片思いを実らせたいのなら、してはいけない駆け引き3つ

「恋愛に必要な駆け引きを教えてください!」
――このような質問を、いただくことがたまにあります。

その答えとして、まず、恋愛に駆け引きが必要かどうかについてですが「必要」だと私は考えています。
でもそれは"相手を自分の思い通りに動かす駆け引き"ではありません。
まぁ、25歳以下くらいの時は、若さという最強の飛び道具がありますので「彼をその気にさせるテク」みたいなものは、やってもいいと思うんです。とてもよく効きますし。
ですが、アラサー以上になってくると、そういったテクにうんざりしている男性も多くなります。

一緒に暮らしていようといまいと"相手の幸せを願う駆け引き"が大切なのです。
駆け引きというと"○○の技を使いましょう"的な例が多いですが、私は反対に"○○しない"駆け引きが大切になってくると思います。
そこで今回は"相手の幸せを願う駆け引き"3つをご紹介します。既に恋人や結婚相手がいる方も使える方法です!

目次

1:相手の「失敗を責めない」コト


恋愛中でも一緒に暮らした後でも、ずーっと順風満帆というわけにはいかないもの。
デートで行こうと思っていた店がつぶれていたり、予定していたプレゼントが品切れだったり。お互いに忙しいと、連絡が思うように取れないなど、すれ違いが起きることもあるでしょう。

しかし、そんなものはまだ序の口で、失業やボーナスカット、病気など生活の基盤が崩れるようなこともあるかもしれません。
そういう時こそ、相手の失敗を責めてはいけません!

「どうしてもっと早く○○しなかったの?」 と聞くよりも「起きてしまったことは仕方ないから、どう解決していくか」に的を絞って一緒に考えていきましょう。

失敗は責めても責めなくても、いずれ解決されていくもの。それならば、責めて無駄にケンカのタネを増やすこともないと思います。

2:相手に直した方がいいと思うことは「言わない」コト


相手が片付けに関してルーズだ、ちょっとモノの考え方で違うと思うことがある……長く付き合っていたり、一緒に暮らしていると、どうしても相手に対して思うことも出てくるでしょう。
ですが、それは本当に直さないと一緒に居るのがツラいほどのことでしょうか?

直さないと公共の場で迷惑がかかることであれば伝えた方がいいですが、"あなたが嫌なだけ"であれば、もう少し長い目で、彼を見てみましょう。
彼に欠点があるならば、安心してください。もう彼はそれに気づいているはず! 
だけど、しつこく言って直させようとしても、多分直らないどころか2人の関係が悪化していくだけです。

あれこれ言わないくらいの方が、彼は「こんな自分を受け入れてくれるのは、彼女だけ」と、あなたに感謝するようになるはずですよ!

3:自分の男性経験についての「真実を言わない」コト


あなたが普通以上のルックスで、それなりに出会いの間口を広く持っていた場合、たとえ彼氏がいたとしても、男性経験は増えるのが当たり前のこと。
アプローチを受けたとか、2人で会った男性の数は平均より多いと思います。

もしかしたら、現在でもあなたにちょっかいを出してくる男性がいるかもしれません。
そんなことがあったとしても、全てを相手に話す必要はありません。
本当のことを話さなくても、あなたが男性からモテるかどうかは、雰囲気で何となく伝わるものです。

「運命の人」とは「彼が結婚したいくらい一緒にいたいと思った」と言い換えられると私は思います。

あなたと彼がまだ交際中であれば「ここ一番の時、自分の意見を押し付けてくる」人と結婚したいとは思わないはず。
1つでもいいからやってみると「かけがえのない彼女」になれると思いますよ!
(橘つぐみ)

この記事を書いたライター

橘つぐみ
恋愛コンサルタント。1979年東京生まれ。大妻女子大学文学部卒業。既婚、2児の母。 2004年に「つぐみ恋愛相談所」を設立し、年間200件以上のカウンセリングを行う。恋愛テクニックだけでなく、「男選びは人生選び」をモットーとしたカウンセリング、勉強会が人気。著書に『野性の勘で恋せよ乙女!(講談社)』『最終彼氏の見つけ方(大和出版)』などがある。