合コンでも真剣な出会いを見つけられるの? 「実りのある合コン」をする方法

身近な出会いの場として人気の「合コン」。しかし「合コンに、どうせマトモな出会いはない」と考えている人も少なからず見られます。今年9月に行われたアンケートによれば、「合コンに真剣な出会いを期待しますか?」という問いに対して、男性28.2%、女性44.5%が「いいえ」と回答(20代・30代の独身男女2665名対象、「マッチアラーム」調べ)。男性は3割近く、女性に至っては半数近くが「合コンには真剣な参加者が少ない」などのネガティブなイメージを持っているようです。しかしながら、皆さんの周囲にも「合コンで真剣交際や結婚につながる出会いを果たした」という人がいるのではないでしょうか。どんな合コンをすれば、真剣な出会いが期待できるのか? 検証してみました。

目次

結婚にまで至った「合コン」のつながりは?


「真剣な出会いがない」と思っている人たちは、たまたま、「真剣な出会いを求めない人が集う合コン」に参加する機会が多かったために、そのようなイメージを抱いた……ということも考えられますよね。どんな人が参加しているかは、行ってみないと分からないものですが、人のつながりは“近しい雰囲気どうし”で生まれやすいもの。「何つながりの合コンか」という点は結構重要なのかもしれません。

では、真剣交際や結婚にまで至った「合コン」は、何つながりで開催されたものなのか。実際にその経験がある人たちに尋ねてみたところ、「職場の同期つながり」「同級生つながり」が多くの割合を締めました。

一方、「その場かぎり」で終わった合コンとして多かったのは? 「職場つながり」などもありましたが、こちらで特徴的に見られたのが、「仕事や取引先の紹介」「合コンで知り合った友達関係」「婚活友達」といったつながりでした。

両者を比べてわかるのは、やはり「普段からの付き合いの濃さ」。会社によって差はありますが、職場の同期は社会人1年目の期間を共に過ごし、その後も長く仲良くすることも多い関係。同級生のほうも、年単位で一緒に過ごした時間があり、気心の知れた仲間であることが多いでしょう。親しい友達つながりだと、リラックスして素を出せるよさもありますし、本当に気の合う人の縁でつながる異性というのは、やはり気が合いやすく、その後にも発展していきやすいのかもしれませんね。

また、「あまり頻繁に参加していると、『どうせ、その場限り』という惰性モードに入ってよくない」という意見もありました。確かに自分側にやる気がないと、積極性もなくなり、実りも少なそうですよね。話を聞かせてくれた人の中には、「元彼と破局し、『次こそ!』と奮起して3年ぶりに合コンに参加して、今の旦那と知り合った」という人もいました。惰性になっているなと思ったら、しばらく参加を休むなどして、やる気と新鮮味を取り戻すのもいいかもしれません。

まとめると、合コンに真剣な出会いを期待するなら、(1)できるだけ、よく知る人の繋がりに頼って開催すること。そして、(2)「新鮮な気持ち」や「やる気」を持てるときに参加すること。この2点に気をつけるとよさそうです。

「その場」で終わらなかった理由や経緯は?


また、真剣交際や結婚にまで至ったカップルに、合コンでの出会いが「その場かぎり」で終わらなかった経緯についても尋ねてみたところ、以下のような例が聞かれました。

・ひどく酔いつぶれた子がいて、それを一緒に介抱した相手と仲良くなった
・たまたま好きな本を持っていて、それを貸してくれたことで次に繋がった
・全員で仲良くなり、何度か同じようなメンバーで飲んだから
・気になっていた子が美容師さんだったので、髪を切りに行って仲を深めた

どれも自然なハプニングや流れがあったようですね。冒頭のアンケートでも、「はい」と回答した人からは「出会いを大切にしたい」「どんな縁があるかわからない」といったコメントが見られましたが、ともあれ参加してみないことには、こうしたハプニングにも出会えない。成果のない回もあるでしょうが、「合コンは無駄!」と決めつけすぎないほうがきっと自分のため。真剣な出会いを望むならば、できるだけ気の合う友人知人に頼む、「今回は真剣な人限定で!」と呼びかけるなど、「つながり」も考慮して開催するとベターかもしれません。皆さんは、合コンにどんなイメージを持っていますか? そこから真剣交際に発展した経験がありますか?
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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