「ネットでの出会い」、うまく行かせるには?

発言小町には、ネットでの出会いに関するトピックスがたくさん寄せられています。「インターネットの出会い」「ネットで知り合った彼について」「ネット婚活。相手が来ない事ってありますか?」……などなど。インターネットで男女が知り合うとなると、まず心配なのが、騙されたりしないか、怖い思いをするのではないか……といった「信用」の面。また、いっときのメール相手にはなれても、きちんと真剣なお付き合いをする恋愛まで繋がるのかどうかは疑わしい、と感じている方も多いのではないでしょうか。

恋愛や結婚の相手を探している人であれば、「ネットでの出会い」は気になるもの。昨年、女性誌『ViVi』での「ネットで恋愛したことがありますか?」というアンケートでは、約半数が「実際に会うところまで関係を進めた」と回答しています。実際に取り組んでみた結果、「やはり現実世界で出会わないとダメだ」と感じ、辞めていく人も多くいらっしゃいますが、一方で、実際にネット上でお相手を見つけ、結婚まで至った方がいるのも事実。そこで今回は、「ネット上で、きちんとしたお相手を探すためには?」というテーマでお話したいと思います。

まずは「サイト」の厳選を


ネット上で男女が出会うためのサイトには、大きく分けて3つの種類があります。(1)子供から大人まで、幅広く雑多な人間が利用している「携帯電話系」のサイト、(2)たまたま画面を見ていた人なら誰でも会話に参加でき、2人か複数で会話を楽しむことから始まる「チャット形式」のサイト、さらに(3)メール交換希望者が、自分のアドレスを登録して、返事を待つ、または送るという「端末系」のサイトです。

(1)の携帯電話系のものは、メル友、援助交際、不倫相手募集まで目的も様々で、犯罪の温床ともなっているので、まずパスしたほうが無難です。(2)も、いきなり会話から入るため素性を明かす必要がありません。一時的に「気が合う!」と盛り上がっても、衝動的な関係に終始してしまうことが多いようです。ということで、真面目な出会いを探す場合は、やはり(3)の端末系サイトが最適。情報量に差があるため、パソコンを用いて、じっくり取り組むのがベターです。信頼できるサイトを選別するにあたっては、友人からの口コミや、信用ある雑誌や媒体の推薦などを参考に。自分でサイトを選ぶ場合には、以下の点をチェックするのがおすすめ。システム規約などをよく読み、リスクの少ないところを探しましょう。

<サイト選別にあたって、気にすべき点>
・ 入会時に審査があるもの
・ 直接アドレスを公開しなくて済むもの
・ 年収・学歴の欄があるもの
・ 女性も男性も真剣な交際をうたっているもの
・ 万が一トラブルが発生した場合、登録を抹消するなどのペナルティが定められているもの
(参考文献:「ネット恋愛の掟」 桑原ユミ著/KKベストセラーズ)

「ネットだからこそ」の長所もある


続いて、上手に「ネット婚活」をしていくにあたって、まずはネットで男女が知り合うことのメリットとデメリットをご紹介します。

1. 無数の異性と知り合える
ネット越しには、無数の異性が存在します。その気になれば、現実社会では考えられないほど、たくさんの異性と知り合えますが、そのためか「もっといい人がいるかもしれない」と貪欲になり、一人に決めきれない婚活者が続出しているのも事実。「一度失敗しでも、すぐに次の出会いに希望を託せる」というのは大きなメリットですが、キリがないという意味では、デメリットになるケースもあるようです。

2. 『接触頻度』が高い
アメリカの心理学者ザイアンスが発表した、「人は接触頻度の高い他者に対して、そうでない他者よりも行為を抱きやすい」という説(単純接触効果)をご存知でしょうか。忙しい現代人にとって、ネット上で関係を深めていくことのメリットは、何よりも「接触頻度が高い」という点です。TwitterやFacebookなどのSNSを利用している方などは実感しやすいと思いますが、直接会う機会を設けることができなくても、いつのまにか相手への興味関心が深まり、好意を抱いていた……という恋愛への発展も起こりやすいのですね。

3. ある面では、自分の「本質」をさらけ出しやすい
また、ネットコミュニティには、「対面での接触よりも、プライベートなことに関してのカミングアウトがしやすい」という特徴があると指摘されています。世間のしがらみや、他者からの評価を気にして、普段は出していない、「『本来の自分』はこうなのだ」という部分を、人は誰でも持っています。ネット上では、直接、対面で仲良くなるよりも、比較的最初の段階から「素の自分」をさらけ出し合えるため、急速に深い相互理解に進展し、恋愛へも発展しやすい傾向があるのですね。

最大の難関は「詐称」。内容によっては嘘が多い!?


