そこまでやったら浮気認定! 男と女で食い違う浮気の定義

「なんで? 浮気したの!? ヒドイ……」
「え、そんなの浮気のうちに入らないだろ。お前こそ、この前……」

男と女で物事の捉え方が違うものは山程あるが「浮気」もそのひとつではないだろうか。
あなたにとっては浮気でも男にとってはそうじゃない、またはその逆に自分にとっては浮気じゃなかったのに彼からすごく責められた……なんてこともあるかもしれない。

今日は男性に「彼女がコレをやったら浮気認定」という行動を答えてもらったので、彼との「食い違い」を避ける手立てにしてほしい。

目次

1.「仕事以外での男との飲み」


・「正直、付き合ってる彼女には他の男とは飲みに行ってほしくない。職場の飲み会ならしょうがないけど、プライベートでオトコと飲みに行く必要なんてないでしょ? 俺という存在がいるのに……。自分の彼女にそんなことされたらキレちゃうかも」(30代・営業)
・「彼女に『昨日男友達と飲んできてさ~』って何気なく言われて『は?』……ってなった。俺の器が小さいのかもしれないけど、それって浮気じゃん? そもそも、彼氏がいるのに男友達って必要なのか?まずはそこから意味不明」(20代・テクニカルサポート)

……「ええっ!? 厳しくない?」と女性達が悲鳴を上げそうな回答がコチラ。昨今ではSNSの発達により、彼氏意外の男性と繋がっている女子や、複数の男性たちと頻繁に交流している女性は多いはず。
けれど、それが酒の席となれば男性は嫉妬深いもの。
“酒の効能”をよーく知っているので、「飲み=恋愛のチャンス」と捉えてしまうことが多いのだ。
また男である彼らは“酒の席で男がどういうことをしたがるのか”をも充分理解している。
だからこそ複数での飲み会ならば許されても「自分以外の男と二人きりで飲む」な~んてことは、彼からの怒りを買うので充分注意しよう。
その場合は他の人を誘ったり第三者を交えたほうが、あとあとも揉めずにすみそうだ。

2.「手をつなぐ・腕を絡める」


・「これはすごーく男の身勝手な話なんですが(笑)、前に酔っぱらった彼女が他の男と腕を組んでいたのを見て、大喧嘩になったことがありました。あの時込み上げてきた怒りは今でも覚えてますね~。でも実は俺、以前酒に酔って女性と冗談でキスしたことがあるんです。けれどそれは『酒の上のことで、浮気じゃない』と思ってる。ものすごいダブルスタンダードだと思いますが……」(20代・匿名希望)

……「他の異性との性行為」または「キスをしたら浮気」というのは大半の男女が頷く考え方だろう。けれどこの正直な男性が語ってくれたように、男というものは「自分はたとえそれ以上のことをしていたとしても、自分の彼女が他の男にボディタッチをするのは許せない」ものなのである。
ボディタッチには手をつなぐ、腕を組むなどのほかに、肩に頭をのせる、体をもたれかけさせるなどの行動も含まれる模様だ。
「自分は他の女性に軽くボディタッチしたりするのに……男って勝手だなあ……」と言いたくもなるだろうが、これが男性の本心なのだと覚えておこう。

3.「SNSの投稿やコメントのやり取り!!」


・「彼女のFacebookを見ていて分かったんだけど、ある特定の男としょっちゅう盛り上がってた。どうも同じ業種の男みたいで仕事のことなんかを投稿し合ってたみたいなんだけど、コメントに『今度この件をリアルで話し合いましょう~』『あ~いいですね~』みたいなやり取りがなされてて……。それがえらくムカついて別れ話を切り出した。彼女には『仕事関係で話しをするだけなんだよ!?』って泣かれたけど、ヤなもんはヤだったんだからしょうがない」(30代・医療)

……衝撃のエピソードがこちら。この男性がやり切れなかったのは、「自分以外の男性を彼女が信じきっていた」という点に尽きるのではないだろうか。文章や文面にはその人の心情がにじみ出る。愛する女性が他の男に少しずつ信頼を寄せ、心を開いてゆくさまを目の前で(SNSや投稿で)まざまざと見せつけられたとしたら……?
それに耐えられる男性は意外と少ないのかも知れない。この悲劇はあらかじめ彼に「最近、こ~いう人に仕事のことを相談してるんだ~」とあらかじめ打ち明けておけば避けられたのかもしれない。
「俺の知らないところで事態が進展すること」は男のプライドをひどく傷つけることになるのだ。

「何が浮気なのか」は互いに確認しておくべし


この記事を読み、「この男性と私の見方は同じだ」と思う女子もいれば、「コレはキツすぎる」だとか「ゆるいかも?」なんて感じる女性もいることだろう。
それほどまでに「浮気の定義」というのは人によって異なる。
ただひとつ言えることは、人間というものは「自分には甘く、他人には厳しい」もの。
男性でも女性でも「自分の行動よりもパートナーの行動に厳しくなりがちになる」のである。

あなたにとっては「別に浮気じゃないから……」と、男友達に飲みに行ったら彼が激しく叱責してきたとしよう。では逆に彼が「女性と二人きりで、仕事でなくプライベートで飲みにいった」としたらどうだろうか?
自分がしたことと同じことを相手にされれば、あなたはムカつかないだろか?
男性でも女性でもそれは同じこと。
「これくらい別にいいじゃん」という自分の中の“油断”がパートナーとの不和を招くのだ。

それを避けるにはまず「コレをやったら私たち二人の間ではアウト!」というルールを確認しておくことだ。できれば付き合いたての頃のほうが望ましいが、今からでも遅くない。
「そんなつもりじゃなかったのに……」
「あんなことする人だとは思わなかった……」
などという悲しい“ズレ”はあらかじめ先に話し合っておけば防げることもある。

あなたと彼だけの「浮気の定義」をアタマに叩き込んでおけば、違反者にならずに済むのである。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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