男性との相性を知りたければ最低◯時間のデートをしてみよう!

先日、「デートの最低時間記録を達成してしまった〜」と友人から連絡が。詳しく聞いてみたところ、同僚に紹介された男性と夜ご飯に出かけたものの、かなり残念な雰囲気になり、待ち合わせから「1時間20分」で帰ってきてしまったのだとか。早々に「相性が合わない」と気づけたならそれでいいと思いますが、一般的に男女の相性を見るには、どのくらいの時間が必要なのでしょうか。

目次

「2時間」話せる相手とは、相性がいい!?


ひとつの指針として、「2時間、会話ができるかを目処に」と提案している人もいます。『喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!(齋藤孝・倉田真由美著/集英社)』を書かれた漫画家・倉田さんによれば、「30分ではまだ遠慮し合っている部分があるが、2時間も会話をしていると、合う・合わないが全部分かる」とのこと。共著の教育学者・斎藤さんも、「2時間というのは、ごまかしの利かない、繕いきれない時間」であり、「前半の1時間と後半の1時間では、明らかに(会話の質に)差が出てくる」と分析しています。

これは確かに納得の意見。最初の30分くらいは、探り探りの表面的な話に終始しますよね。それから次第にお互いの素性を明かしあっていき、1時間も過ぎてくると、自己紹介の話だけでは間が持たなくなってきます。私も仕事でたくさんの取材をしていますが、1時間くらいで、大体のことは聞き終わってしまいます。1時間話した後に、もう1時間楽しく話せる相手というのは、それなりに“会話の相性”がいい相手と言えるかもしれません。

「お酒抜き」で楽しく話せるかどうかも大切!?


ただし「お酒」がある場合、少し話は違ってきます。お酒を飲むと、飲むこと自体が目的になってしまうこともあり、会話が適当になったり、酔いすぎて判断や記憶が鈍りがちになったりもしがちです。「お酒が大好きで、一緒に飲めるパートナーを探したい!」という人はそれでいいと思いますが、そうでない場合、アルコール抜きでも楽しく話せる相手かどうかは知っておきたいですよね。「お酒を飲まないデート」も早めに一度、してみるといいかもしれません。

デートの「開始時間」も考慮してみよう


まだ相性のわからない相手と会う場合、開始時間も考慮するのもおすすめです。冒頭の友人は、最初にさっと食べて出るようなお店に連れて行かれ、気まずくてお茶に誘ったものの話が続かず、早々に解散を持ちかけた……とのことでしたが、「18時集合で19時20分解散って気まずいよね……」と苦笑していました。縁がなかったとしても、できるだけ嫌な雰囲気にならないようにはしたいもの。最初から「2時間で帰っても気まずくない時間帯」あるいは「これから別の予定がある、と帰ってもおかしくない時間帯」にしておくとよさそうです。具体的には夜ご飯なら20時〜、お茶なら15時〜くらいでしょうか。

「ひとり反省会」をやると、問題点が見つかるかも!?


前述の斎藤孝さんは、「デートの後、将棋で言うところの“感想戦(=ひとり反省会)”をやってみよう」ということも勧めています。「会話」は恋愛の肝。実りのないデートだったときに「相性が悪かった」と即判断するのもいいですが、多くの異性に会っても同じようなことが続く場合、コミュニケーションがうまくいっていない可能性も考えられます。

そこでデート解散後には、帰りの電車のなかでもいいので、会話をじっくり思い出してみましょう。「こういう言葉は喜ばれるみたいだ」「こういう言い方をすると、気分を損ねるようだ」「あのひと言で、悪手を打ってしまったな〜」といった自分の会話グセに気づけると、次の機会にきっと活かせるはず。

男女が長く楽しく一緒に生きていくためには、お互いにとって「話の尽きない相手」「楽しく話せる相手」であることはとても重要です。寿命はどんどん延びていますし、性的な興味で繋がる期間はそう長続きしないもの。長く一緒にいられる“会話の相性”のいい相手を見つけるためにも、ぜひ「最低2時間」を目安に、デートをしてみてはいかがでしょうか。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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