ネット上の出会いでの最大のデメリットは、誰もが危惧するであろう、「詐称」や「嘘」。ネット上と現実世界を比較し、具体的にどんな嘘がつかれやすいかについて調べたデータをご紹介します。

ネットコミュニティにおける、嘘のつかれやすさ (※「何に関する嘘か」について、それぞれ調査)
・年 齢 …… (ネットコミュニティ)23%、(現実空間)5%
・経 歴 …… (ネットコミュニティ)18%、(現実空間)10%
・肉体的特徴…… (ネットコミュニティ)28%、(現実空間)13%
・趣 味 …… (ネットコミュニティ)15%、(現実空間)20%
・その他 …… (ネットコミュニティ)15%、(現実空間)5%
(参考文献:「ネットコミュニティ白書2010」 株式会社メディアクリエイトより)

顔や姿が見えないことから、最もネットで嘘をつきやすい、つかれやすいのは、やはり、「年齢」や「肉体的特徴」などの項目。あくまで数字の上で言えば、ネット上で語られる、これらの内容の2~3割は真実でない可能性がある……ということになります。学歴、職歴などの「経歴」に関しても、現実世界に比べると、2倍近くの割合で嘘をつきやすい、という数字です。年齢や肉体的特徴については、「知り合ったら,早めに直接会う機会を設ける」ことで回避できるでしょう。しかし、学歴や職歴などについては、難しい面があります。付き合う前に、「信用のために、お互いの経歴が証明できるものを見せ合いませんか」と提案してみるのも良いかもしれません。むげに拒否するような相手には、何らかの事情がある可能性も考えられるでしょう。

しかし、上記アンケートで、1つだけ、現実世界よりも、ネット上のほうが正直になっている項目があります。それは「趣味」。これは前項の「素の自分をさらけ出しやすい」ということに合致しますね。自分の趣味を持っていて、その繋がりで異性を探す場合は、現実社会よりもネット上のほうが効率もよく、素直に自分もさらけだせる、という一石二鳥のメリットがあるようです。

「前向き」で「行動力がある人」向き!?


さて、ネットでの出会いといえば、「インドア派で、内向的な人向き」と考えてしまいがちですが、実際には、「前向き」で「行動力のある人」のほうが向いていると著者は考えています。実際、ネット上で出会い直接会ってみても、9割がたが「この相手は違うな」となるのが実情だそうです(上述『ネット恋愛』より)。相手の“実態”を見る前に知り合うのですから、「この人だ!」と思える人に出会える確率は、現実世界で出会うよりも、低くなって当然なのですね。

また、「信用できない相手」に出会ってしまう可能性もあるわけです。運悪くそうなったときに、「やはり自分は恋愛に向いていない」とネガティブに落ち込んだり、繊細で傷つきやすい人にとっては、少々困難かもしれません。あくまで「ネット上の出会いのメリット」を前向きに捉え、「ダメなら、次!」と頭を切り替えることができる人。そして、初期段階で、「良いかも?」と思えば、早めに「実際に、会ってみよう!」と行動に移していける人。そういった人ならば、「ネット上での異性との出会い」をうまく利用していけるのではないでしょうか。

さらに、すぐに盲目にならず、「相手を信用できるまでは多少の用心ができること」も重要です。大きなトラブルに遭わないためには、余計な個人情報は教えない、余計な期待を持たせない、家まで送ってもらわない、物を貸さない、もらわない、性的関係をすぐに持たない、なとの心がけが有効です。不安なときは一人で会わない、様子見ができる待ち合わせ方にする、といった工夫も良いと思います。

いかがでしょうか。ネット上の出会い、あくまで「上手に」利用すれば、思いがけず“深く理解しあえる相手”に巡り会える可能性もあるかも!? 興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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