”1ミリも結婚してくれそうにない男”を振り向かせる方法はあるのか

「ああ、この人、私との将来とか全然考えてないな……」

……そうひとたび感じてしまえば、たとえ死ぬほど好きな相手だったとしても心のどこかで虚しさを覚えるはず。そして残念ながら、こんなときの“女の悪い予感”というのはたいていの場合当たっているものだ。

今回は「女が『彼、この先絶対結婚してくれないな』と思った瞬間」についてお送りする。

目次

1.将来の話から逃げる


・「私と彼はもうイイ年。当然周りの友達は結婚や妊娠・出産している。いい加減彼にも結婚を意識して欲しいから、『ほら前話した私の友達、いよいよゴールインするんだって~』『あなたの同僚の○○さん二人目が生まれたんだね』とかその手の話をふって反応をみるんだけど、彼はそのたび目を逸らして知らん顔する。何か言うにしてもせいぜい『……ふ~ん』とか『あぁ……』ってひとことだけ! も~明らかに逃げてるのが分かるから、そんな彼に超ガッカリ。もう他の男性を見付けたほうがいいのかなあ……」(30代・食品)

――ただニブイだけだとか、たいして子どもに興味がないだけならまだよい。女を最も落胆させるのは「長いこと付き合ってるのにもかかわらず自分との将来のことなど全く考えてくれていない男」ではないだろうか。女が結婚をほのめかしているのに「俺には関係ないことだ」とダンマリを決め込む……。そんな男の態度こそが、「こんな人と付き合ってるのって時間の無駄なのかな……」と女の気力を奪うのだ。
もしかしたら女のその反応こそが「結婚したくない男」の思うツボなのかもしれないが、そんな逃げ腰の彼からは「結婚したい女子」は逃げて正解!なのである。

2.なんとかなると思ってる


「私の彼はよく言えば大らかで楽天的だけど悪く言えば行き当たりばったりな人。たまーに『子供は何人持ちたい?』とか『将来的にはどこに住みたい?』とかの話になるんだけど、『ん~何とかなるんじゃない?』とか、『その時はその時だから』となにひとつ考えてない。子育てにも結婚にもお金がうんと必要なのに自分の趣味にお金を使って貯金も全然ない(泣)。こんな人と結婚できるのか心底迷ってる……」(30代・サービス)

――男性はこのように「いま目の前にある草だけを抜き」、先のことなど何も考えちゃいないことがよくある。出産のタイムリミットがある女とは異なり、彼らは現実にはどうあれ、「自分は好きなときに結婚できるし焦る必要などない!」と感じているのである。
そんなとき女は「自分のことだけで女の立場など何も考えてない男」に対して深い絶望を抱く。それは「こんなヤツと一緒になったとしても幸せになんてなれない」という脳天気な男に対しての未来像だったりもするのだ。

3.彼のビジョンに“私”がいない


「ずーっと前から『今の会社は俺に合わねえ~』『もっと自分の能力を生かせる職場に転職したい!』と言い続けてきた彼。あまりにもうるさいから『辞めたあとアテはあるの?』って聞いたら、『実家に引っ越して家賃を浮かせる!』ですって! 彼の実家のある県では、いまの私のキャリアを生かせる道や仕事なんてほとんどない。『そっか、わたしのことなんてこれっぽっちも考えてないんだ……ああ、あなたの将来に私はいないんだ』って思ったら涙が出そうになった。ショックだったしものすごく落ち込んでる……」(20代・マスコミ)

――将来のことを考えていない男ばかりではない。中には自分の目標や理想をキッチリと持ちこの先の計画を立てている男性だって存在する。けれどその「俺のビジョン」がひとりよがりなもの、あるいはあなたが排除されているものだったら……? 女にとっては「お前と人生を共にするつもりはない」と宣告されたのも同然である。こんな時はうやむやにせず「へえ~自分一人で?」「私とは別れるつもりなの?」などとズバッと切りこむのがベスト。相手の対応の仕方で自分の将来を大切に考えよう。

「結婚してくれないだろう彼」と結婚する方法は?


上の例のように、あなたとの将来の話を避ける、ずさんで具体的なことはなにも考えない、あなた抜きで将来の計画を進めようとする男性というのは、現実にはよほどのことがない限りあなたと籍を入れることなどない。女の予感というのは警報機のようなもの。悲しいけれど悪いものほどよく当たるのだ。

しかしそんなつれない彼でもやはり好きで、そんな彼とでも本気で結婚したい! と願った場合、それを叶える方法はあるのだろうか?
答えは「正面きって正攻法でぶつかってゆく」しかないのである。

彼らはあなたとの結婚のことなどなにも考えていない。それどころか逃げ腰ですらある。そんな相手を「結婚」に向かせるには、「私を妻にするとこんなイイことがある」と“自分との結婚のメリット”をアピールし根気のいいセールスマンのように売りつけるしかないのだ。

「私と結婚すれば毎日が楽しい」「寂しさ半減、喜び二倍!」「家事や家計がラクになる」……など具体的な“利益”をあげて彼をその気にさせるより道はない。
それはひどく労力や時間のかかる作業だろう。

あなたの「結婚したい彼」に、それだけの価値があることを願っている。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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