実はウザい? 男性がポジティブ女を嫌うワケ

「いつもネガティブなことばっかり考えちゃう……」
「物事をいいように考えられない。いつもクヨクヨして消極的になっちゃう」
……とお悩みの女子はいないだろうか?

恋愛指南書やモテ本では「とにかく明るい心で!」「自分を否定しない」「感謝をモットーに、ポジティブ思考があらゆる運を招く」なんて言葉が書かれていることも多い。確かに運も男も引き寄せたいものだが、本当に男性は「ポジティブ女子が好き」なのだろうか?

今日のコラムではその疑問を追求してみた。

目次

1.やっぱりポジティブ女がイイ! 男子が前向き女子を好きなワケ


・「俺の彼女は不屈の心を持つ女(笑)。元同僚なんだけど、失敗しても叱られても『わかりました~!』っていつも笑顔絶やさずニコニコしてる子。どっちかと言うと彼女とは真逆な性格の自分はそこにメチャクチャ惹かれた。付き合い出してからも『そんなの大丈夫だよ!』って言ってくれる彼女の明るさに救われたことは数知れず……。このままいくと結婚すると思います」(30代・技術職)

・「誰でも悩みがあるはずなのに、悲しみや苦しみをグッとこらえて『次こそは!』って前向いて生きている女性ってすごくイイですね。過去に俺が好きになった子はみんなそういうタイプです。俺にはまぶし過ぎて、残念ながら両想いになれることはあまりないんだけど(笑)、それでも好意を抱かずにはいられない……。そんな彼女たちは仕事もプレイベートも充実してるみたいで、彼氏がいるのを人づてに聞くと“ああやっぱりな~”って思います」(30代・証券会社)

――輝く太陽のようにパワフルで元気な女性に惹かれる理由は、男性だろうが女性だろうが変わりはないもの。
ほとんどの人間はそれほど強くもない。失敗すればめげるし引きずるし、なにかイヤなことがあれば「どうせ自分なんて……」と悲観的になってしまうのが当たり前。だからこそ「困難にもくじけない」「ツラさを表に出さない」ポジティブ思考の人間に憧れてしまうのだ。

2.意外と多い!? 男性たちが「ポジティブ女子」を嫌悪する理由


・「あまりにもポジティブすぎる女子って、“自分の前向き加減”を他人にも強制してくるから超鬱陶しい。前知り合った女は、俺のことなんてロクに知らないうちから『そんなんじゃダメだよ!』とか『あなたならもっとできるよ!』とかカマしてくるタイプで、『オマエは俺のお袋か!?』って感じでウザ過ぎて即別れた。合コンとかでも“一見ポジティブ女子”って多いけど、そのノリうざいだけだよ、って言ってやりたい」(20代・アプリ制作)

・「前向きな女の子って正直ウソ臭くて苦手。人間なんだから落ち込むことがあるのは当たり前でしょ? それなのに『ツラい時こそ成長するチャンス』みたいに言われちゃうと、『自己啓発書の読み過ぎ』『なんかの宗教?』みたいに身構えちゃう(笑)。以前好意を持ってた子のSNSを見たら、その手のフレーズばっかりつぶやいててドン引きした。なんていうか薄っぺらい子だな~って……」(40代・企画・イベント)

――男性は「ネガティブ女が好き」でなくとも、「ポジティブ女は敬遠する」という衝撃の事実がコチラ。ちょっとウザいと思われるくらいならまだマシだが、「正直嫌い」だとか「人間性を疑うレベル」まで行思われてしまうというのも特徴だ。
ポジティブ思考とはいえ、あまりにも行き過ぎてしまうのは問題アリ。
物事をなんでも良い方向に考え、楽観視することが吉と出るとは限らない。
好きな男性に“自分の思想の押し付け”……なんてことをしていれば、“逃げられるその日”はかなり近いのだと覚えておこう。

男性が嫌うのは、『エセポジティブ女子』


「何事も前向きに捉える」「不平不満・愚痴を飲み込む」……というのは確かに素晴らしい生き方である。
「できればそうやって生きてゆきたい」と多くの人が願うことだろう。
確かに自分の人生のために前向きな考え方をしておいてソンはない……かもしれない。

けれど「ホントはそんなに楽観的に思ってないのに、うわべだけムリヤリ“ポジティブ化”しようとする女」は男性から確実に嫌われる。あなたの「やっぱどうせ……」「私なんて……」という本来持っているネガティブオーラは、どれだけ武装したところで見破られる。

男性はハラの底から「女の偽善を嫌う生き物」であることは、これまでの記事を通して何度かお伝えしてきた。“女の偽善”はうわべだけの心無いお世辞や嫌いな相手にも社交辞令を振りまくことだけではない……。
「ネガティブなくせにポジティブぶる振る舞い」もその中に含まれるのだ。

自分がネガティブ思考であったり、暗い性格であれば、「そういう自分」を一旦認めてしまうのも手だ。
見せかけの明るい投稿をSNS上で垂れ流すよりも、「いつかは変わりたいと思ってるんですが……私ってホントはネガティブなんですよね……」「積極的になりたいんですけど、自信がなくて……」と好きな男性にさらけ出してしまったほうがずっと好感を持たれることだってあり得る。
少なくともその言葉に「あなたの真実」は含まれているからだ。

『エセポジティブ女子』になりきったところで男性も女性も寄って来ない。
それならば「正直なネガティブ女子」という路線で、彼とともに成長し前向きになる道を選ぶほうが、ずっと自然でラクに生きる道だろう。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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