"顔がタイプ"という理由で付き合ったカップルがうまくいかない理由

恋愛が苦手な女子であっても、恋愛上手な女子であっても、イケメンと付き合いたいという願望を持っている女子は、多いことでしょう。
今回は、「彼はかっこいいから」「タイプだったから」という理由だけで付き合っちゃったら、後で大変なことになっちゃった……その理由について一緒に見てきたいと思います。さっそくご紹介しましょう!

(C)LAURIER PRESS
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目次

1. 話が合わなくなってくる


「飲み会で知り合ったイケメンと付き合いました。付き合いだした頃は、お互いに遠慮もあってか、それなりに話が合っていました。しかし3カ月、半年とすぎるうちに、話が合わなくなってきました。かっこいいという理由だけで付き合っちゃったから、それはそれで仕方ないのかなと思っています」(24歳・ヘアメーク)

営業マンのように、どんな人とでも、それなりに会話ができるテクニックを持っておかないと、急に出会ったイケメンと会話が長続きしません。
会話がうまいというのは、センスですから、今からセンスを持とうとしても無理かもしれませんが、テレビのトーク番組などを観ながら、「相手から話を引き出すテクニック」を身につけてみてはいかがでしょうか。
自分がしゃべるテクではなく、「引き出す」テクがポイントなのです。

2. ぎこちなくなった関係を修復するきっかけがない


「友達の紹介でイケメンと付き合いました。かなりエッチの相性が良かったですが、ささいなことでケンカすることが増えました。でも、ぎこちなくなった関係を修復するきっかけがなにもなくて、結局別れてしまいました」(22歳・飲食)

ぎこちなくなった関係を修復するものはなにかと言えば、それがエッチなわけです。
そのエッチを先にしちゃって、その後でぎこちなくなってしまえば、ふたりの関係を修復するものはなにもなくなっちゃいます。
エッチだけの付き合いでいいと割り切れるのであれば別ですが、長くちゃんと付き合っていこうと思えば、エッチというものは大事に扱った方がいいです。

3. 見慣れてきたら「かっこいい」が「ふつう」になる


「どんなイケメンも、見慣れてきたらふつうに見えてくるので不思議です。彼がかっこいいからという理由だけで付き合ったら、かっこいいがふつうになってくるので、どうしても飽きちゃうんですよね」(24歳・モデル)

どんなイケメンも、どんな美人も、この彼女が言うように、いずれ飽きます。
それは人として自然なことなので、飽きてしまった自分を責める必要もないですし、飽きてしまうような顔をしている相手を責めることは、もっとないものです。
つまり、「かっこいい・かわいい」という理由だけで付き合う若い頃の恋愛とは、愛とはなにかを知るためのお勉強というか、ステップなわけです。
愛の本質を知るために、飽きたから別れちゃうというのを経験するのも、意味のあることなのです。
飽きられたほうは、たまったもんじゃないわけですが……。
以下も「飽きる」ネタです。

4. エッチはいずれ飽きる


「あまり大きな声では言えないんですが、イケメンとエッチしたかったので、合コンで出会ったイケメンと付き合って、毎晩のように遊びました。3ヶ月ぐらいでエッチに飽きました。彼がかっこいいからエッチしたいという理由だけで付き合ってはいけないのだと、その時はじめて反省しました」(25歳・生保)

こういうのも、ひとつの「愛のレッスン」ですから、若い時にこういう経験をしておくのも大切なことではないと思います。

いかがでしたか?
彼がかっこいいからという理由だけで付き合って、うまくいくケースだってあります。
一般的に言えば、彼の外見と内面の両方を好きになっちゃえばいいということですよね?

つまり、彼のルックスだけにおぼれてしまうのではなく、彼の仕事ができるところとか、優しいところとか……なにかそういう彼の内面(というか人柄)にも、ちゃんと目をやって、イケメンを尊敬できるようになれば、愛が長持ちします。

でもまぁ、こういうのは、(自分で言うのもなんですが)言ってみれば理想論なわけで、イケメンに憧れてイケメンと付き合った女子は、たいてしんどい思いをしています。
美人さんに憧れて美人さんと付き合った男子は、たいていしんどい思いをしています。
みんなそうやって、愛することの本質を、身をもって知りながら、大人になっていくので、それはそれでいいのでしょう。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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