「イケメン好き」卒業できる? 面食い女子の恋愛とその分類

歴代の彼氏が皆イケメンだったり、俳優やアイドルを「かっこいい!」と騒いだりしている女性は、“イケメン好き”のレッテルを貼られやすいですよね(笑)。自分でそう思い込んでいる人もいるかと思います。しかし一見イケメン好きに見えて、よくよく話を聞いてみると実は違うポイントを見ている女性も意外と多いもの。恋愛経験を重ねるうちに、イケメン好きを卒業していく女性もいます。今回はそんな“イケメン好き女性”について掘り下げてみました。

目次

「イケメン好き」に見える女性のタイプもいろいろ!?


通常「イケメン」と言うと「顔の造作が整っている男性」と考えがちですが、「雰囲気イケメン」なんて言葉もあるとおり、イケメンと言えども、わかりやすく顔の作りが整っている人ばかりではないことは、皆さん周知のとおりかと思います。イケメン好きという女性のなかにも、本当に「顔の作りが整っている男性」が好き、という人もいれば、内心では、それ以外の要素のほうを重視している女性もいます。具体的には、以下のようなタイプが挙げられるでしょう。

「イケメン好き」に見える女性のタイプ例


1.「顔やスタイルが整っている男性」が好き
2.「おしゃれそうな男性」が好き
3.「目立つ層の男性」が好き
4.「才能のある男性」が好き
5.「自信に満ちていて強引な男性」が好き
6.「女性の期待や要望に応えてくれる男性」が好き

イケメンの定義にもよりますが、顔の作りだけで言うならば、本当の“イケメン好き”は(1)だけ。(2)おしゃれな男性や(3)目立つ層の男性は自分の見せ方に長けているためイケメンに見えやすく、地位や肩書きが大きな付加価値となっている場合もあり、そこに惹かれている女性もいます。(4)才能ある男性も、未知の可能性を感じさせ、なんとも言い難いフェロモンがあってイケメンに見えやすいですよね。(5)自信に満ち溢れ、女性を振り回すような強引な男性も、“男らしさのあるイケメン”だと判断されやすいですし、(6)女性の期待や要望を汲み取り、それに応えるのがうまい男性も、女性にとってはエスコート上手な“イケメン”と思われやすいでしょう。

本当にイケメン好き? 自分が一番重視しているポイントを探っていこう


自分が本当に欲しているのは、顔の造作なのか、おしゃれそうな雰囲気なのか。あるいは、男らしい強引さなのか、“恋愛気分”に応えてくれる男性なのか。それとも自分は“目立つ男性の彼女”になりたいのか、才能豊かな男性のそばで刺激を受けたいのか……。「イケメン好き」と言われる女性は一度じっくり考えてみると、恋愛成就に役立つかもしれません。

自分の真の志向を理解していると、ストライクゾーンが広がります。理想を言えば限りないですし、自分が一番大事だと思っているポイントを優先して探すこともできるでしょう。たとえば、「おしゃれ」+「顔の作りのよさ」まで求めてしまうと、恋の倍率が非常に上がってしまいますよね。逆に、絶対に「顔の作りが重要!」という女性は、それ以外の要素まで求めないようにしたほうが成就率は上がるでしょう。「可愛い子どもを産みたい」「イケメンを見ていると、どんなことも大抵許せる」なんて人もいますよね(笑)。そういう人は「顔の作り」にこだわりを絞り、「おしゃれさ」「男らしさ」など他のイケメン的要素まで欲張らないほうが、成就する恋愛には出会いやすいかもしれません。

「誰かに自慢したいだけの恋」を卒業していく人も!


また年齢を経るうちに、「イケメン好き」から卒業していく女性もいます。その一人、Aさんは30歳を過ぎてから「内面に面白い魅力があるのに、『イケメンじゃないからモテない』と思い込んでいる男性にキュンとくるようになった」と言います。多くのイケメンと付き合った結果、「顔が綺麗なだけのイケメンは割と中身がつまらない」「自意識が強すぎて、愛すべきポイントがない人も多い」などと思い始めたのだとか……(※あくまで個人の意見です)。また長身イケメン好きだったBさん(35歳)も、真逆のタイプの男性と結婚。「ものすごく自分を大事にしてくれるので好きになってしまった」そうで、「精神的に大人で器が大きい」「スタイルを気にしている分、すごくオシャレ」とのろけていました。そういえば最近再婚された山口もえさんも、爆笑問題・田中さんのことを「背は小さいけど人間は大きい」「一緒にいればいるほど好きになる」と言っていますよね。

先日終わったドラマ『いつ恋』でも、「恋愛は衣食住の順番で来るの。最初は着るものになって、次は食べるものになって、最後に住むものになる。私、もう着る恋愛はいらない――」なんて印象的なセリフがありましたが、「若い頃は人に見せるためのファッション感覚の恋をして、次は自分自身のエネルギーになるような恋、最後はその人のところに帰りたくなるような恋をする」という意味かな? と著者は咀嚼しました。女性も、恋愛経験のなかで自分が本当に求めるものに気付いたり、人を見る目が備わってきたりして、「自慢したいからイケメンな彼氏がいい!」なんて気持ちは徐々に少なくなっていくものなのかもしれませんね。

「イケメンは遠くから愛でるもので、恋愛対象じゃありません!」なんて意見もありましたが(笑)、本当に人を愛したら、顔も中身も“その人らしさ”が愛おしく見えてくるものですよね。無意識に「恋人はイケメンじゃなきゃ……」と思い込んでいる人は、自分が本当の本当は何を求めているのかを見つめ直してみると、意外な発見があるかもしれません。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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