映画やドラマを見るとモテ度があがる秘密の理由とは

「結晶知能」という言葉を聞いたことがありますか?
「結晶知能」というのは、簡単に言えば経験値を重ねて伸びる知能のこと。この知能を伸ばすと女性としての魅力が引き出され、キラキラしたあなたになれる……脳科学の第一人者、中野信子さんはこう話しています。この結晶知能って何? どうすれば伸ばせるの? それはとても簡単なことでした!

目次

「結晶性知能」って何?


経験値を重ねて伸びる知能と書きましたが、ただ単に根気よく同じ作業を続けるような、単純な経験を積むことではありません。新しい発見や新しい経験、今までに会ったことのない人、足を踏み入れたことのないジャンル……こういった場所へどんどん足を運ぶことで磨かれる知能なのです。そしてこの結晶知能は、磨けば磨くほど伸びるのだとか。単純に、頭は使わないとボケるというわけで、この結晶知能に働きかける作業をするとボケ防止にもなります。そして老化に関係なくこの能力は伸びていくので、いつまで経ってもボケずにいられるわけです。

「結晶性知能」=場を読む力でもある


さまざまな経験を積んでいる人と積んでいない人では、状況に応じてできる対応策に大きな違いがあります。簡単な例えで言えば、お料理をしたことがある人としたことがない人では、手際の良さは全く違います。パスタを茹でながら野菜を刻み、サラダを用意しながらパスタソースも作る。でもお料理をしたことがない人は、こんな作業など目が回りそう。できる人は状況に応じてクルクルと頭が回転し、自分の思った通りのものが提供できますよね。そして新たに挑戦する意欲も湧きます。この時点で、「私は料理なんて無理」とおろおろしている人より、「次は何を作ろうかな!」と思っている人のほうが断然輝いているのは容易に想像がつきます。

接客業をされている方の場合、毎日自分の行う作業は一緒でも、やってくるお客様が違います。そのためにお客様によって臨機応変に対応しなければなりません。瞬時に判断をしてお客様に最高のサービスを届ける、そのためにはあらゆるお客様と接しておけば、選択の幅が違いますよね。「このお客様にはゆっくり話しかけないと……」「こういうお客様には、これを勧めてみよう」など、フレキシブルな対応が結晶知能の活性化につながります。たくさんの人と会うというのは、仕事ではなくてもとてもいい刺激になるみたいですよ。

手っ取り早いのが映画や小説、ドラマ


「よし、さっそくいろいろな経験を積んでやろう」と思っても、何から始めたらいいのでしょう? 仕事に就いていれば、急に旅行へ行くのは難しい話です。突然、接客業に転職できるわけでもないでしょうし、料理をするって言ったって慣れてないし……。そこで手っ取り早いのが映画など、未知なる世界へいざなってくれるもの。元々映画や小説などは、昨今の「涙活」でも勧められているように、涙を流すことで大きなストレス軽減効果があります。これがまず美容と健康にも素晴らしい効果。

さらにその世界に引き込まれることで、あなたは一瞬にしていろいろなものに成り代われます。ジャングルの奥地から抜け出すサバイバル映画、信じられないほど理想的な人から一目惚れされるストーリー。ちょっとしたドキドキや、「あなたならどうする?」と問いかけられることで、頭がシミュレーションし、これもあなたの想像力に働きかけるはず。「映画だから」と冷めた目で見るよりも、その世界に入り込んでみてください。現実に戻ってきたとき、「あんな恋がしたい!」「もっとカラダを鍛えなくちゃ!」と何かへのモチベーションが上がっていたら、大成功。すでにあなたはキラキラとした輝きを放っていますよ。

年齢を重ねてもどこか生き生きと輝いている人は、脳を無意識に活性化させているのかもしれません。変化を怖がらず新しい発見、新しい人達、新しい世界へと一歩踏み出してみましょう。人生そのものを輝かせるために。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。

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