フラれる原因はそこだった? 体の関係はあっても彼女にはしてくれない男の本音

最近、女性読者さんからこんな悩みを打ち明けられた。

「気になっていた男性と何度か飲みに行って、やっとイイ感じになれてついにベッドイン! でも、そのあと彼は私を『彼女扱い』どころか、『特別扱い』すらしてくれないし……どうもそっけない態度。私は彼と濃厚な一夜を過ごしてもうとっくに恋人になれたと思ったのに……どうして?」

あなたにとってその男性は彼氏、でも彼にとってはあなたは彼女じゃない!? ……こんな悲しいスレ違いを避けるために、今回は「寝ても俺のオンナ扱いしてくれない男性のホンネ」を探ってみよう。

目次

1.ぶっちゃけ良くなかった


・「寝てもその子を彼女にしない理由は……ホントに申し訳ないけど、その子とのセックスがあんまりよくなかったとか相性がイマイチだったとかだなぁ。こっちはもう10代の子供じゃないから、そういうのってすごく大事なんだよね! 女なら誰でもイイってワケじゃないし。思ってたのとちょっと違ったとか、匂いがキツいとか……そんな時は悪いとは思うけれど、『お互い大人なんだし、ああいうのはよくあることだろう?』って態度を取っちゃいますね」(20代・匿名希望)

……女がいちばん認めたくない「男の本心」はコレではないだろうか。
けれどたとえ男性にそう思われたとしても、決して悲観することなどない。
合わないのは相手の感覚的な問題であるし個人的な主観や嗜好。すべての男性と体の相性が悪いというわけではない。
それに「キミとは合わない」とほざく男性自身が“自分の未熟さを女のせい”にしているのかもしれないし、AVの見すぎで「ベッドの上のサービス」をはき違えてる男性だって世の中にはいるのだ。
このような男性と巡り合ってしまったら、「私だって大して良くなかったし……」ときっぱり前を向いて歩こう。

2.そんなつもりじゃなかった


・「女の人にとってはどうか知らないけど、男にとっては関係を持つ=付き合うじゃありませんからね。“酒の勢いでつい……”ってこともあるし、“ただ何となくその時の流れで……”なんてことも多い……。それに女の人だって合意の元でしてるわけでしょ? たった一夜の関係で『彼女にしてよ』なんてさ、まるで脅迫だよね。セックスなんて愛情のない相手とだってできるし『責任とってよ』なんて一方的に言われても困る。ハッキリいってお互い楽しんだんだからそれでいいでしょ、って思うけどね」(30代・証券)

……確かに「つい、うっかり」だとか「その場ノリで」異性と関係を持つ女性もいることはいるだろう。
しかし「好意を持っていない男性となんて寝ない」「この先付き合ってもいいかなと思う男性だからこそ体の関係を持てる」という女性はそれ以上に多いのではないだろうか? 男性にとって異性との体の結びつきは排泄行為が目的の場合もある。
「この先付き合ってもいいなんて全く思わない相手とでも関係を持つことができる」のだと覚えておこう。

3.彼女気取りがウザかった


・「一回寝ただけで彼女気取りの女ってすげームカつく。ヒドイ時なんて、その直後から『次はいつ会えるの?』とか、『もう私以外の他の子に手なんて出さないでよね』とか……。たかだが一度関係を持っただけなのに、何様? って思っちゃう。逆にそういうことになった後でも『じゃ、ね』みたいにアッサリ消えちゃう女性はこっちから追っかけたくなります。何も言わない女だと逆に“何か良くなかったのか?”って気になりますね」(30代・美容師)

……女性とって貴重な声がこちら。男性にはあまのじゃくな部分があるということを忘れないようにしよう。
女が関係を持ったあとで縋り付けば「鬱陶しいなこの女」「俺のこと、束縛する気?」……と相手にガッツリ“主導権”を渡してしまうことになる。それに対してたとえ甘美に酔いしれた夜を過ごしたとしても「じゃ、バイバイ」とそっけなくすれば、「俺との一夜に大した意味はないのか?」「簡単には思い通りにならない女……」と悶々とする男性もいるのだ。
女という生き物は男と一度でも寝てしまうと相手に依存心を持ちやすいが「関係を持ってすぐの彼女ヅラや拘束」はいい結果にならないことが多い。

寝る=恋人になるということではない


多少は好意を持っているとか、生理的嫌悪感がない異性でなければベッドインできない女性に対し、男性は場合によっては小馬鹿にしている女や憎しみを抱いている女とさえ平気で寝ることもできる。それは両者の性の違いや思考の違いによるものもあるのだが、一度恋に落ちた女はその部分をつい忘れがちになる。

恋愛において、「私は彼を好きだから、彼だって私を好きなはず」「自分がこうだから相手も○○なはず」というルールは残念ながら適用されない。

「こんなに素敵な夜を過ごしたんだから、彼もきっと満足してるはず」
「激しく何度も求め合ったんだから、彼もまたすぐに私に会いたいはず」
「私は好きな人としか寝ない。だから彼も愛情のない相手と寝るはずがない」

……恋愛はふたりで作り上げてゆくもので、「どちらか一方だけの思い込み」で成り立つのではない。
関係を持ったあと、どうしても彼女になりたければ、彼と寝る“前”に「私はちゃんと付き合ってくれない男とはセックスしない」とキッパリ宣告しておくべきなのだ。

曖昧なまま関係を持ち、そのあと自分だけの決め込みで
「ヒドイ男!」
「こんなふうになるハズじゃなかったのに……」
と後悔してもそれこそ“あとのまつり”……。
抜き差しならぬ事態になる前に、「互いの恋のルール」を確認してから彼との関係に踏み込もう。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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