彼の前で自分を出せない 遠慮した関係から一歩前に進むために心がけたいこと

好きな人の前だとどうしても自分の素を出せないという女子も多いですよね。あまり自己主張せず、いわば「万人ウケ」するじぶんを演出する。それに食いついてくる男子もいると思います。でも、自分を出せずいつまでも彼の前で「おとなしそうな女子」でいるとマイナスにつながることも。
今回はそうした失敗例と改善法について、一緒に見ていきましょう。

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目次

1.彼がどうしていいかわからなくなる


「彼女はぼくに対して、妙に遠慮している感じがするので、どうしてあげたらいいのか、まったくわからなかった」。こう言っていた男子がいます。
彼女にしてみれば、じぶんのカラーを彼にぶつけてしまうと嫌われてしまうかもしれないという不安があって、おとなしそうにしていたのかもしれません。でも、彼はそうは捉えないケースもあります。

自分のマイナス面を小出しにしてみよう


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人って、じぶんで「わたしのこういう性格ってダサイなあ」と思うところから順番に出していくと、相手と仲良くなりやすいみたいです。
たとえ彼がかっこよくて隙のない感じがしたとしても、そういう彼も「ダサイ部分」を持っています。そしてそういうところをうまく隠しつつ、彼女に会う時期だってあります。当然、息が詰ってしまいますよね。そうならないためにダサイところから順番に彼に見せると、妙な遠慮がなくなります。
言い換えると「人ってみんな、どこかしらヘン」だということ。あなたもちょっと変わっているし、わたしもちょっと変わっている。こういう共感が、強い人間関係を生むのです。

2. 「楽しくないの?」と思われて終わってしまう


おとなしそうな女子って、簡単に言えば、感情の表現が少ない女子のことです。彼はあなたの反応をひとつずつ確認しながら、愛を(信頼関係を)築こうとしています。そういう彼に対して、あなたのリアクションが薄ければ、彼は当然「この子、おれのこと、好きじゃないのかな? おれとデートしてても楽しくないのかな?」と思ってしまいますよね。

やりたいことを「やりたい」と言うようにする


やりたいことを「やりたい」と言いたいのに言えないとか、彼にやってもらいたいことを「やってよ」と言いたいのに言えないというのが続くと、我慢が優先されて結局恋愛が楽しくなくなりますよね。この「楽しくないかんじ」って、例外なく相手にも伝わります。
日ごろから、好きなものを好きと言ったり、食べたいものを食べたいと言えるようにする。こういうことって、すごく大切です。

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3. ほかに好きな人がいると勘違いされてしまう


彼の前でおとなしくしていたら、「ほかに好きな男がいるの?」と聞かれてケンカになったと言っていた女子がいます。
男子って「この子、おれといてもつまらなそう」と思えば、なぜか「ということは、ほかに好きな男でもいるんじゃないか」と、警戒してしまうんです。

彼を安心させてあげよう


恋愛関係でも友だち関係でもおなじですが、やっぱりあらゆる人間の「関係」って、気持ちのキャッチボールですよね? ボールを投げた人は、ボールを投げ返してくれることを期待します。投げてきたボールを受け取って投げ返さない……こういうことが続くと、彼はがっかりを通り越して、感情的に出たくなるでしょう。
おとなしいことがNGではありませんがすくなくとも”今楽しんでいるよ”という雰囲気が彼に伝わるような努力をしてみると、変な勘違いを生まず、お互いが安心しあえる関係になるはずですよ!
(C)LAURIER PRESS


好きな彼の前で思わずおとなしくなってしまい、結果的に彼に誤解を与えてしまう。こういう女子って、もっと元気になったほうがいいです。
コミュニケーション能力を磨こう! とか女子力という定義があいまいな言葉ではなく、ただもっと元気になったほうがいい。たったそれだけでも恋はうまくいったりするので、ちょっぴり元気を出すところから始めてみてはいかがでしょうか?
(ひとみしょう/studio woofoo)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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