「都合のいい女」になってしまうのは、なぜ?

「都合がいい女 自分が許せない」という投稿が寄せられました。トピ主さんは、いつも、いわゆる「ダメ男」を好きになってしまい、「都合のいい女」になってしまう。そんな自分に自己嫌悪を感じており、次の恋愛にも進めずにいる……という状況です。このような悩みは定期的に寄せられるもので、決して少なくはありません。大切に扱われることを望んでいるのに、なぜいつも男性にとって「都合のいい存在」になってしまうのでしょうか。原因と、その状況を脱するための方法を一緒に考えていきましょう。

「都合のいい女」の五つの特徴


(1)「嫌われること」に強い怖れがある

まず、「都合のいい女」になってしまう女性の特徴の1つに、男性に適当な扱いをされていることを薄々気付いてはいても、「嫌われること」への強い怖れがあるために、ひどい扱いを受けいれてしまっている……ということがあります。トピ主さんも、「おかしいとは思いながらも、彼はそんな人じゃないはず、と自分の都合のいいように考えてしまったりする」といった心の動きを告白されています。「彼が素敵な人で、大好きだから執着している」ということではなく、「一人になるのが怖いから」「彼を失ったら、自分の価値もなくなるのではないか」といった「相手を失うことへの怖れ」から相手に執着し、言うことを聞いてしまうのですね。こういった怖れの感情が心の奥底にあることを、女性自身はあまり自覚しておらず、「自分は相手を好きだから離れられないんだ……」と思い込んでしまっているケースも少なくありません。

(2)「尽くすこと」で好かれようとする

また、都合のいい存在になってしまう女性には、「相手の世話を焼きすぎる」という傾向もあります。ご飯や掃除、身の回りの世話に始まり、積極的に「母親的存在」になっている状態です。こういった女性たちは、「彼からもっと愛されたい」「彼のために何かをしてあげれば、もっと彼は私を好いてくれるだろう」という想いから尽くしてしまうのですが、心理学上では、「尽くす」行為をすると逆転の心理がおきる、とされています(※1参照)。自分自身に「こんなに尽くしてしまうのは、彼のことが熱烈に好きだからだ」と思い込ませてしまうので、「彼から自分への好意」ではなく、「自分から彼への想い」が増してしまうのですね。「過剰に尽くすこと」が恋愛をダメにしてしまう理由は、このようにして一方の想いが膨らみすぎ、対等な関係性が崩れてしまうから、といえます。

※1 心理学者ジェッカーとランディが行った「援助の認知的不協和実験」より。人を援助する行為を行うと、「援助した人」のほうが「援助してあげた人」を好きになる、という逆転の心理がおきることを証明

(3)男性を信用していない

続いて、過去に類似した経験があり、「二度と都合のいい女にされてたまるものか」と過剰に警戒している女性が、却って、都合のよい女として扱われてしまう、というケースもあります。こういった女性は、男性を根本的に信用していないために、恋愛に発展しそうになると、威圧的な態度をとってみたり、「遊びのつもり?」「どこまでの付き合いを考えているの!?」と問い正したりします。しかし、「男なんて信用できない」という思いとは裏腹に、本心では「自分のことを分かってくれる男性」を強く欲しているので、男性から見ると「この女性は一体どうしたいのだろう?」と非常にアンバランスで不安定な印象に映ります。

さらに、恋愛では、最終的には自分の意志で相手を選ばなくてはなりませんので、「私はこの人を信じている」「私が選んだ人だから大丈夫」と、自分を信じることも必要になってくるのですが、過去の経験から相手を信じられず、さらには自分の決断も信用できない状態なので、結果的に、男性から本命として扱われない、ということが起きてしまうのですね。
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この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事多め。発言小町の相談コラム『恋活小町』担当。文芸・カルチャー・エンタメ方面を日々遊歩しております

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