"好きってなに?""恋をするのが苦手です" キュンってなんだ? を考えてみた【イラスト】
むかしむかしあるところに悩みを抱える乙女がいました。
「キスの仕方や仲直りの仕方とかそんな話を聞きたいんじゃないの。あのねそもそも、だれかにキュンってするのがむずかしいの。ねぇどうしてみんな簡単に彼氏をつくれるの?」
一度も恋をしたことがない、本物の恋がわからない、失恋して以来正しい気持ちがわからない。
そういうことってよくある話。そうそう、よくある話だと思うのです。
だって恋に正解なんてないし、誰かがゴングを鳴らしてくれるわけじゃないし。
でもみんなくっついたり別れたり、なんだか気軽に「恋」してない?
永遠の愛だなんだの前に、ひとまず「キュンてする」とやらを教えてくれよ。キュンて音でも鳴るのかよ。と責め寄る友人乙女1号を前に、キュンてなにかを考えてみた。
ひとりのほうが楽しいのなら恋人には不向きかも説。誰かと一緒にいて、いつも以上に楽しいと思えたらそれは恋の始まりかも?
恋をすると無意味に強くなったり弱くなったりする説。普段は返信なんていちいち気にならないのに。特別な相手からのレスはやっぱり待っちゃうよね。
お互いの欲のおしくらまんじゅうで、暖め合えたらちょうどよい説。与えるだけじゃなくて、与えてもらう。損得だけじゃない関係って素敵だよね。
完璧な相手はみつけるものじゃない。2人で2人の完璧をつくっていくのが理想説。
あるとうれしい、ないとさみしいが、なくて平気なひともいる説。あってもなくてもいいんだけど、邪魔にならない関係っていいよね。
まぁあれです。キュンは待つものではなく、探すものなんじゃないかなとか思うのです。
恋のきっかけはひとそれぞれではあるけれど、ズキューン! ってドラマチックな効果音などなくふわりと生活に溶けこんでいたりして、「あぁいま思えばアレが恋の始まりだったか」みたいなことってよくあるのだと思うのです。
よく見たら、もっと身近にキュンは転がってるかもしれないなぁということです。
「どんな彼氏がほしいか」よりも「コレ(自分の好きなこと)を一緒にやって楽しいひとはだれか」に良い恋が待っているかもしれないなぁと、そう思う今日この頃です。
(小鳥遊しほ)
「キスの仕方や仲直りの仕方とかそんな話を聞きたいんじゃないの。あのねそもそも、だれかにキュンってするのがむずかしいの。ねぇどうしてみんな簡単に彼氏をつくれるの?」
一度も恋をしたことがない、本物の恋がわからない、失恋して以来正しい気持ちがわからない。
そういうことってよくある話。そうそう、よくある話だと思うのです。
だって恋に正解なんてないし、誰かがゴングを鳴らしてくれるわけじゃないし。
でもみんなくっついたり別れたり、なんだか気軽に「恋」してない?
永遠の愛だなんだの前に、ひとまず「キュンてする」とやらを教えてくれよ。キュンて音でも鳴るのかよ。と責め寄る友人乙女1号を前に、キュンてなにかを考えてみた。
目次
案1 ひとりでやってて楽しいことを、ふたりでやっても楽しかったらそれはキュンなのでは
ひとりのほうが楽しいのなら恋人には不向きかも説。誰かと一緒にいて、いつも以上に楽しいと思えたらそれは恋の始まりかも?
案2 いつもは意味のない物事にも意味がうまれたらそれはキュンなのでは
恋をすると無意味に強くなったり弱くなったりする説。普段は返信なんていちいち気にならないのに。特別な相手からのレスはやっぱり待っちゃうよね。
案3 求める・求められるが許されるのがキュンなのでは
お互いの欲のおしくらまんじゅうで、暖め合えたらちょうどよい説。与えるだけじゃなくて、与えてもらう。損得だけじゃない関係って素敵だよね。
案4 欠けてる部分をよりたくさん見つけられたらキュンなのでは
完璧な相手はみつけるものじゃない。2人で2人の完璧をつくっていくのが理想説。
案5 キュンなんて、たこ焼きのマヨネーズくらいのものなのでは
あるとうれしい、ないとさみしいが、なくて平気なひともいる説。あってもなくてもいいんだけど、邪魔にならない関係っていいよね。
まぁあれです。キュンは待つものではなく、探すものなんじゃないかなとか思うのです。
恋のきっかけはひとそれぞれではあるけれど、ズキューン! ってドラマチックな効果音などなくふわりと生活に溶けこんでいたりして、「あぁいま思えばアレが恋の始まりだったか」みたいなことってよくあるのだと思うのです。
よく見たら、もっと身近にキュンは転がってるかもしれないなぁということです。
「どんな彼氏がほしいか」よりも「コレ(自分の好きなこと)を一緒にやって楽しいひとはだれか」に良い恋が待っているかもしれないなぁと、そう思う今日この頃です。
(小鳥遊しほ)
恋愛に関する人気キーワード一覧
この記事を書いたライター
小鳥遊しほ
イラストレーター兼コラムニスト。豊富な肩書きを活かし、料理や恋愛などのイラストコラムを連載中。 KADOKAWAより書籍「くまっているのはボクなのに。一問一頭 」河出書房新社より書籍「こまりくまブック」出版している。