紳助さんが声の出演!? で話題になった映画が公開!

以前、芸能界引退を宣言した島田紳助さんが、“声で出演している”と話題になった作品がありました。

タイトルは『犬の首輪とコロッケと』。ちょっと変わったタイトルですよね(笑)本作は、吉本芸人として、役者としてテレビや舞台で活躍している長原成樹さんの(関西では深夜の大人気TV番組「探偵ナイトスクープ」にもご出演)自伝小説を映画化した映画です。

メガホンを取ったのも、長原さん。

ストーリー


昭和、大阪、生野区。このディープな町で生まれたセイキは不良少年として育ち、在日(朝鮮人)であることの差別を受けたり、様々ないじめに合いながらケンカ暮らしの日々。そんな中、運命の女性に出会い、周囲の友だちや父親に見守られながら、漫才師の道を歩み始めるが……。

劇中では、波瀾万丈なセイキの半生が描かれているのですが、それは全て監督自身が実際に体験した出来事。

というのも、数年前に脳出血で倒れ、様々な記憶が思い出せなくなっていた中、リハビリのひとつとして、これまでの出来事を書き連ねていたものが編集部の目にとまり出版、その本がたちまち人気になり映画化が決定したのだそう。

キャスト


主演のセイキ役には、ミュージカルテニスの王子様や舞台タンブリング、ほか、TVや映画に舞台で活躍中の鎌苅健太さん。恋人役には、ちすんさんの他、父親役にぐっさんこと、山口智充さん、ほか今田耕司さんら、個性的なメンバーが揃っています。

ちなみに今回、話題になった島田紳助さんの声というのは、不良から漫才師を目指すことになったセイキに、控え室で紳助さん本人の役柄で「ツッパリ漫才なんかしてもあかんぞ」といったようなセリフを言う、その声のことです。ここでは、セイキが言われている姿しか映っていません。(本作の撮影は紳助さんの引退前)なので、“声の出演”と言われていたワケですね。

コロッケ500個のエピソード


撮影中は、映画のキーにもなる“コロッケ”が毎日100個は運ばれてきたとか(!)。9日間の中で、差し入れ含めて500個はみんなで食べたそうです。

というのも、ロケが行われたところは長原監督の故郷でもある大阪、生野区。周りの方々が温かく応援して、色々な差し入れを持ってきてくれだのだそう。

映画に盛り込まれたエピソードは、とてもパワフルでハードですがラストには、まさに生野区の人々の雰囲気のように、温かい気持ちにさせてくれます。……昨今の邦画界はスタイリッシュなテイストが多いですが、本作は直球ストレート。監督の熱い想いに触れることのできる仕上がりになっていました。

監督曰く、「85分の上映時間の中にいろんなものが詰まっています。僕は、これは正しい恋愛映画だと思って撮りました。親子愛とか、仲間となんぞや?とか、そして彼女との恋とか、そういういろんなものが詰まった恋愛映画だと思っています。そしてこの映画を観て、“成樹もあんなんやったら、俺ももっと頑張れるやん”と皆さんがちょっとでも前を向いて、また仕事とか、学校とか行ってくれたら嬉しい次第です。僕の力は全部使って撮ったつもりなので、皆さん、また応援してください。よろしくお願いします」

と、とのこと。ご興味のある方は、唯一無二の長原監督の人生にぜひ触れてみてください。
(mic)

『犬の首輪とコロッケと』
[監督]長原成樹
[出演]鎌苅健太、ちすん、中村昌也、宮下雄也、池田純矢、波岡一喜、宮地真緒、街田しおん、松尾貴史、今田耕司、山口智充
ファントム・フィルム/85分/PG12
2012年1月28日よりシネマスクエアとうきゅうほかにて公開
http://www.inukoro.jp/
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この記事を書いたライター

mic(ミック)
ねこ女優・シネマスタイリスト。コラム執筆、TV・ラジオにて様々な映画を紹介。舞台挨拶や来日記者会見のMCも。一方、女優としてひとり芝居や映画出演も

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