初対面で恋バナをしすぎるとうまくいかない理由4つ

最近、ある番組でタレントのSHELLYさんが「婚活の場では、男性に恋愛話を聞いてみろ!」と指南していました。理由は、過去の恋愛の話し方次第で、その人の恋愛スタンスが分かるから……とのことでしたが、この点について友人たちと話したところ、「でも初対面で男性に恋愛話をされすぎると冷める」「恋愛話は“諸刃の剣”だよね」といった興味深い反論が。初対面の男女が恋愛話をしすぎると、一体どんな風にマイナスになるのか。掘り下げてみました。

目次

(1)恋愛話だけじゃ、「惚れるポイント」がない


まず聞かれたのは、「男性に恋愛話ばかりされても、どこを好きになればいいかわからない」という意見。女性は男性に対して、「尊敬できる」「こういうところは素敵だな」「話が合うな、楽しいな」なんて思いながら恋に落ちていくことが多いもの。まずは「その人自身」を知りたいのに、「その人の恋愛話」ばかりでは、好きになるポイントが見つかりにくい……というのはなんとなく納得ですよね。

恋愛話からも分かる性格はもちろんあると思いますが、限られた時間内にその相手の“魅力的なところ”を知りたいと思ったら、別の話のほうがいいのかも。女性側もできるだけ、「仕事や趣味の話」「お互いに興味が持てそうな話題」などをたくさん振ってみるといいかもしれません。

(2)具体的な「イメージ」に興ざめする……


2つ目は、初対面の男性に「好きな人とは一緒に旅行したいな〜」「結婚したら海の側に住んで、休日は奥さんと砂浜で一緒にのんびりしたい」なんて“イメージ”話をされると、なんか知らないけど興ざめする――という意見です。このようなイメージ語りは、なんとなく「そういう女性なら誰でもいい」「自分に関係ない世界の話」という感じを与えてしまうのかも。そのために、女性は「ふーん(他人事)」「じゃあ、そういう人を見つければ?」と冷めた気分になってしまうのでしょう。

また、好みの問題でしょうが、「男子に恋愛を切々と語られると、なんとなく付いていけない、と思ってしまう(笑)」という人もいました。「好きな異性のタイプ」を語るくらいはいいと思いますが、あまり具体的なイメージ話をしすぎると、「これから好きになれるかな?」と思いながら接している女性のロマンス気分を壊してしまうこともあるようなので、どうぞご注意を……!

(3)「元カノ話」は諸刃の剣。「元カレ話」もせざるを得なくなる


恋愛話は、結局“元カノ話”になるので微妙……という意見もありました。「元カノ話を嬉しそうにされて冷めたこともあるし、逆に『最低な女だった』とか言われて引いたこともある」「元カノ話を散々された挙句、こちらの過去も色々聞かれて、元カレの事を喋りまくったら、結局、場がしらけた(笑)」なんて体験談も聞かれました。

SHELLYさんは「過去の恋愛を聞くと、きちんとケジメをつけているかどうかが分かる」「元カノの悪口をいう男性はやめたほうがいい」などと指南していましたが、確かに過去の事とはいえ、あまり元カノのことを長々と語られると、「まだ未練があるのかな?」なんて思ってもしまいますよね。

男性だって、「好きになれるかも?」と思いながら接している女性に元カレ話をされても、あまりいい気分はしないはず。「酔ってて、つい元カノのことをベラベラ喋りすぎて失敗したことがあります……」という反省談を語ってくれた男性もいましたが、過去の恋愛話は“諸刃の剣”になりやすいので、どうぞ慎重に。

(4)「自分の恋愛語り」は、あまり信ぴょう性がない!?


さらに、「自分は恋愛でこうなんだよね〜とか言われても、あまり信ぴょう性がない」「相手によって恋愛での態度は変わるので、あまり意味がない話だと思う」なんて意見もありました。

確かに「これから恋愛関係になるかも?」と思う異性に対して、自分の“ダメな恋愛癖”を正直に語る人は少ないかも(笑)。相手次第で自分の恋愛態度も変わる、という意見も納得ですよね。過去の相手とはどうだったとか、自分に都合のいい内容しか出てきにくいことを考えると、出会いの場で話したところで、あまり意義深い話にはなりにくいのかもしれません。

恋愛話は、少し仲が深まってからのほうがいいのかも?


無論、「恋愛を期待する相手なんだから、恋愛でどんな感じなのかを早く知りたい」「恋愛話をすれば、その人の本質が分かる」という意見もあるでしょう。確かにそれも一理あると思いますが、そうして急ぐことによって、「対象知り合ってあまり早々に恋愛話をしすぎると、男女は恋愛の“きっかけ”をなくしてしまうケースもあるようです。

特に男性は、「いいな」と思う女性がいると、「自分が対象内なのか対象外なのか」を早く知りたいと考える方が多いようで、そのために恋愛話を振って女性の恋愛傾向を知りたがる様子。しかし、そうして急ぐことによって「対象内」だったのに「対象外」になってしまうケースもなきにしもあらず。恋愛を期待する相手とは言え、初対面では急がず焦らず、まずは“その人となり”について話したほうが、先々に繋がりやすいのではないかな? と個人的には思いました。出会いの場での恋愛話、皆さんはどのくらいしたいと思いますか?
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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