自滅の原因かも!? 恋愛へのありがちな「思い込み」7選

「恋愛に興味がない」「交際は面倒」「自分は草食(絶食)だから」という人が増えている時代。詳しく話を聞いていると、「でも、それはもしかしたらあなたの思い込みかも……」と感じる意見に出会うことがあります。ライトなものから心の深い部分まで、よく聞かれる“思い込みかもしれない見解”をピックアップしてみました。

目次

1.返事が遅い相手は、脈がない?


LINEが主流の時代。チャットのような会話ペースを期待してしまう分、「返事の遅さ」を理由に脈がないと諦めてしまう男女も増えているようです。でも時間間隔は本当に人それぞれ。ポンポンと連打する人もいれば、あまり携帯に縛られたくない、気になる相手だから丁寧に文面を考えたい、ゆっくり時間の取れるときに返事したい、という人もいます。「1日おきのやりとり」「休日にまとめて返信」なんてペースでも、きちんと結ばれていったカップルも知っていますし、自分が「即時に返す派」だからといって、相手もそうだと思い込まないほうがベターかも。「返事の早さ」より、「返事が来るかどうか」や「文面・内容」を重視したほうがよいと個人的には思います。

2.毎週末、デートしなくちゃいけない?


これも多く聞かれる思い込み。「デートに時間を取られたくない」「仕事が忙しい」「やりたいことがあるから恋愛は無理」という人もいるでしょうが、連絡手段に恵まれた時代、信頼しあって心が繋がっていれば、「会う頻度」は特に問題にならないことも。「月に1回会えたら十分」という男女がきちんと結婚していった例も身近にあります。多趣味で自分の暮らしを大事にする男女も増えていますし、「交際=自分の時間を奪われる」とは考えず、「自分とペースの合う相手もいるかも?」と思っておいたほうが自分にとってプラスになるはず!

3.付き合ったら、「結婚」を迫られる?


こちらは、男性からよく聞かれる見解。しかし女性を対象とした「今の恋人と結婚したいか」という調査を色々と見ていくと、YESと答えているのは大体5〜6割程度。結婚願望がある女性でも、今付き合っている相手との結婚を考えていない場合も少なからずある――ということです。その理由は、形式に意味を感じない、恋愛と結婚では求める相手が違う、家庭の事情、自分に経済力があるからなど様々ですが、今の時代、結婚への考えは本当に人それぞれですし、一方的に思い込まず、相手ごとに確認したほうがよさそうです。

4.きちんと「告白」しない相手とは、絶対に成就しない?


一方、こちらは逆に女性に多い見解。「告白してこない相手は本気じゃない」「付き合おうと言ってくれない=都合のいい女なのでは」といった悩みはよく聞きますが、告白しない(されない)まま結婚に至ったカップルの例も、いくつか知っています。「はっきり言わないような相手は無責任(不誠実)な気がするのでイヤだ」という人は言葉を大事にしたほうがいいとは思いますが、告白しても口だけの不誠実な人もいますし、不景気の影響を受け、恋愛の“入り口”でためらう人も少なくない時代。「告白がなくても、好きだから一緒にいるだけ」と言って相手から離れない女性が、成就を掴み取っていく例もある――ということは頭の片隅に置いておくといいかもしれません。

5.振られたら、二度とチャンスはない?


恋愛では、「付き合えないわけじゃないけど……」くらいのグレーゾーンな気持ちって結構ありますよね。相手がそういう状態でも諦めずに粘った結果、結ばれた例も数多く見てきましたので、「一度振られたら、二度とチャンスがないわけではない」のは確かです。ただ、振る・振られるという出来事があると、少しギクシャクしたり、距離ができてしまったりということは起こりやすく、その気まずさを越えて友人関係を続けられる明るい人、相手を好きでも思い詰めず自分の人生も楽しむ余裕を持っている人だと、成就にまで漕ぎつけるケースが多いようです。

6.恋愛すると、「面倒」が増えるだけ?


恋愛や結婚をすれば、確かに多少、面倒なことも増えます。しかしながら、自分の人生や頑張っていることの「同伴者」「協力者」が増えることも多々あります。もちろん、「相手に何かしてもらおう」というスタンスばかりではうまくいきませんが、お互いに思い合える相手や無理なく協力しあえる相手を見つけた結果、「恋愛(結婚)のおかげで、一層頑張れるようになる」「自分自身がラクになる」ケースもたくさんあります。「恋愛は面倒」という人はこの点、ちょっと考え直してみるといいかも!?

7.裏切られないためには、信じないことが肝心?


つらい恋愛を経て、「信じたら裏切られる」「異性は心から信じられない」と考えるようになる人もいます。でもそう身構えていると、いつまでも心開ける関係に出会えなかったり、逆に不誠実な相手ばかり引き寄せたりするケースも少なくありません。「裏切られたくない」のであれば、「最初から信じない」のではなく、「自分の目と意思でOKと思えば信じるけれども、不誠実をされたら関係を絶つ勇気」を身につけていくのがベストではないでしょうか。

以上、恋愛や交際に否定的な男女からよく聞かれる“思い込みかもしれない見解”について、ご紹介しました。思い当たる点がある方は、ひとつの視点として参考になれば幸いです。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。