“どうしても自分が好きになれない”女子のための自信のつけかた

「自己肯定感」という言葉があります。これはまさに自分を肯定する感覚。あなたが望む恋愛ができなかったり、自分が魅力的に思えないのは、自己肯定感が低いからです。つまり、自己否定の連続。
それではいつまでたっても望む恋愛は手に入りません。魅力もどんどん陰っていくばかりです。花の命は短いのですから、時間がもったいないです。自己肯定感を高めて、まずは自分を好きになってください。そのための方法をご紹介します。

目次

自己肯定感が低い原因は幼少期にある!?


多くの場合、それは幼少期の親や大人たちとの関わりから、作られるもののようです。小さい頃すべて周りが決め自分で判断する機会がなかった人は、自分の価値基準が育ちません。レールを敷かれないと歩き出せなくなってしまうのです。
または親にかまってもらえずに育ち、自分の存在をあやふやに感じてしまうとか、厳格なしつけを受け、褒められることよりも注意や否定が多かったなどの場合、否定されることへの恐怖から生きるのが苦しくなってしまいます。

たとえばテストで100点を取ったら褒められますよね? そして次のテストが90点だったとします。そこで親が90点だったことを怒り、責めるような態度だったとき、子どもの中には「100点を取らない限り怒られる」という、恐怖がしみ込みます。さらには「○○ちゃんは、100点だったらしいわよ」と誰かに比較されて怒られたとき、その子の中には「自分は○○ちゃんより劣っている」という刷り込みがされてしまうのです。これが自己肯定感を低くする図式です。
逆に自己肯定感が高い人は、ここで親から「90点でもすごいじゃない!」「頑張ったわね」と褒められたり、たとえそれが0点だったとしても、「あなたはほかにたくさんいいところがあるから、気にすることなんてない」と言われて育ってきた人です。これはあくまでも一例ですが、幼い子どもがのびのびと過ごせるのか、苦しさと恐怖の中で過ごすのか、で人格形成は大きく変わってくるようです。

自己肯定感を高めるには、やはり「言葉」が大事


言葉というのは「言霊」というように、魂を持っています。口にするだけで現実が変わっていくくらい、自分の意識は言霊に引っ張られると思ってください。だから、あなたを否定する人たちに囲まれているなら、そこから遠ざかることが一番。または関わらないようにすることです。毎日のように「お前はダメだ」「なんて性格が悪いの?」「デブだ」「ブサイクだ」と言われていると、本当に自分はダメな人間で性格が悪く、デブでブサイクだと思いこむようになります(プラシーボ効果)。当然、あなたから笑顔は消えて、人前に出る自信すら奪っていくでしょう。

それよりも自分を褒めてくれる人たちの中に身を置く。少なくとも自分が一番の味方であると信じて、まずはあなたが自分を褒めてあげましょう。これも言葉に出すことが大事です。「今日のお弁当も、美味しそうにできた!」「今日の服装少し若く見えるな」などイチイチ口に出してください。うまくできたお弁当の写真を撮ってSNSにアップして、イイネをもらう。そういう意味でSNSは、あなたに自信と自己肯定感を与えてくれる格好の場所とも言えます。大いに活用してください。

自分のマイナス部分も自分から受け入れる


自分のいいところを見つけて褒めるだけでなく、自分のマイナス部分もまずはあなたが「それでもいいじゃないか」と、認めるようにしてみてください。ある意味、開き直りですね。「どうせ私なんて誰にも相手にされない」と思って、落ち込むのではなく、「だったら何をやっても、誰も気に留めないだろう」と好きなことをしてみましょう(あくまでも常識の範囲内ですよ)。自分を否定するのではなく受け入れて、「だからどうした」と自問自答してみてください。
一旦開き直って、自分の弱点を受け入れてみると、面白ように前向きなエネルギーが湧いてきます。高評価を得ている人は評価が下がるのを恐れますが、そもそも評価が低いところから始まるわけですから、ダメで元々。評価が下がってもたかが知れているので、思い切った挑戦もできるようになるはずです。

「自分は愛される資格がある」なんて急に思いこもうと思っても、なかなかできることではありません。それよりもダメ元で何かに挑戦しているうちに、自分がどんどん好きになっていくはず。できないと思っていたことも、実はあなたの単なる思い込みだったかもしれません。「私って、案外できるじゃない」と思えることが、たくさん見つかりますよ。すでに自己肯定感が高くなり始めていますから、キラキラと魅力も輝き出しているはずです。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。