人間ができてるの!? 男たちが彼女に対してあまり怒らない理由

マイナンバー制度の開始に伴って、DV(ドメスティック・ヴァイオレンス)のことが話題になっていますが、世の中には決して彼女に怒らない男子もいます。
そういう男子は、そもそも怒りというものを覚えないのか? それとも腹のなかは怒りで煮えくり返っているけれど、表面上はクールにしているのか?
今回は、怒らない彼氏が怒らない4つの理由に迫ります。
さっそくご紹介しましょう!

目次

1:彼女に口では勝てないから


「これまで何人かの女子と交際してきましたが、ケンカになっても、ぼくは彼女に口では勝てた試しがないので、もう怒らないようにしました。彼女がデートに1時間遅刻しても怒りません」(29歳・コンサル)
一般論としては、女子のほうが言語能力が高いとされていますから、口論で彼女に全戦全敗という男子はわりと多いのかもしれません。ま、だからこそのDVという見方もできるかと思います。

2:彼女が泣く姿を見たくないから


「ぼくが怒ると、そのうち彼女は泣き出します。彼女が泣いている姿を見たくないから、いつの頃からか、ぼくは彼女に怒らないようになりました」(27歳・IT)
女の子を持ついいパパになれそうです。
女の子を持つ男性って、わりと温和なひとが多いというのは、このへんの理由によるのでしょうか?

3:怒って解決する問題などこの世にないから


「彼女に怒って、諸問題が解決するのであれば、ぼくはいくらでも怒ると思います。でも怒って解決する問題など、この世になにひとつないから、ぼくは怒らないんです」(27歳・広告)
たしかにこのとおりです。怒って解決する問題など、この世になにひとつないですもんね。

4:彼女のことを尊敬しているから


「じつは密かに彼女のことを尊敬しているから、ぼくは怒らないんです」(25歳・教材販売)
尊敬しているひとを前に怒るひとって、いないですもんね。

以前、企業のコールセンターに勤務している女子が「コールセンターに電話をしてきて、1万パーセント理不尽な怒り方をするオトナが外では偉そうに生きているなんて、世の中まちがっている」と言っていました。
クレームの電話をするほうは、音声案内に耐えつつ、オペレーターに電話がつながるまでしっかりと待たされ、電話がつながったときには怒りが頂点を通り越して理不尽なことになるのだろうと思います(そもそも理不尽なオトナもいると思いますが)。
効率や合理性を重視しちゃうから、怒りが生まれます。
「まあしかたない、相手はそ~ゆ~人間やから……」。こんな、非効率的にして非合理的な考えをお持ちの彼氏に恵まれると、彼に怒られることなく、ステキな恋愛が楽しめそうです。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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