「でもさ〜」「いやいや」何気なく否定語を使ってない? 男も友達も遠ざけるNGワード【漫画】

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なんでも否定から入りたがる人というのは、残念なことにときどきいます。
そういう人は目の前で相手が言ったことに対して必ず異を唱え、持論(なのか、だれかの受け売りなのか)を展開することも少なくありません。

多少の反論や異論だったら、お互いのモノの見方が広がったり、会話が思わぬ方向に行ったりして面白い展開になることもあります。でも、それが毎回毎回だとめげますよね。特に他愛もない話まで否定されてしまうと、「話の内容はさておき、会話の主導権をにぎりたいだけなんじゃないか」と思わず勘ぐってしまいます。

あなたの周りにこういう人はいるでしょうか? 
そしてあなた自身は、無意識に人の言うことを否定していないでしょうか?

何かを否定する理由として、「相手の優位に立ちたい」という心理があります。
相手や話題に上っている人を落とすことで、自分が上に立ったような気になれる。つまり、自分が相手になんらかのコンプレックスを感じているため、批判をすることで上に立ったようなつもりになり、自分が負けている(と思っている)現実をひっくり返すのです。成功した人をねたむ気持ちは誰の心にも少なからずありますが、それが行きすぎている人は、やはり一緒にいて楽しくはありません。

また、オタク気質の人や知的好奇心が旺盛な人は、多くの事柄を知っていることに価値を見いだしがちです。相手が「最近○○始めたんだ」と言えば(○○には、健康法とか趣味とかが入ります)、「あ〜それ知ってる」からはじまり、「でもさ」と○○の短所を次々と並べていく。まるでこちらの気をそぐことが目的かのように。
シニカルなモノの見方を自負している人の中にも、否定族は多いです。ただシニカルな人の救いとしては、自覚があることかもしれません。

自覚のない否定は、もっともやっかいなものです。なぜなら、自分の言動で相手を不快にさせたり傷つけたりしていることに、気づいていないからです。

筆者は機嫌が悪いとき、家族やごく親しい人に否定族になってしまうことがあります。若い時分は日常的にそうだったのですが、あるときそんな自分にハッと気づいて、やめました。当時は「正直なことはいいことだ」くらいに思っていましたが、場合によっては友達を減らすだけだと悟ったからです。

もし誰かの言うことを否定したくなったら、「この会話をすることで誰かが得をするのか?」と自分に問いかけてみるといいかもしれません。何かしら有意義なことがあれば、かまわないと思います。
そしてあなたの身近に否定族がいて、エネルギーがどんどん吸い取られていくように感じていれば、その人からフェードアウトするのもまたひとつの手段だと思います。
(アオノミサコ)

この記事を書いたライター

アオノミサコ
イラストレーター・漫画家。美容から神事、ディープスポット巡り等の漫画やコラムを執筆。著書『わがままセラピー入門』(KADOKAWA)が販売中。

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