好きな人とLINEで会話を途切らせないコツ3つ

気になる異性や好きな人とは、「SNSやメールでのやりとりを長く続けたい」「できるだけ頻繁に会話したい」「話題を途切らせずに話したい」なんて思うもの。今回は会話を続けるのに効果を発揮する、コミュニケーションのコツを3つご紹介します。

目次

(1)「次」への期待を高める


まずは、「次に来るもの」を期待させながら、どんどんコミュニケーションを続けていくという方法。これらは、「人は完了したものよりも、未完了のものが気になる」という心理傾向(=「ツァイガルニック効果」)を活かした方法になります。

例A)「上司があなたを褒めてたよ。今度詳しく話すね!」「君が好きそうな映画のチケットもらったよ」
例B)「実は、ちょっとビックリすることがあって……」「こないだ俺、めっちゃ笑ったんだけどさ……」

Aは、相手が興味を持ちそうなことを提示し、途中で打ち切ることによって、「何々?」「もう少し話したい(聞きたい)」という気持ちを喚起する方法です。テレビ番組などでも「この続きはCMのあとで……」という場面がよくありますが、それと同じですね。内容については、例えば「友達にあなたのことを話したら、面白いこと言われた!」「君のやってる◯◯、実はすごい効果があるらしいね」など、相手自身に関係する話題がおすすめです。

Bは、お笑いの人がよくやる「フリ」のようなトーク手法ですね。先に「次の話題」への期待感をあおることで、コミュニケーションを盛り上げながら続けていく方法です。あまり多用すると効果が薄れてくる場合もありますので、会話がちょっと盛り上がらなくなってきたな……と思うときにこうした“フリ”をポンと入れてから話題を始めると、再度会話が盛り上がる起爆剤になるかもしれません。

(2)「説得」よりも「楽しい提案」を!


「説得よりも提案」を心がけるのもおすすめです。例えば、デートの終わり頃になってもう少し話したいなと思ったとき。「まだ早いんだし、あと30分くらいいいじゃん?」なんて相手を説得するよりも、「じゃあ最後に、最近読んだ漫画の話をして終わりにしよっか」なんて提案したほうが、最後まで楽しく会話ができそうですよね。

ポイントは「話したいことをそのまま言わずに、何か工夫を施す」こと。例えば、「俺は◯◯ってアーティストが好きなんだけど、君はどう?」なんてただ尋ねるよりも、「君の好きそうなアーティスト当ててもいい? その代わり、俺のも当ててみて!」などとゲーム形式にしたほうが楽しいですよね。些細な内容でも話が膨らみ、自然に長続きしやすくなるかと思います。

(3)「自分の言葉で」答えてもらう形で質問する


最後は、質問の際のコツ。気になる異性と話していると自然に質問会話も増えますが、聞き方次第で、話の“膨らみ”具合は大きく変わってきます。例えば、「実は、後輩とぶつかっちゃって……」と相手が言い、それに対して質問する場合。
(×)「仕事のことで?」「仲直りはしてないの?」
(○)「大変だったね、いつ頃の話?」「どんな風にぶつかったの?」「何が原因だったの?」

人は自分の言葉で自由に話せるときのほうが、リラックスして饒舌にもなりやすいことが知られています。ですので後者のように、相手が自分の言葉で喋れる「オープンクエスチョン」の形で尋ねたほうがベターでしょう。逆に、前者のようにYES・NOで答えられる「クローズド・クエスチョン」の形になると、よっぽど相手がおしゃべりでない限り、「そうなんだよね」「違うよ」「まだなんだ」などと答えて終わってしまうこともあり、会話が続きにくくなりがちです。「5W1H(What, Who, Why, When, Where, How)」を意識しながら、相手の話をより深く引き出していきましょう。

得手不得手あると思いますが、交際に至るまでには、どうしてもお互いをわかりあうために「会話」でのコミュニケーションが必要。好きな異性と「長く楽しく話したい」と思ったときには、ぜひ上記3つの方法、試してみてくださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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