出会いはあるのに発展しない人がぶつかる3つの関門

「出会い」自体は、その辺にいくらでも転がっている時代です。問題は、出会った後、なかなか発展しない部分にあると、筆者は考えます。ここでは、「出会い」ではなく、出会った後の展開法について考察しましょう。

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高確率で出会えているはず、「まぁ一応ストライクゾーン内の異性」


ストライクゾーンど真ん中の異性に出会えるチャンスは、ぶっちゃけ滅多にないです。ですが、「まぁ一応ストライクゾーン内」の異性には、それなりの確率で出会えているかと存じます。はい、一つ目の関門にぶつかりました。

皆さん、ストライクゾーンど真ん中だったら全力を尽くすのでしょうけど、まぁ一応ストライクゾーン内……程度の相手だと、「あちらの出方次第」という姿勢になります。女性側だけでなく、男性側も。自分から球は投げず、来た球をキャッチするようなイメージ。結果、球は一向に飛んで来ず、「ストライクゾーンど真ん中ってわけでもなかったし、まぁご縁がなかったってことで!」となるのでしょう。

そう考えると、「まぁ一応ストライクゾーン内」の男性に対しても、ストライクゾーンど真ん中な男性へアプローチするときと同様に、全力を尽くせば済む話です。はい、ここで二つ目の関門。私たち女性は、心身共に受け身な生き物です。「女性側から押せば発展する可能性大だとしても、できれば男性側から迫られたい」という感情は、もはや本能。自ら迫るということは、あるイミ本能に逆らうようなものなのです。

そう考えると、オンナとしての本能に逆らってでも、出会いを発展させるためと割り切って、自ら押せば済む話です。はい、ここで三つ目の関門。いや、関門というよりは、疑問ですね。「ちょっと待った、男性側の本能はどうよ?」って部分です。男性の狩猟本能はどこへ行ってしまったのでしょうか?

どこへ行った? オトコの狩猟本能


いかに現代男性たちの草食化が著しいとはいえ、彼らは狩猟本能を忘れたわけではありません。現代男性にも、原始の狩猟本能はちゃんとカスタマイズされています。しかし、その本能は、恋愛よりも仕事に向かってしまうのでしょう。私たち三十路世代の恋愛対象となるような男性は、いわゆる「働き盛り」なお年頃ですからね。どのような職種であれ、ビジネスの場において、積極性を発揮しなければならない身。恋愛くらいは、受け身でありたいのが男心なのでしょう。

むろん、恋愛にも狩猟本能全開で臨む肉食系な男性も、ごく少数かもしれませんが、確かに存在します。数少ない肉食系男子との出会いを待つか、オンナの本能に逆らってでも自ら押すか……どちらが正しくて、どちらが間違っているということはありません。自分に合うのはどちらのスタンスか考え、そして合うほうをセレクトした後は、自分で決めたスタンスを信じることが大事なのでしょう。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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