うまくいく確率は50%!? タイプじゃない男性と付き合って幸せになれる…?

「どうしよう、このひとのこと、正直あんまりタイプじゃないんだけどなあ……」

よっぽどモテる女でもない限り、“自分とうまくゆきそうな男性、付き合えそうな可能性のある男性”なんてものは数が限られている。
人生にいくつもあるとは思えないその貴重なチャンスを逃したくない! と思うのは自然なことだろう。けれど、その「貴重な相手」があなたの好みから外れていたら……?
果たして付き合ってみたところでうまくゆくのだろうか?

今回はその疑問をリサーチしてみたので、お悩み解消のヒントにしてほしい。

目次

1.うまくいった……「相手を冷静な目で見れた」


・「『ずっと前から好きだった! 僕と付き合ってください』と言ってきた同僚のAは、見事なまでに私のストライクゾーンから外れた人だった。私は快活で話し上手な人が好きなのに、彼は声が小さく無口なタイプで存在感が薄い(笑)、加えて背が低くてぜんぜん男を感じさせないし……。でもその時ちょうど好きな人にフラれてやさぐれてたのもあって“お試し”で付き合ってみたら、前の彼とは180度違う地味~で目立たない思いやりや優しさに惹かれていった。男は見た目でも身長でもないと学んだ」(20代・小売)

・「私はいわゆる俺様とかヤンキータイプが大嫌い! “やんちゃ”とか言って過去の悪行を正当化するのも腹が立つし、やたら友情や地元愛を強調するのもなんかいけ好かなくて……。だから“その手のタイプ”の男性に合コンで言い寄られた時、『冗談じゃないわ~』としか思えなかった。けれど彼のあまりのしつこさに根負けしてデートしたら、めちゃめちゃ楽しんでいる自分がいた。彼は明るくて元気もよくて頼もしいし……今じゃその彼とラブラブです(笑)」(30代・医療)

――「タイプじゃなかったけどデートしてみたら意外と良かった」女性たちの声がこちら。この意見に共通するのは、「最初彼に過大な期待をかけていなかったからこそ、かえっていい方向にいった」「好きなタイプじゃないからこそ冷静に観察できた、彼の本質がよく見えた」ということだろう。“好みじゃない彼”と付き合うことのメリットは、こちら側が浮かれてヘマをしない、また目が曇らないということに尽きる。テンションがあがっていては正しい見極めなどできない。
「タイプじゃないからこその平静なハート」でその男性の真価を見抜いてほしい。

2.うまくいかなかった……「何かあると、ムカつきが抑えられない」


・「『人は顔じゃないよね』と謙虚な気持ちで、好みじゃない男性と付き合ってみることに……。けれど、些細なことでケンカになったとき、私にドヤ顔で説教する彼を見て、『この人、ブサイクのクセになんでここまで偉そうにするの?』『このホームベースみたいな四角い輪郭はやっぱ好きになれない……』なんて感じてしまって……結局別れた。もしも彼の顔がイケメンだったら、もっと長く付き合えたんじゃないかな~と思う……」(20代・美容師)

・「タイプじゃない男性と付き合うときいちばんツラいのは、やっぱり肉体的接触だと思う。ベッドインの時も相手の顔や体をガチで見たくなかったから『電気消して』ってお願いしたし、最初から最後までずっと目をつぶってたくらい……。彼の行為そのものはそこまでひどくはなかったけど、イクことはできなかった……。自分はスッキリして隣で即行グーグー寝ている彼の姿を見てすごく腹がたった。申し訳ないけどその彼とはそれっきり……」(30代・サービス)

――「好みじゃない彼と付き合ってやっぱりうまくいかなかった」という、ある意味で予想どうりのパターンがこれ。上のケースのように、「ひとたびトラブルが起こると、彼の顔が好みじゃないことで余計に怒りが増加する」という声が非常に多く聞かれた。また二つ目の意見も注目だ。やはり身体は嘘をつけない。相手を好きにならないとなかなか感じにくいのは女の性。

うまくゆくかどうかは、ハーフハーフ


今回のリサーチで「意外とうまくいった」という声と「やっぱりダメだった!」という意見の比率は五分五分、ほぼ半分の確率で明暗が分かれた。
しかし「好みじゃない相手と付き合ったとしても50%の確率で恋の勝者になれる女性」にはある法則があることがわかったのだ。

女性がある男性のことを「彼のことそんなにタイプじゃない……」と思う場合、彼女たちはその人のどこが「好みじゃない」のだろうか? 
その答えは“顔”“ルックス””スタイル”“声””雰囲気“といった外見から感じ取れる情報や要素が多くを占めるだろう。

最初は好きじゃないにも関わらずうまくいった女性たちは、まず自分が“生理的嫌悪”を覚える男性とは二人っきりにはならない。
たとえ相手がとてもいい人であったとしても「悪いけど肌を合わせるのは絶対ムリ……」とまで感じてしまったら、そこから大逆転するのはほぼ不可能に近いからだ。
「大してタイプじゃないけど付き合ってもいいかな」と思った男性と冷静に向き合い、「マイナスからの加算方式」で彼のよいところを見付けてゆく……。
そんな女性たちこそ、自分の理想のタイプに振り回されず幸せな恋を掴めるのである。

また「この人、タイプじゃない」と、決めつけてしまう女性は最初から彼のイヤなところしかみていないということだ。そこからさらに男性の粗探ししかできない女性には、幸運など訪れない。相手の欠点を探すより美点を探すべし!
「足し算」できる女性だけがこの確率半分の賭けに勝利できるのである。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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