生々しくて照れる? エロさを感じる? 男子ウケを左右する手書き文字の力【漫画】



カフェや食べ物屋さんに入って、メニューが手書きの文字で書かれていると、やたらと美味しそうに思えてきませんか。筆者は味気ないデジタルのフォントで作ったメニューよりも、数段テンションが上がります。あたたかみのある手書きの文字は、それを書いた人の存在をリアルに感じさせてくれるので、本能的な部分が刺激されるんですよね。

でもこのデジタル社会では、人の字を見る機会はめっきり減りました。今は仲のいい友達でも、どういう字を書くかなんてお互い知らないですよね。だからでしょうか。手書きの文書をもらったときは、それがビジネス上のものであっても、なんだかとてもうれしい気持ちになります。

ここで筆者の話を。

昔、人を介して知り合った後、SNSだけで交流していた男性の知り合いがいました。その人はグラフィックデザイナーで、彼が手がける諸々のデザインは、こちらが気後れするほどにクールでスタイリッシュ。ご本人も口数が少なく、不真面目なことでも言ったら嫌われそうな雰囲気でした。恋愛感情を抱くとかそういう感じでもありませんでしたが、その人からの年賀状が来たとき、筆者のカラダを衝撃が走ったのです。 
彼がデザインしたメチャクチャかっこいいカードの隅には、「え、小学生?」と思うようなフニャフニャした筆跡の文字が……。思わず、爆笑。彼に対する心理的な壁が一気に取りはらわれました。

そういえば、こんなことも。
冷たい美貌を持つ、とある舞台女優さんの写真集を買ったときのこと。裏表紙に本人直筆のサインが入っていたのですが、それを見た筆者は目がまん丸に。そこに書かれていたのは、退廃的でクールな写真集のイメージに相反するような、女子高生のような丸文字だったのです(!)。それまで激しく近寄りがたいイメージがあった彼女でしたが、「ああ、この人もふつうの女性なんだな〜」と一気になごんだことをおぼえています。

その人の本質は、「声」と「字」にもっとも現れると筆者は思います。隠しようもなくその人を感じさせる、究極の個人情報と言ってもいいかもしれません。

EDITOR

アオノミサコ

イラストレーター/漫画家。美容から神事、ディープスポット巡り等の漫画やコラムを執筆。著書『わがままセラピー入門』(KADOKAWA)

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