心をブスにする不機嫌を退治する方法

私はこんなにも頑張っているのに評価されないとか、なかなかモテない、好きな人から好かれなくていやになる……と思っている人はたくさんいると思います。でもその思いが不機嫌な自分となって、あなたの心を席捲しているかもしれません。そうなるとどんなに笑顔を作っても、それは笑顔に見えていないのでは……? あなたを魅力的にするためには、まずあなたの周りの「不機嫌」を退治することから始めましょう。

目次

何も悪いことはしていないのに……ほんとにそう?

 
「何も悪いことはしていない、むしろかなり気を遣っているのに、なんでみんなは距離を置くのだろう?」
――自分では全く心当たりがないのに、距離を置かれてしまう人もなかにはいます。でも本人には理由が見当たりません。しかし、現実に、遊びに誘われなかったり、顔見知りになってもSNSでフォロワーになろうとしてくれない……。それは、あなたの不満が雰囲気や顔、態度に表れているからかもしれません。「何も悪いことはしていない」のではなく、すでに「なんとなく面倒を運んできそう」とか「一緒にいると疲れそう」と感じさせるわけです。

一度悪循環が始まるといつまでも堂々巡りになる


百歩譲ってあなたが何も悪いことはしていないとします。それなのにもかかわらず、なんとなく周りとの関係に不穏な空気を感じたとしたら、そこであなたは「おや?」と思うはず。その一瞬からすでに疑心暗鬼な気持ちや、不安感が生まれ始めているのですよね。顔では平気そうに見せていても、すでにネガティブオーラが出始めているのです。

するとやはり相手はあなたのネガティブオーラを感じ取って、本当に距離を置き始めるはずです。それを見てあなたもますます不機嫌が強まり、それを見てまた周りも距離を置く……。こうなってくればどちらが先であろうとも、結果的に関係はただ悪化していくばかりですよね? 

自分が思っている以上に顔に出ています


不機嫌さは、あなたが思っている以上に顔に出ているもの。それはなぜなら、あなたの深層に「どうして私の良さがわからないの?」という気持ちがあるからです。そしてこれは裏を返すと、「私の良さをわかって!」と訴えているのですよね。言葉では「全然平気」と言っていても、「平気なわけないじゃない、そこに気がついてよ」と思っている。気がついてほしいから、あえて顔に出しているのです。女性は特に、察してほしいという気持ちが強いですから、直接口に出さず、態度や表情で表現したがり。それもまた、みんなには回りくどく感じてしまうのかもしれません。

もともと、周りが距離を置くのは、あなたの単なる思い込みから始まったことだということに、気づいてくださいね。その根底には「わかってよ」「認めてよ」という、甘えの構造があります。それが態度に出てしまっているのです。まずは黙っていても察してもらえるなんて、高望みは捨ててしまってください。それよりも機嫌のいい状態を作って、周りにたくさんの人を集めましょう。たくさん人がいれば誰かはあなたの不機嫌に気づいてくれますし、「どうしたの?」と声をかけてくれるはず。上機嫌なあなたが突然不機嫌になれば、それこそ誰もが驚いて心配してくれるでしょう。不機嫌な態度は、単なるかまってちゃんだということ。そしてかまってもらおうとすればするほど、人は離れていくのですよ。

最後に付け加えると、特に男性は見たままを情報としてとらえやすい性質を持ちます。あなたが不機嫌だとして、その気持ちの裏側を汲み取ろう、とする人はなかなかいないかもしれません。それよりも、「なんとなく近寄らないほうがいいかな」と考える人のほうが多いと思ってください。人気を得たいなら、男性の前では特に不機嫌をなくし機嫌よくしていることです。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。

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