男性の方が美化しがち!? 久しぶりに「初恋の相手」に会って思うこと

年末年始、同窓会や学生時代の仲間と集う機会があった方は少なくないのでは? 「昔好きだった異性」や「初恋相手」と顔を合わせた方もいることでしょう。しかし再会した初恋相手への思いには、いろいろと男女差もある様子。その違いを探ってみました。

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予想どおり!? 男性のほうが「初恋の相手」に思いを残しがち


2014年に行われたある調査では、「再会した初恋相手と付き合いたいか、付き合いたくないか」について以下のような結果が出ています(『ゴリラクリニック 池袋本院』調べ、男女100名対象、2014年12月調査)。

・初恋相手と付き合いたい……男性:45.5%、女性:27.2%
・初恋相手と付き合いたくない……男性:54.6%、女性:72.7%

男性の半数近くが「付き合いたい」と答えたのに対し、女性の7割以上は「付き合いたくない」と回答。予想どおりと言いますか、やはり男性のほうが昔のことに過去へのロマン(未練!?)を抱いている傾向があるようです。身近では、「初恋の彼女(既婚)に、『家建てたから遊びにおいでよ〜』などと言われてドキドキしたけど、まったく気にしていないから言ってるんだな、と分かって凹んだ……」なんてエピソードも聞いたことがあります(笑)。「一度好きだった相手は、友達とは見られない」なんて男性意見もよく聞かれますが、女性のほうが、今が幸せなら「過去は過去」として割り切れる人が多いのかもしれません。

男性は「見た目の変化」に敏感!? 女性は「異性の好み」が変わりやすい!?


また興味深かったのが、「初恋の相手とは付き合いたくない」と答えた男女が、その理由として挙げた意見。男性は女性の“見た目の変化”が気になるようで、「昔のイメージとは違い老けた(13.3%)」「体系や容姿が大きく変わっていたから(6.7%)」を合わせると、2割もの男性が外見に言及しています。一方、女性で「昔のイメージとは違い老けた(7.5%)」と答えた人は男性に比べ少数でしたが、こちらでは「子供っぽく成長を感じなかった(7.5%)」という意見も見られます。女性の場合、見た目うんぬんよりも、「頼もしい大人の男になっていてほしい」と、内面を含めて”トータル”での成長を期待していることが多いのかも!?

また、「恋愛対象の好みが変わった」と回答している人も女性3割、男性2割程度おり、女性のほうが「異性の好み」が変わりやすい傾向も読み取れます。「良い思い出がない(男性36.7%、女性25.0%)」という回答も多数見られましたが、若かりし頃の恥ずかしい言動も共有しあっている分、あらためて恋愛ムードになるのが難しい側面もある――と言えそうです。

男性は「相手がいなければ」期待しちゃう!? 女性はメイクで大人っぽく見える!?


逆に、「初恋相手と付き合いたい理由」として挙がったのは、男性1位が「自分に恋人がいない(40.0%)」。女性でこの回答をした方は2割にとどまっており、男性のほうが、自分がフリーであれば発展を期待しやす模様。女性陣は再会の際、気になる初恋の男性が“フリー”だったら、積極的にアプローチしてみるとよさそうです。

男性側が、大人っぽくなった女性に心惹かれるケースも少なくないようで、「昔よりも”見た目”が大人になって素敵」と回答した男性も2割いました。女性側でそう答えた人は6.7%と少なめでしたが、男性に比べると、女性はメイクや髪型でぐっと“変身”することができるので、そのあたりが影響しているのかもしれません。でもやっぱり、男性は“見た目”が気になるようですね(笑)。ただ、中には「将来のことをしっかり考えていて素敵(8.0%)」と、女性の“きちんとした生き方”に魅力を感じる、という男性もいました。ちなみに女性側では、この回答はゼロ。女性のほうが早く精神的に大人になりやすい――というのはあながち嘘ではないのかも!?

そのほか「昔の面影が素敵」「初恋を思い出した」と答えた人も男女とも3〜4割おり、ひとときの昔に戻って心ときめかせることができるのは、やはり同窓会のひとつの楽しみと言えそう。とはいえ、「お互いに老いてしまった姿を見せ合うのは嫌。記憶の中で楽しむので十分!」という意見を聞くこともあり、“記憶のなかの想い出”として大事に取っておくのも、またひとつの楽しみ方と言えるでしょう。皆さんは初恋の相手と再び会いたいと思いますか? 大人になった今、あらためて付き合ってみたいと思いますか?
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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