彼氏がいなくて悪いか! 周囲からのおせっかいを一発で黙らせる最強ワードとは

世間はなにかとおせっかいなもの。
ただ「未婚」であるという状況でも周囲はアレコレうるさいのに、「彼氏ナシ」「恋愛経験ナシ」なんていった日には「ええっ、なんで!? 結婚はともかく彼くらいはいたほうがイイんじゃない?」「今そんなんじゃ一生結婚できないよ」などと口うるさく忠告された経験がある方も多いのではないだろうか?

今回は「未婚彼氏ナシ」状態のあなたでも「周りから文句を言わせないフレーズ」をまとめてみたのでぜひ有効活用して欲しい。

目次

1.「彼氏は欲しいんですけどね、なかなかうまくいかなくて……」と軽く流す


「二次元に恋してる私にとって現実の男なんてめんどうで鬱陶しいだけ。でもさすがにそんなことは言えないから(笑)、『彼氏いないのぉ?』とか言ってくる子たちには『ホント、欲しいんだけどね……あはは~』って軽~く流す。恋愛脳の人にとっては『恋愛したくない』『男そのものが面倒くさい』って考えが理解できないから、一応“彼氏も欲しいし恋はしたいけどなかなかうまくいかない”ってニオわせると攻撃の手が止む(笑)」(20代・総務)

――「本当は~~だけどうまくゆかない」とニオわせる、というのはなかなか上手い方法ではないだろうか。たとえば勤勉な人たちに「仕事なんかしたくない」と言えば「労働は国民の義務!」「働かざる者食うべからず」などと怒られるだろうが、「就職したいんだけどなかなか見つからなくて……」と言い換えれば「ああ、そうなんだ」と気の毒がられたり同情される……といったパターンと近いだろう。たとえ「働きたくなんかない」「恋愛なんて阿呆らしい」と思っていても世間には本心は隠すのが吉、ということだろう。

2.「昔ちょっとイロイロあって……」とにごす


「昔、顔見知りの男性にストーカーじみたことをされて以来、恋愛や男に対しての興味が薄れた。『その年で彼氏も結婚も考えてないの?』な~んて言ってくるオッサンオバサンには、『ちょっと昔、イロイロあって……』ってしんみり言うと、そのあとは勝手に想像してくれるようでそれ以上は聞いてこないし追求されない(笑)。どうせ下衆な想像とかされてるんだろうけど余計なお節介よりはずっとマシ」(30代・薬品)

――人は他人の言葉の切れ端から勝手な想像を抱いてくれるものだ。
「以前付き合ってた人と悲しい別れ方をして……以来、真剣なお付き合いはちょっと……」なんてつぶやけば、それを聞いたひとのアタマのなかではメロドラマも真っ青な想像が勝手に駆け巡ってくれるもの。そして妄想で作り上げたそのストーリーに納得し余計な詮索をしなくなる。
ただこの技法を使うには「イロイロあって……」の言葉のあとちょっと憂いてみるなどの女優魂が少々必要。たとえ現実にはそれほどでなくても、がんばって「ワケアリの女」を演じてみよう。

3.「だって、○○さん見てると恋ってイイなぁって思えなくってぇ~」とはっきり言う


「職場にたいして美人でもないクセに恋愛至上主義の女がいて、『恋っていいモノなのよ~』『男に愛されてこそ女に生まれた喜びがわかるのに! 可哀想~』と、ことあるごとに私のことを見下してきた! あんまりしつこいんである日、堪忍袋のキレた私は、『……でも私、○○さん見てるとぜんぜん恋愛ってイイなって思えなくって……。いくら常に彼氏がいるっていっても不倫とかはイヤですしね~』……って言っちゃった! 同僚たちからは『すごくスッキリした。いい気味~』って言ってもらい、私の武勇伝のひとつになりました」(20代・派遣)

――こっちが望んでもいないのに”人にアドバイスをしたがる人間”というのは「自分が幸せな状況になかったり満たされていないからこそ周りが気になる」場合や「自分とは違うタイプの人間を何となく目障りに感じておなじ道に引きずり込もう」としていることが多い。彼女らの忠告がたとえまっとうな意見だったとしても「ただやっかみたい」という気持ちからの言動なので要注意だ。そんなときはこの彼女のようにビシッと撃退してしまうのもよいだろう。ただしこの手は後で孤立しないよう、「周囲の人間があなたの味方になってくれる」ことを確認してから使用するべきである。

周囲を黙らせるには、「勝手に想像させる」「語尾をにごす」こと


聞きたがりのおせっかいな人々というのは、「自分が納得できる理由を見付けだす」まで追求の手を休めない。逆に言えば「納得できる理由さえ知れれば、あなたを解放してくれる」ということでもある。

そんな人の口を塞ぐのには、
1.将来的には結婚したい、彼氏が欲しいなどの「基本方針」は打ち出し、
2.けれど今はそれを実現できない「何らかの事情がある」
……と思わせることだ。
それでも相手が黙らないときは相手の弱みを突いて真っ向勝負、ということになる。

けれど、「ええっ彼氏いないの!?」なんて言ってくる人や、あれこれ質問責めしてくる人間は多少なりともあなたに好意を持っている人である。
考えてみよう。あなたは心底キライな人間や関係を持ちたくない人間に、恋人がいるかどうかを気にするだろうか? 知りたいだろうか?
答えは「そんなことどうだっていいし、聞きたくない」だろう。

言われるうちが花、という言葉もある。
つまり、いろいろと言われている人はまだ、望みがあると思われているということだ。
どうか周囲のおせっかいや、からかいを賢く受け流して欲しい。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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