「恋か仕事か」なんて考えは古い? 恋をダメにしてしまう働き女子の特徴

「女にとって大事なのは結婚か? 仕事か?」とか「恋か仕事のどちらを取る?」なんて選択を迫られることは近年においてはあまりないのかもしれない。

イマドキは「女としての幸せも手に入れたいし、これまでのキャリアも捨てたくない!」、「いいパートナーと巡りあって早く落ち着いて、さらにキャリアを築くことに専念したい」なんて女性もいることだろう。
しかし、いくら男女平等が騒がれていても、よく直面しがちなのが、こんなひとことではないだろうか?

「女のクセに生意気だ!」
「ど~せ女なんて、結婚だとか出産だとか子供がどうしただとかで、途中で仕事を投げるんだろう~?」

ちょっと仕事に入れ込むとまだこんなバッシングを浴びせられることもあるハズ。今回はそんな「キャリア女子のための恋愛と仕事の両立法」をお送りする。

目次

1.とにかく地道にマジメに仕事をこなす!


・「いくら仕事を頑張ったところで『しょせん女の子』としか思われないウチの職場。いつも真面目にキッチリ業務をこなしていれば、なにか意見を言いたくなるのは当然のことなのに、男性の上司にはいつも『あーはいはい』『ま、考えとく……』みたいな感じで流され曖昧にされることが多く、陰で悔し泣きしたことも……。でもそれでも地道に自分にできることをひとつひとつ頑張っていたら、『○○さんは本当によくやってるよね~』と取引先の人に認められて……今その人と交際中! 神様って本当にいるんだな~と実感!(笑)ちなみに結婚後も仕事は続けるつもりです」(20代・金属メーカー)

――“神様はきっとどこかにいる”という、仕事をがんばる女子が深~く頷きたくなるエピソードがコチラ。「ウチの職場は理解のないアホ上司ばっか、私ばかり損してる!」などと腐ってはいけない。あなたの努力をどこかで見ている人は必ず存在するのだ。キャリアに邁進するとイヤな目にあうこともあるだろうが、仕事をテキトーにするナマケモノ女を男性は決して結婚相手には選ばない。仕事も恋愛も手に入れるには“地味な努力”に尽きるのである。

2.「キャリアウーマン好き男子」を狙う!


・「イマドキ“結婚したら家に入って!”な~んて専業主婦を望む男性は少ない。むしろ『結婚後も仕事は続けたい』『なにかあった時のため、貯金をしたい』『自分のお小遣いくらいは自分で稼ぎたい』ってアピールしたほうが合コンとかでは絶対にモテる(笑)。世の中色んな“フェチ”がいるように特に自分の母親が共働きで育った男性は、“働く女好き”だったりする(笑)。需要と供給、ではないけど、キャリアを応援してくれる男子をはじめっからキッチリ狙ったほうが効率がよいと思う!」(20代・小売)

――男性だって安定した雇用が見込まれない今、「キャリア女子のほうがモテる!」という意見には説得力がある。ただし注意しなければならないのは、「女性も外に出て働くべきだ!」という男性のなかには「仕事をするのは構わない、でも家事はオマエがぜんぶやれ!」という家事非協力型もいるので要注意だ。
働く女を応援するタイプなのか、それとも全責任から逃れたいだけの無責任男なのかをちゃんと見極めよう。

3.「忙しい」を言い訳にしない!


・「キャリアを優先すると一番感じるのが『ああ、いま私、“忙しい”を口癖にする男みたいになってるよな~』ってこと。本気で仕事すれば恋に費やす時間がまずなくなる。残業続きで疲れ果て、たまの休日は“もう好きなように休ませて~”って思うし、男の機嫌なんてとっていられなくなる……。それで失くした恋は数知れず(泣)。自戒の意味も込めて、『余裕がない』からって横暴にだけはなっちゃいけないなあと思います……」(30代・イベント)

――これは仕事好き女にグサッとくるフレーズではないだろうか?
人間誰でも忙しければ人を労わる余裕がなくなってくる。またちょっと自己陶酔しがちな女性は、「“こんなにも努力してる私”“がんばってる自分”は多少あがめられるべき!」……なんて思考におちいりがちなことも。
それでは「俺いま仕事で忙しくて時間がないから」と仕事を引き合いに出せば何でも許されると思っている男たちとなんらかわりはない。
“忙しくてそれどこじゃない”などと恋人や相手の心を踏みにじってはならない。“忙しい”を連呼したり言い訳にするのは傲りである。大変なのは自分だけじゃないのだ。

恋がうまくゆかないのは、「キャリア」のせいではない


いかがだろうか?

仕事と恋を両立させるコツは「仕事を言い訳にせず、相手の心情を思いやる」ということに尽きる。
仕事に忙しい女性は、多くの女性が嫌悪する“横暴なオヤジ”のようになりがちだ。
忙しさから身なりや身だしなみに構わなくなり、知らず知らずのうちに人に刺々しい態度を取ったり、横柄な態度を取ってしまったり……。
「こんなにも多忙なんだから、多少のことは許される」と自分を特別扱いしてしまいがちになるのだ。
そんな女性に恋する男などはいない。大切なのは「恋か仕事か」ではなく、「“忙しい”を言い訳にするかどうか」なのだ。

忙しすぎる男性と恋愛をしていつの間にか連絡が途絶えた……なんて悲しい経験を持つ女性は多いと思うが、そのときの悔しさや惨めさを「キャリアと恋愛」の両方をうまくゆかせたいときにこそ役立てよう。
「仕事じゃ仕方ないよね……」「でもひとことくらい、なんか言ってくれたって……」というあのときの“わびしさ”を理解できるならば、自分がこの先いくらキャリアを積もうが、きっと恋もうまくいかせることができるはずだ。

――仕事も恋もキッチリこなして欲しい。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

関連記事