”かわいい奥さん”になれる秘訣も満載!? ほっこり新ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』に学ぶ♡

彼氏や旦那さんが「仕事のデキる男」だと、女性としてはやっぱり誇らしいし、自慢ですよね。結婚している場合、仕事や経済面での不安も感じずに済みます。でも実際の恋愛では、必ずしも「デキる男」と結ばれる or 好きになるとは限らない……。

(C) LAURIER PRESS
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彼氏が「デキない男」だったら、やはり苦労することばかりなのでしょうか。いや、それが意外とそうでもないのかも!? そんなふうに思わせてくれる新ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系、毎週土曜午後10時)がスタートしています。

目次

第一話のあらすじは……


ドラマの主人公は、小林司(30歳・錦戸亮さん)。植物を愛し、困っている人に優しく、新妻の沙也加(24歳・松岡茉優さん)にも誠実な旦那さんです。でも優しい分、ちょっと不器用で頼りないところも。同姓同名のデキる社員がいる職場では「デキないほうの小林司」と不名誉な呼ばれ方もしています。第1話では、司が新しく異動した部署で大いに迷惑をかけてしまう……という状況が描かれていました。

司は本人なりに頑張っていますし、本人なりの哲学もありはするのですが、いかんせん“立ち回り”がうまくない。周囲の人の押しの強さに負けて、自分の意見が主張できない。プライベートで見れば、すごくいい人なのだけど、仕事という厳しい世界ではどうも戦いきれない、そんな性格なのでした。

「自信をなくしている夫」を絶対に責めない、賢妻ぶり


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司はそんな自分の頼りなさを知られるのが嫌で、当初、沙也加にはちょっと虚勢を張っていました。沙也加自身も、自分の願望で「私の夫はデキる男」なんて思い込んでいましたが、会社に足を入れたことで、実は「デキない男」だった事実を知ることに。仕事を辞めようかとひそかに悩んでいた司ですが、「仲良くいたいなら、奥さんに正直にいることだ」という教えを受け、その後、沙也加に正直にすべてを話します。

その際、沙也加は司を責めませんでした。会社で窮地に立った経緯を知ったからということもありますが、妊娠がわかって将来不安を感じていたにも関わらず、そんなことも一切口にはしません。それどころか、「私が妊娠を伝えたから(退職を)言い出せなくなっちゃったんだよね?」と配慮を見せます。

さらに沙也加は「司さんはすごい人」「私の自慢の夫です」と伝えた上で、二人の出会いを振り返り、「人生最大の恐怖のときに、自分を助けてくれた」と司を称賛。

「司さんのよさがわからないような会社なら、辞めてもいい」「仕事は何か見つかるはず」「私も働く」「家族がいて、おいしいご飯があって健康なら、お金はたくさんいらない」と思いを伝え、最後は「自分が理想を押し付けて無理をさせてしまっていた」「これからは立派な夫を演じる必要はないよ」と謝るのです。

必要とされる喜びがある!? 「旦那育て」を楽しめる!?


「こんな奥さん、めったにいない!」「理想的すぎる!」と思うほどのデキた妻ぶりでしたが、実際これはカップル円満の秘訣だよなと思った次第。愛する女性がこんな風に受け止めてくれたら、男性としては何より心強いですし、頑張らないわけにはいかないですよね。二人は「ダサくてもいいから、なんでも話せる夫婦になろう」と絆を深め、沙也加のおかげで司がちょっぴりの勇気を出せたところで、第1話は終わります。

「ウチの夫は仕事ができない。でも大好きだ!」なんて沙也加がひとりもだえるシーンも見られましたが、好きな男性に必要とされるのは、結構うれしいもの。「デキる男」は放っておいても成功するし、何かと忙しいので女性は寂しい思いをすることもありますが、それに比べ、司のようなタイプは「私が支えてあげなくちゃ!」なんて母性本能を刺激される部分も(笑)。

司は真面目で一途だし、他人思いな優しさもあり、自分勝手で悪癖もある本当の“ダメ男”とは違います。司のようなタイプの男性なら、ちょっとくらい仕事ができなくても「一番の味方」になって支えるのも悪くないかも。二人三脚で一緒に頑張っていく過程も、長い目で見れば、意外と楽しいのではないかな、と思います。

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「デキる男」に育てるコツ満載のドラマになりそう!


沙也加は上手にやっていましたが、プライドや “男のメンツ”もある男性を励まし、ポジティブな方向に導くのは意外と難しいですよね。「落ち込む彼氏を励ましたくて言ったのに、不機嫌にさせてしまった」という経験がある女性も少なくないのでは? 男性が自信をなくしているとき、彼女としては、どんなふうに接するのがベストなのか。沙也加に学ぶならば、以下のような点がポイントと言えそうです。

・「自分が自分が」と主張するのではなく、先に相手の立場や気持ちに配慮する
・今の状態の相手をまずは丸ごと受け止め、いいところを褒めてあげる
・「誰よりも味方だ」と伝える


愛する女性の全幅の信頼と愛情があれば、「デキない男」だって実力以上に頑張れるし、成長していける(ハズ!)。第2話予告では、仕事に悩む司に沙也加がハッパをかける様子が描かれていましたが、この先もカップルが円満な関係を築いていくコツや、男性を上手に育てていくスキルがたくさん学べそうです。

ラブラブでかわいい二人の様子にほっこりしながら、ぜひそんなところにも注目してドラマを楽しんでみてはいかがでしょうか。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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