ヘタに反抗するのはNG! 男性の「怒り」を鎮める方法3つ

以前ローリエで、女性の怒りに対する男性の本音と、男性が取っている対処法について紹介した。今回はその逆パターン。男性の怒りに対して、女性はどう対処すべきなのだろうか。
男性は怒りたいことがあれば、タイミングに関係なくいつでも怒る。場合によっては女性より厄介だ。なるべくストレスなくやり過ごす術を3つ紹介しよう。

目次

1.小さな怒りなら流すが吉


男性の怒りには段階がある。まだ爆発するまえの「小さな不満」程度の怒りなら、簡単に鎮めてしまうことが可能だ。
具体的には、責任の所在が不明確な場合。女性側に非があるが、男性側にも至らない部分があり、「この点については俺、謝るから……」なんて言いながらも中途半端な文句を言ってくるケースだ。この段階ではまだ女性の方が優先。「もう知らない!」「はいはい、わかった!」このどちらかを言ってしまえば話は終わる。
ただ何度もこのパターンで無理に男性の怒りを押し込めてしまうと、いずれは女性と同じく爆発する。その場合は次の方法である。

2.爆発したら、黙って言わせたいまま言わせておく


一度怒りが爆発してしまうと、ぜんぶ吐き出すまで文句が止まらなくなるのは男性も女性も同じ。
ただ男性の場合は、感情に任せて暴言を吐くより理詰めで文句を言ってくることが多い。的確すぎて心をえぐられる場合もある。鎮めるどころかこちらまで怒りも爆発させてしまうような事態にならないためには、「耳を傾けない」ことが重要だ。
どんなに理不尽なことを言われても、申し訳なさそうな顔をしながら黙ってうなずくこと。どうしても耐えられない場合も、「ハァーッ」と大きくため息をつく程度でとどめておこう。

3.使いすぎ注意! 最終手段の「女の涙」


最後に、どんな怒りも一発で鎮められる裏技があるとすれば、もはや紹介するまでもない「女の涙」だ。多くの男性は幼い頃から「女性を泣かせてはいけない」としつけられているせいで、泣けば大概どんな男性も怒りを鎮めてくれる。「俺が悪かった」と逆に謝られる場合もある。
「いや、私の彼は泣いても許してくれないけど。『泣けば済むと思いやがって』とよけい怒られるよ」という方。それは、この裏技を頻繁に使い過ぎているからではないだろうか。男性だって何度も同じ手口に引っかかるほど愚かではない。怒られるたびに泣いていたら効果も薄まる。
飽くまで最終手段。別れ話にまで発展しそうな「ここぞ」という場面以外は、使うのを控えておこう。

どんなに心の広い人間でも怒るときはある。「ゼッタイ怒らない優しい人だと思ったから一緒になったのに……」なんて思っても、長い時間付き添っていたら裏切られる場面もある。ただ、それは女性側だって同じことだ。
男女の関係で問題なのは、相手を怒らせてしまうことがではなく、その怒りをお互いが乗り越えられないこと。乗り越えたとき、きっと二人の関係はより深くなっていることだろう。
(平原 学)

この記事を書いたライター

平原学
1985年佐賀県生まれ。作家・ライター・小説家。妻から「私より女子力高い」と言われているのが悩みの種。著書に『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)がある。

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