「抹茶」は働く女性のハートに効く飲み物! 長生きにも!?

お稽古ごととして「茶道」を習っている若い女性が、最近ひそかに増えているそうです。姿勢が良くなったり、美しい所作が身についたり、という女性らしいメリットもありますが、お茶の最大の魅力は、「心から落ち着ける瞬間を持てること」だと長年通っている友人は語っていました。

かの千利休は、数々の合戦の場にも同行していたそうですが、これも「茶の湯によって武将たちの高ぶる心を癒し、落ち着かせる目的のため」だったそうです。あえて狭い仕切りの空間を作ったり、いわゆる“わびさび”を追求したりと、茶道は長年かけて「心を癒し、落ち着かせる」のを目的として進化してきたわけですから、お茶のお稽古でリラックスできる……というのは当然のこと、ですね。しかし最近の研究では、そもそも「お茶」そのものに鎮静効果(リラックス効果)があることが分かってきており、さらには「長生きにも効果がある」と考えられているのだとか。お茶が働く女性に良い理由、具体的にご紹介したいと思います。

鎮静効果、そしてアロマテラピー効果も!?


お茶には「テアニン」という物質が含まれており、これに、気持ちを鎮め、リラックスさせる「鎮静効果」があるといいます(テアニンはうまみの成分でもあります)。テアニンの鎮静効果については、太陽化学株式会社の大久保勉氏らによって、以下のような実験が行われています。

被験者を、以下の2グループに分けます。そして、それぞれのグループの脳波のα波(リラックスしている状態でよく出る)を、脳はトポグラフィーという技法を使って調べました。すると、以下のような結果に。

(1)ただの水を飲ませるグループ……変化なし
(2)テアニン入りの水を飲ませるグループ……摂取から40〜60分後に、後頭部を中心としてα波が強く現れた

このように、テアニンの鎮静効果は非常に大きいと証明されています。テアニンは「抹茶」や「玉露」の種類に特に多く含まれているので、落ち着きたいときには、この種類のお茶を選ぶとベスト、だとか。さらに、お茶にはなんと「600種類以上」もの芳香性の成分が含まれているので、その香りを嗅ぐだけで、アロマテラピーと同様の効果があるそうです。アロマオイルなどを準備するよりも簡単ですし、ほっとリラックスしたいときは、これらのお茶を飲めば、手軽で一石二鳥かも!?

抹茶を飲むと、長生きできる!?


また、お茶の苦み成分である「カテキン」という物質にも、抗がん作用など、各種病気の予防や治療に強い効果があることは、有名。「お茶の成分に、数々の病気を防いだり、心を鎮めたりする効果があるのであれば、すなわち長生きに繋がるのではないか」と考えた東北大学医学部の深尾彰氏らは、1980年から9年間にわたって、このテーマのために50歳以上の女性の死亡者数を調査しています。すると、以下のような結果が出ています(参考文献:「遺伝子が解く!愛と性の『なぜ』」竹内久美子著/文藝春秋)。

・東京の裏千家のお茶の先生……280人/3380人(約8.3%が死亡)
・東京在住の同時期、同世代の一般女性……494人/3380人(約14.6%が死亡)

なんと、50歳以上の女性において、お茶をたしなんでいる女性のほうが2倍近くも長生きである……という結果に。もちろん、お茶の先生などは家庭が裕福な傾向にある、など他の要因もあると推測されますが、それを加味しても、これだけの差が出るのには、やはり「お茶の効果」が大きいと考えられているのだとか。

つまり、普段から、お茶を、しかも「抹茶」として存分に取り入れていると、心も穏やかになれ、長生きもしやすい。刺激が多く、多忙な仕事をする現代女性や、イライラしやすい方には、特におすすめ。今日からティータイムの飲み物は「抹茶」に変えてみてはいかがですか?
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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