女性の手、もっと握ってあげよう! その理由とは?

寒い冬。街を歩いていると、手を繋いで1つのポケットに手を入れているカップルや、片方の手袋を外して手を繋いでいるカップルなど、微笑ましい光景を見かけます。以前、「『手を繋ぐ』と『腕を組む』、どっちが好き?」という記事でも紹介しましたが、女の子(女性)の多くは、「好きな人と手を繋ぐ」ことが大好きです。「恥ずかしくて、外ではしない……」という女性からは、「でも一緒に眠るときに手を繋ぐのは好き」なんて意見もありました。思い返してみれば、小中学生の頃などは、女の子同士でもよく手を繋いでいた気がしますし、大人になってからも、友人を励ましたり、一緒に喜んだりする際、自然に手と手を握りあってしまうことも。女性はなぜ、このように「手を握る」「手を繋ぐ」ことが好きなのでしょうか。

手を握られると、女性のストレスが軽減する!


この、「女性」と「手を握ること」の関係について、脳科学の観点から研究を行ったのが、ヴァージニア大学の心理学・神経科学助教授、ジェームズ・A・コーアン氏。実験では、まず「結婚に対する満足度テスト」を行い、高得点をあげた既婚女性、つまり結婚に比較的満足している女性たちに対して、それぞれ下記の3条件において軽い電気刺激を与え、脳の様々な部分に起きる変化をMRIで観察しています。

1) 何の慰めも受けずに、電気ショックを体験
2) 夫が手を握って慰めながら、電気ショックを体験
3) 知らない人が手を握って慰めながら、電気ショックを体験

この実験から、「女性は、手を握られるとストレスが軽減する」ということが判明。さらに脳の画像から、女性たちのストレスが軽減した度合は、1(何もなし)<3(他人の手)<2(夫の手)、という順番になっています。つまり、女性は、誰かに手を握っていてもらうと、ストレスが軽減され、その相手が夫やパートナーだと、より効果が大きくなる、ということなのです。

彼女や奥さんがいる男性陣には、ぜひ積極的に手を繋いであげてほしいものですが、誰の手でも、繋がないよりは一応の効果はある……ということを考えると、もしも好きな女の子がイライラしていたり、悩んでいたりしたら、ちょっと手を握ってあげると良いかもしれません(無論、ある程度、仲が良くないと難しい行為ではありますが……)。温かい手でそっと握ってあげれば、「この人といると、何だか落ち着く……」なんて思ってくれるかも!? しれません。

効果は鎮静剤なみ!? 夫だけが持つ「癒し」のパワー


さらに、手を握ることで、女性の脳では他にも変化が起こったそう。夫(パートナー)に手を握られた場合に限りますが、「感情を抑制する脳の領域に、『落ち着き』の反応が起きる」ということも分かっています。最初に行われたテストの結果とあわせると、「結婚生活に満足している度合が高い女性」ほど、夫に「手を握ってもらうこと」での脳の変化が大きく、感情抑制の効果が大きくあったそうです。さらに、「痛み」に反する脳の領域では、鎮痛剤を投与されたときと同じような、緩和の変化が見られたのだとか。薬と同じような癒しや鎮痛の効果がある……とは驚きですね!

いかがでしょうか。愛する恋人や旦那さんだけができる、「女性の手を握る」ことで生まれる癒しのパワー。もし、大好きな奥様やパートナーがストレスでイライラしていたら、ぜひ、手をぎゅっと握ってあげてみてください。それだけで奥様のストレスは減少し、少し落ち着きが取り戻せるかもしれません。あまりに久しぶりに手を握り、「触らないでよ!」なんて言われてしまった場合は、まずは夫婦愛を修復する努力から始めることをオススメします……。
(外山ゆひら)
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この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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