これだけは禁句! 男性を振る時に絶対言ってはいけない断り文句

「君のことが好きなんだ。もし良かったら、付き合って欲しい」
……夢見るようなこんな告白、“されてみたいな~”と願わない女性はいないだろう。

けれど男からの「すべての告白」が嬉しいものとは限らない……。
「ほかに好きな人がいる」だとか、「自分のタイプからかけ離れ過ぎている」だとか「考えぬいたけど、どうしてもこの人とはお付き合いできない……」というパターンだって少なからず存在するハズだ。
だが問題は「断ったそのあと」ではないだろうか?ヘタな断り方をしてしまうと、相手の男性を傷つけるばかりか、あなた自身の評判まで最悪に、なんてこともありえるのだ。

今回のコラムでは「付き合えない男性へ絶対使ってはいけない断り文句」を男性側の視点からリサーチしてみたので、「せっかく告白されたけど……ノーサンキューしたい」と困っている女性は役立ててほしい。

目次

1.「生理的にムリ!」


・「ずっと片思いしてた同僚に思い切って告白し『ゴメン、生理的にムリ……』ってバッサリ断られたときほど、ショックだったことはない。自分にもそういう女性がいるから分かるけど、面と向かって何もそこまで言う必要なくない? あれ以来男として完全に自信喪失……。彼女のこと今では恨んでる……好きだったけど、もう顔も見たくない」(30代・匿名希望)

……最近の研究では、女性が「生理的にムリ!」と感じる男性は遺伝子レベルで相性のよくない相手である……という説も言われている。
しかしその一言をそのまま彼に投げつけるのはあまりに酷であり、幼稚で思いやりのない行為である。
「生理的にムリ」……とは「どうみても男として見れない」「本能的にあなたとセックスするのは絶対ムリ!」と言っているのと同じである。
あなたが同じことを気になる男性から告げられたらどう思うだろうか? そのことを想像してみよう

2.「あなたにはもっとイイ人がいるよ」


・「数年来の友人である女友達に告白。そうしたら返ってきたのが『ごめんね』の返事とともに、『○○くんにはもっとイイ人がいるよ』だって……。慰めようとしてくれたのは分かるけど、“もっとイイ人”って何?
結局俺を他の人間に押し付けようとしてるだけ。「自分にはムリ」と遠回しに言ってるだけでしょ?
俺は彼女のことを大好きだから告ったのに、なんか自分の存在もこれまでの思いも全て否定されたみたいで……しばらく立ち直れなかった。そんなら「他に好きな人がいる」とでも振ってくれたほうがずっとマシ!!」(20代・運輸)

……「上手なお断りマニュアル」に載っていそうなこのフレーズは、男子の心を深~く傷つけることが判明。
「私よりあなたにはふさわしい人がいるよ」と告げることは、「あなたとは付き合えない」と知らせるだけではなく「アンタはパス!」「あなたは私にふさわしくない」と遠回しに否定していることになるのだ。
「あなたには私なんかよりもっといい人がいるよ!」などとヘタに謙遜ぶってもそれは上から目線であり彼をおとしめ男性の気持ちをより傷つけることに他ならない。
あなたを好きだと言ってくれた男性の気持ちには素直に感謝しよう。

3.返事ナシ&引き延ばし!


・「友達の紹介で知り合った子とイイ感じになって、三度目のデートで『正式に付き合ってください!』と告白。彼女の返事は『少し考えさせてください』だった。“仕方ないな~少し待とう”……と思い、そのまま何度か会ったけど、彼女の方からその件に関しての返事は一切ナシ。返事がないからには手も出せないので(笑)、再度思い切って聞いてみたけど『ん~どうかな……』『まだ、よくわからない……』などと超煮え切らない様子。“自分のことも自分で決められないのか?”“ただ男に好かれてるっていうモテてる自分”ていうこの状況が好きなだけなんじゃ?”って冷めて、『わかった。じゃ、あの時の告白はなかったことにして……そういうめんどくさい女と付き合いたくない』と、取り消しさせて頂きました(笑)」(20代・システム)

……告白してくれた男性が「好きなタイプではないけど捨てるのにはちょっと惜しい駒」だった場合、女はこんな風にあいまいな態度を取りがちだ。けれど大して好きでもないのに返事を引き延ばしたところで、あなたが彼を好きになることなんてない! 加えて男性側も返事を誤魔化す女性に尊敬の念を抱くハズもない。
恋愛でもビジネスにおいてでも「返事はちゃんとする」のは最低限の礼儀。人としてのルールを守れない女子に、幸福が舞い込むハズもないのである。

思いを告げられたからといって、あなたが「格上」になったワケではない!


女は自分に好意を持った男性のことを、ちょっと見下しがちなところがある。
「コイツ、こんな私に惚れやがって……ぐふふ」
……という、自分に首ったけな男性に対する“見くびり感”は、男に真剣告白されたことのある女子ならば誰もが知る感覚ではないだろうか。

けれど「思いを寄せられた」からと言って、あなたの方が彼よりも「格上」になったワケではないのだ。
「コイツは私に惚れてるからぞんざいに扱ったって構わない」……そんな傲慢さは女としてだけではなく、人としての“格”まで落とすことにつながりかねない。

あなたがその彼のことを好みだろうが、好みじゃなかろうが「告白してくれた彼」というのは“尊い人”である。その彼は玉砕するのも辞さず、勇気を振り絞ってあなたに思いを告げてくれたのだから、そんな彼を邪険にしたりテキトーに返事をかわすなんてもっての他だ。
相手の真剣さとは誠実に向き合うべきである。
たとえ思いに応えられなくても、言い寄ってくれた彼の「勇気」と「思い」を尊重した配慮ある断り方をしよう。
「ごめんなさい」とお断りした後も、“相手のその後の幸福”を願えるような女性であれば、彼とは結ばれなくてもほかにきっと素晴らしい恋が降ってくることだろう。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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