別れる理由もないけれど、トキメキもナシ…長く付き合いすぎたカップルは結婚に向かないの?

「付き合っている彼がいます。だけど、もう6年付き合っているのでときめきがなくなってきているんですよね。お互い、30歳だから、このままでいいわけではないんですが、別れる理由がなければ、結婚する理由もない……そんな感じです。この状態で、結婚していいんでしょうか?」

長く付き合っているカップルは、お互いを理解しているので、新婚生活でもめごとが少なくて済むというメリットがあります。
逆に、付き合いが短いカップルは、勢いで結婚にこぎつけやすいというメリットがありますね。
今回のコラムでは、2つのパターンで、結婚におけるメリットやデメリットを解説していきます。

目次

付き合いの短いカップルの方が結婚しやすい理由


5200件以上の相談を受けていて、結婚は勢いだと、つくづく思います。
結婚相談所では、付き合って3カ月とか半年で、結婚の約束をさせることが多いです。それは、お互いの気持ちが熱くなっているうちに、結婚を考えさせないと、あれこれ考えてしまって破談になることがあるからなんです。

付き合いの短いカップルの場合、お互いに結婚の意志があるならば、あっという間に結婚を進めていく方がうまくいきます。
特にお互いに初婚の場合は「生活が変化する」ことそのものに対して抵抗を感じることが多いですから、
そのあたりを深く考えすぎる前に結婚の流れに乗ってしまう方が、うまくいくからです。

付き合いが短いと、結婚後にもめやすい


結婚後にもめやすいのは、付き合いが短いカップルにありがちです。
しかし、それは当たり前のこと。
いくらデートをしていて、うまくいっていたとしても、結婚となれば全くの赤の他人が一つ屋根の下で暮らすわけですから。
ここでのポイントは、もめたからといって、うまくいっていないと解釈しないこと。
2人以上の暮らしに慣れるためには時間が必要です。たいていのことは、時間の経過とともに解決していきます。

長く付き合っているカップルは、結婚ができないの?


では、長く付き合っているカップルは別れるしかないのかというと、そうでもありません。
3年以上付き合っている場合、ときめきはどんなに努力しても薄れていくもの。
それでも続いているということは、人としての相性が合っているという証拠でもあります。

付き合いの長いカップルは、結婚のタイミングを逃してしまいがちという問題はあるものの、結婚してからのもめごとは少なくてすむというメリットがあります。
お互いに長所や短所、ケンカの後にどんなふうに修復すればいいのかなどの取扱説明書が、手元にあるのですから。

一緒に生活することは、修行です。
それは、自分と違うものや価値観を受け入れ、新しいルールを作り出していくからです。
長く付き合っているカップルは結婚前にそれを行い、付き合いの短いカップルは結婚してからそれを行うという、ただそれだけのことなんです。
(橘つぐみ)

この記事を書いたライター

橘つぐみ
恋愛コンサルタント。1979年東京生まれ。大妻女子大学文学部卒業。既婚、2児の母。 2004年に「つぐみ恋愛相談所」を設立し、年間200件以上のカウンセリングを行う。恋愛テクニックだけでなく、「男選びは人生選び」をモットーとしたカウンセリング、勉強会が人気。著書に『野性の勘で恋せよ乙女!(講談社)』『最終彼氏の見つけ方(大和出版)』などがある。

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