一筋縄ではいかない? 思い違いスレ違い、勘違いなバレンタイン

2月……この時期の大イベント、バレンタイン。
年に一度女子が告白していい日に指定されているわけだが、誰もが上手くいくわけではなし、チョコひとつでいい思いが出来るわけでもない。また貰う側にも迷惑な場合や対応に困ることもある。

「そして好きなのにあげられなかった」とか、「素直に告れなかった」とか、また恥ずかしい思いや痛い思い、悔しい思いを経験したことのある人は多いはず。バレンタインの淡い思い出……ならぬ、アクシデントや大失敗、予期せぬ展開をリサーチ。

私には10年来の男友達がいる。しかし出会った頃、彼に対して恋愛感情を抱いていた


でも彼は私をただの友達として見ているだろうし、いい友達関係を壊すのも怖かった。だから好きな気持を隠していた。しかしちょうどバレンタインに食事に行くことになり、義理チョコを装って彼にあげることにした。重荷にならない程度でショボくもない、どちらとも分からないような、どちらにも取れるようなチョコを選んだ。
そして食事の時に「色々世話になってるし、せっかくのバレンタインやから、どうぞ」と渡した。
すると「おおっ、俺も持ってきたんだよ!これからも宜しくな」と彼から義理チョコを渡されたのだ!
彼から友達宣言され、私の淡い恋心は散った。
男とチョコ交換したのも、男から義理チョコを貰ったこともあとにも先にもない。

中学時代に好きだった女子に呼び出しされ、ドキドキしながら体育館の裏へ……


待っていたのは俺の好きな女子とその子の親友だった。
「この子アンタのこと好きなんだって!頼むね」と好きな子に言われ、俺は本当のことも言えず、断ることも出来ず、その親友からチョコを貰った。

男子校の俺は男子から本命チョコを貰った


食べることも恐ろしく、処分にも困り、人にも言えず…。
対処法としてそいつを避ける為にトイレに行くときも一人にならないように、常に集団行動するようにした。とにかく身の安全を確保することに務めた高校生活だった。

同級生の好きな男子に直接渡すことが恥ずかしくて、その男子の靴箱にチョコを入れた


すると翌日違う男子から汚い字で書かれた手紙が来た。「悪いけど、俺お前全然好みじゃないんだ。俺のタイプは細身で色白で笑顔が可愛くて……そうだな、アイドルでいうと○○チャン!だからお前とは付き合えないし、絶対無理…」
間違えた! 好きな男子の下駄箱とソイツの下駄箱……。好きでもない男から上から目線でフラれ、理想を語られ…私は無駄に自尊心を傷つけられたのである。
「ワタシだってタイプじゃありませんからぁぁぁ」

バレンタインの思い出というと橋渡しした記憶や利用された記憶しかない


「○○君呼んできて~」
「お願い、これ○○君に渡しておいて~」
「アナタ○○君と仲いいでしょ?気持ち聞いといて」
「ねぇ、○○君って誰か好きな子いるのかな?探ってよ~」
女子から声を掛けられるのはこの時期だけで、彼女たちが上手くいこうと、いくまいと俺はなんの恩恵預かれない男だった。
モテるヤツの友達にはならない方がいい。

バレンタインに憧れの生徒会長にどうしても手作りチョコをあげたかった


しかし当時の私はブスでポッチャリ、可愛げもない色気のかけらもない女子。周囲にも「男なんてなにさ」と男に興味ないフリをしていた。
だから手作りチョコを作ってる姿を家族に見られたくなくって既製品のチョコを買いラッピングをはがして外側だけを包装し直してあたかも自分が作ったように偽装した。
違う意味で頑張ったのにもかかわらず、モテモテの生徒会長にそのチョコは受け取ってもらえず…今思い出すとホント痛い子でした。


中学の頃…今の旦那に手作りクッキーをあげてめちゃくちゃ喜ばれ、ホワイトデーにミッキーのパスケースを貰った


今まで使っていたのだが、そのセレクトは「彼の母親が選んだもの」ということが発覚し、萎えた。本当はブランド物とかにしたいのに大切に使っていた自分が馬鹿に見え、このお返しのミッキーのパスケースのお陰で付き合いだしたのかと思うと腹立たしくて仕方ない!!

やんちゃでいたずら好きで元気のいいクラスの人気者の男子


家が近所だったので小さい時から喧嘩したり憎まれ口を叩いてきた仲。顔を合わせば嫌味しか言えなかったけど本当は好きだった。周りから冷やかされたくなくて、ひた隠しにしていた。でもせっかくのバレンタイン。私からとはバレないように密かにチョコをあげようと計画。そして心を込めて手作りチョコに挑戦しバレンタインの前日、誰もいなくなった教室で彼の机の中に入れた。手紙も入れず名前も書かずに……。

翌日、「一体誰からだろう?」と話のネタになっていた。犯人探しの探偵のように彼の悪友たちもやけに熱心になっていった。そして女らしくて手芸が得意で男子には逆らわない大人しい一人の女の子がマークされた。
「あの子じゃないか?」周囲は騒ぎ出した。
でっち上げられた手作りチョコの彼女にやんちゃな彼は意識するようになり、周囲もくっつけモードとなり…ついにカップルに。
なれないことなんてしなけりゃ良かった。

とまぁ、皆さん思い通りにはならなかったようで……。今年のバレンタインはいい思いができますように。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニスト 大手ポータルサイトにて数々のコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題は得意。文章セミナー、婚活セミナー講師も務める

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