事ではないと筆者は考えます。
よく「ビシッと言わなきゃ!」などと体育会系的にあおる人がいますが、そんなもんできることならとっくにやっています。なぜNOが言えないかといえば、相手とギクシャクするのを懸念しているからで、つまりは感じ悪くならないようにだったら、言えるということ。ハッキリと断ることだけが方法じゃなく、フニャッと断ったっていいのです。

たとえば「お願い」をしながら、断ってみるのはどうでしょう。
「こういう理由で難しくて……」とか「今どうしても手が離せなくて」とか、理由をのべつつ「理解してくださいますか?」という態度でもって、謙虚に低姿勢にNOを言う。彼氏や友達相手だったら、「ホントはそうしたいんだけど……ごめんね」と言いつつ、笑顔を忘れずに(メールだったら絵文字をつけるとか)。これは相手も自分も尊重していることになりますから、無理がありません。断りっぱなしにせず、「今週はダメだけど、来週だったら大丈夫」などの代案を出せば、よりギクシャクは防げるでしょう。

筆者がまだそこまで考えが及んでいなかった時代、NOというのはキッパリ断ることだと思っていました。そして勇気を出してキッパリ断ってみたら、とーっても微妙な空気になったことがありました。そもそも断ることと、相手を否定することは違います。そのへんはドライに分けつつにこやかに断れたら、あなたはもう立派な大人です。
(アオノミサコ)

この記事を書いたライター

アオノミサコ
イラストレーター・漫画家。美容から神事、ディープスポット巡り等の漫画やコラムを執筆。著書『わがままセラピー入門』(KADOKAWA)が販売中。

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