【猫からエロスを学ぶ】「お世話したい」は大好きの証 あなたはお世話する方、される方?
第5話
「お世話したい……」相手に対してそんな気持ちが沸々とわき上がってきたなら、恋に落ちた証拠です。
お世話したりされたりは、生き物が愛情をしめすバロメーター。好きでもない人にはビタ一文、エネルギーと時間を使いたくないのに、好きな人に限っては、どうしてあんなにお世話することに喜びがわいてくるのでしょうね。
同じお世話でも料理や部屋の片付けなどと違って、カラダやそれに付随することは時に恥ずかしく、グッと親密な空気が漂います。いわば究極のパーソナルスペースに入ることですからね。たとえばしたたか酔ったときの介抱や、病気の時の看病、マッサージをしたりされたり、髪を切ってあげたり結ってもらったり。しばしば、その「お世話」がきっかけとなって、恋に発展することも。
筆者の友人でかつてネイルに命をかけていた女子がいるのですが、ネイルを傷めるのがイヤで、いっしょに住んでいた彼氏に髪を洗ってもらっていたそうです。『ロリータ』という映画の中では、主人公の中年男がぞっこんになっている10代の少女に、ペディキュアを塗ってあげるシーンがありました。
女性が男性のお世話をしている光景は、この日本ではありふれたものですが、男性が女性のカラダのケアをしてあげるのって、より親密で愛情深い空気が漂う、特別な時間という気がします。
次回もお楽しみに!
(アオノミサコ)
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この記事を書いたライター
アオノミサコ
イラストレーター・漫画家。美容から神事、ディープスポット巡り等の漫画やコラムを執筆。著書『わがままセラピー入門』(KADOKAWA)が販売中。